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不登校|子どもと私が見つけた『あきらめる勇気』

【あきらめる=手放す勇気】


不登校の子どもを前にすると、親としてはどうしても焦りや不安が先に立ちます。


「学校に行かせなきゃ」

「このままじゃ将来が心配」


頭の中で何度も繰り返し考え、できる限りのことを試してみても、うまくいかない現実に直面すると、心が疲れてしまうこともあります。


アドラー心理学には「受容」という言葉があります。

けれど正直、私は親としてそれをすぐに実践するのは簡単ではありませんでした。


どんなに学んでも、どうがんばっても、心から「受容」できないと感じることがあるからです。


そこで私は、あえて「諦める」という言葉を使うようになりました。




諦める=希望を捨てることではない


「諦める」と聞くと、投げ出すとか後ろ向きに聞こえるかもしれません。


でも、私が言う諦めは違います。

未来や夢を諦めるのではなく、 「こうでなきゃ」という思い込みを手放すこと です。


  • 現状を手放す


  • 「学校に行くのが当たり前」「先生なんだから分かってくれる。やってくれる。」という固定観念を抱えない


  • どうしても変えられないことにエネルギーを使わない


  • 今できること、子どもの得意や興味に目を向ける


この「諦め」は、決して消極的なものではありません。

むしろ、 未来の可能性のために今の苦しみを手放す勇気 なのです。




日常から気づいた「諦める」という姿勢


ある日の朝のこと。


子どもは布団からなかなか出られず、私は思わず「起きて!」と声をかけてしまいました。

でも、その一言で子どもが動くことはありません。


しばらく黙って見守っていると、少しずつ体を起こし、自分のペースで朝を迎えました。


その瞬間、私は「無理に変えなくてもいいんだ」と感じました。

無理やり学校へ行かせるよりも、 子どもが自分のリズムで動けることを尊重する方がずっと効果的 だと気づいたのです。




親としてできる小さな行動


1. 子どもの話を聞く時間を作る

「学校どう?」ではなく、「今日はどんなことがあった?」と日常の小さなことを聞く。

評価せずに受け止めるだけで、子どもは安心できます。



2. 予定を詰め込みすぎない

「やらなきゃ」と思うことを少し手放し、余白をつくる。

余裕があると、親子ともに穏やかでいられます。



3. 小さな成功体験を重ねる

勉強、趣味、家事の手伝いなど、できたことを一緒に喜ぶ。

小さな自信が未来への一歩になります。



4. 親自身の心を整える

散歩や深呼吸、日記など、自分を労わる時間をつくる。

親の落ち着きは、子どもの安心にもつながります。






専門家を頼るという「諦め」


「親が全部なんとかしなきゃ」と一人で抱え込む必要はないです。


スクールカウンセラー、臨床心理士、不登校支援団体など、頼れる場所はあります。

一人で抱え込まず、人に委ねることも「諦める」勇気のひとつ です。




諦めることで広がる未来


「学校に戻さなきゃ」という執着を諦めたとき、子どもは少しずつ笑顔を取り戻しました。


もちろんすべての家庭が同じように進むわけではないとは思います。

でも、 無理に変えようとする力を抜いたときに、子どもが自分のペースで動き出す瞬間 は少なくないです。




私の今の気持ち


正直に言えば、まだ不安はあります。

「学校や学校以外の場を選択して行く日は増えるのか…」「将来どうなるのか…」と心配は消えません。


それでも、 執着を手放し、子どもと自分の心を守る選択 をしたことで、少しずつ安心できる瞬間が増えてきました。


諦めることは、あきらめではなく、希望へつながる道。

それは、親と子ども、両方にとっての優しい勇気の形だと思います。




あなたにとって、いま手放したい「執着」は何ですか?


「諦める」という言葉を、今日一日だけでも心に置いてみませんか。






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