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#1 なぜ学びたいと思ったか?あの一杯の話。—ワーママ、ワインを学ぶ


あの一杯が、忘れられない。

グラスで2,000円。
正直、気軽に頼む価格ではなかったけど、
口に含んだ瞬間、今まで飲んできたワインとは明らかに違った。

果実味だけじゃない。
複雑で、重なり合う香り。
そして、驚くほど長く続く余韻。

「ワインって、こんなにすごいものなんだ」
そう思ったのが、すべての始まりだった。


その少し後、女子会でペアリングのコース料理を食べた。

料理に合わせて出てくるワインが、
一つひとつ違う表情を見せる。

同じ“飲み物”なのに、
料理によってこんなに感じ方が変わるんだと驚いた。


もう一つ、理由がある。

妹がヨーロッパに住んでいて、
ワイナリー巡りをしたり、
ワインの話を当たり前のようにしてくる。

正直、少しだけ悔しい。

私はこれまで、
“幼稚な大人生活”を送ってきた自覚があるから。

別にソムリエになりたいわけじゃない。

でも、大人の教養として、
「美味しい」の正体くらいは分かるようになりたい。

そんなふうに思って、
とりあえず、ワインを学んでみることにした。


ただ今の私は、
完全に「学びたい気持ちだけが先行している初心者」。

知識もないし、語れることもない。

それでもいいから、
この過程を、そのまま残してみようと思う。


「ワインの記録」というより、
「ワーママが何かを学ぼうとする記録」として。



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