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【趣味】いつか、家族でアーセナルの試合を観に行きたい。

現在、妻と二人で一年間の育児休業を取得し、2歳と0歳の娘たちとのドタバタな毎日を過ごしています。

そんな平和な育児の合間に、ふと私の中に密かな野望が芽生えました。

「いつか、娘たちと一緒にアーセナルの試合を観に行きたい」

これは、あくまで私の個人的な願いです。
趣味を子どもたちに強要するつもりは毛頭ありません。

もし、ほんの少しでも、娘たちが私の愛するチームに興味を持ってくれたら、人生の喜びが二倍にも三倍にもなるだろうな、という妄想です。

そして、この妄想が計画へと変わるきっかけがありました。

娘の「赤一択」に見た、未来のグーナーの片鱗

きっかけは、長女の色の好みです。
言葉を話し始めてから、彼女の好きな色は一貫して「赤」なのです。

最近、「好きな色は何色?」と聞けば、「あか!」と即答。

おもちゃでも洋服、そして折り紙やクレヨンまでも、赤を選ぶ姿は、その潔さから清々しささえ感じます。

私にとって「赤」と言えば、もちろんアーセナル!

2016年1月12日エミレーツスタジアムにて撮影

あの情熱的なレッドが真っ先に頭に浮かびます。

娘の「赤一択、ブレない」姿は、まるで昔から決まっていた運命のように感じられ、「これはもしかしたら、アーセナルの魂『グーナー(Gooner)』の片鱗なのではないか…?」と、父は興奮してしまったわけです。

遠のいた私のサッカーライフと、密かに接近する妻

そもそも、私がアーセナルを好きになったのは、中学生の頃。

初めてBS1で放送されていた試合で、とてつもなく足が速く、若くてカッコよかったセオ・ウォルコットのプレイに心を奪われてからです。

ウォルコットはアーセナルで約12年間プレー [写真]=Getty Images
アーセナルを中心に活躍した“韋駄天”、34歳ウォルコットが現役引退を発表「特別な旅だった」」より転用

そのスピード感と華麗さに衝撃を受け、以来、ずっとアーセナルファン、いわゆるグーナーを自負してきました。

しかし、育児が始まってからは、深夜や週末の試合をじっくり観戦する時間は完全になくなりました。

生活は子ども中心。唯一、サッカーに触れるのは、娘のお昼寝中にYouTubeで試合のハイライトをたまに妻と観る程度です。

ところが、最近、私以上にアーセナルの選手の動向に詳しい人物が現れました。妻です。

昔は「またサッカー?」と言っていた彼女が、今や選手のInstagramをフォローし、私よりもよっぽど最新の情報を知っているレベルに。古参ファンとしては、妻との会話についていけないのが正直悔しいところです(笑)。

「もし娘がファンになったら…」

そんな妻との他愛もない会話の中で、私は思いました。

「あぁ、娘がアーセナル好きになったら、ハイライトだけじゃなくて、試合も家族で一緒に見れるのになぁ」

そうしたら、家族での会話も増えるし、親子の共通の趣味として楽しめる。これは理想だ、と。
そして、前述の「娘の赤好き」という事実。

さらに、最近は丸いものが好きで、家の中でも「ボール」の絵本や動画を好んで見ているのです。

「赤」に「ボール」…

これはもう、アーセナルを連想するしかないでしょ!

理想と現実の葛藤:趣味のレールを敷くのは嫌だ

理想は膨らむばかりですが、ここで大きな壁にぶつかります。

「親が趣味のレールを敷くのは嫌だし、難しい。」

私は自分の好きなものを大切にしてほしいですが、それを親から押し付けられるのは、やはり子どもの自主性を尊重する上で避けたい。
サッカーへの興味も、彼女たち自身の意思で芽生えてほしいと願っています。

「グーナー女子」から探る、未来へのヒント

どうすれば、彼女たちが自然にアーセナルに興味を持つきっかけを作れるだろうか?
そう考えた私は、まずアーセナルファンになる女性」がどんな人なのか、調べてみることにしました。

そこで知ったのが、女優・タレントの笹木かおりさんです。

笹木さんは熱心なグーナーとして知られており、メディアでも公言されています。
彼女がファンになったきっかけを知ることで、娘たちへのアプローチのヒントが見つかるかもしれないと思いました。

笹木かおりさんの「ファン化」のメカニズム

笹木さんがアーセナルファンになったのは、元アーセナルのスーパースター、ティエリ・アンリ選手のゴール集を見たことがきっかけのようです。

決め手となった魅力:

・アンリ選手のプレーの美しさ、速さに惚れ込んだ。

・その速さをまるで漫画のように足がクルクルって回っているように見えた。それくらい速かった。

アンリファンからいつの間にか“箱推し”に 女優・笹木かおりのアーセナル愛が溢れ出る」より要約

つまり、規格外のプレイが、彼女の心を一瞬で捉えたわけです。

そして、彼女がアンリ選手に惹かれる前は、特別にサッカーに夢中だったわけではないこともわかりました。

サッカーとの初期の関わり:

・ご両親や祖父母がスポーツ好きで、リアルタイムで観なきゃだめだという家庭環境だった。

・初めてサッカーに触れたのは2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で、この時、彼女は10歳(小学3~4年生)頃でした。

アンリファンからいつの間にか“箱推し”に 女優・笹木かおりのアーセナル愛が溢れ出る」より要約

笹木さんの話から見えてきたのは、サッカーそのものに触れる環境があった上で、特別な選手との出会い(衝撃的なプレイ)が、本格的なファン化のトリガーになった、というプロセスです。

科学的根拠が示した、家族で応援する「意味」

この気づきから、私はさらに深掘りして、子どもが特定のスポーツチームのファンになる科学的な根拠を調べてみました。

様々な研究から導かれた結論は、私の背中を押してくれるものでした。

  • 社会的学習理論
    アルバート・バンデューラ(Albert Bandura)が提唱した理論
    親の応援行動を観察・模倣することで、スポーツ観戦は楽しいものという認識を植え付ける。

  • 社会的アイデンティティ理論
    アンリ・タジフェル(Henri Tajfel)らが提唱した理論
    家族が所属するファン集団(内集団)の一員となることで、帰属意識と自尊心が満たされる。

  • 愛着理論
    親と一緒にスタジアムを訪れるなどの体験が、チームとポジティブな感情を結びつけ、チームを心理的な「安全基地」として認識させる。

これらの理論に基づけば、家族と一緒にチームを応援するという行動は、単なる趣味ではなく、社会的なアイデンティティの構築と情緒的な安定に深く関わる重要な発達・学習プロセスなのです。

いつか、ロンドンのエミレーツ・スタジアムへ

アーセナルオタクになってほしいわけではありません。
ただ、家族で共通して熱狂できる何かがあれば、人生はもっと豊かになるはず。

笹木かおりさんのように、娘たちも10歳頃までに「これは面白い!」と思える瞬間に出会うことができればいい。
そのために、私たち夫婦がスポーツを楽しみ、その情動を隠さずに表現し、「家族で応援する」という環境と機会を提供することが、いま父としてできることかなと思いました。

まずは、自宅のリビングで、妻と二人でハイライトを観る時に、娘たちをそっと隣に座らせて一緒にみることから始めようと思います。

そして、いつか。

赤一択の娘と、これから好きな色が決まる0歳の次女、そして選手のライフスタイルやプライベートに詳しい妻と共に、ロンドンのエミレーツ・スタジアムの観客席で、みんなで叫びたい。

Come on you Gunners!  と。

2014年8月4日エミレーツスタジアムにて撮影

その日を夢見て、今日も育児を楽しみます。

娘たちよ!同じフィールドに立てること願ってます🙏🏻

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