第3話「子どもが“やる気を出したくなる”場所のつくり方」
前回は、「やる気がないのではなく、動いていないからやる気が出ない」という脳のしくみについて書きました。
今回は、その“最初の一歩”をどう引き出すか?
コデジカで大切にしている「環境づくり」についてご紹介します。
環境が脳に与える影響
私たちの教室では、子どもが来てすぐに机に向かうことを求めません。
まずは、
・クロスウォーカーでゆっくり体を動かす
・マウントクライミングで遊ぶように上る


そんなふうに「自由に動いていいよ」という空気をつくることで、
子どもたちの脳の“前頭前野(やる気スイッチ)”が自然とオンになります。
ある子どもの変化
以前、入塾して間もない男の子がいました。
初日は、誰とも目を合わせず、教室の隅に座っていました。
声をかけても、反応はありません。
でも2回目コデジカに来た時
何も言わなくても、クロスウォーカーに自分から乗ってみたんです。
少しぎこちないけれど、ペダルをこぎ始めました。
数日後には、マウントクライミングを黙々と登っていました。
さらにその数日後、
「これ、やってもいい?」と、自分から学習プリントを手に取ったのです。
子どもがやる気を出すとは
この変化は、「やる気を出せ」と言って生まれたものではありません。
安心できる場所で、自然に動き出したくなった結果なんです。
やる気は、押しつけるものではなく、
「この場所なら、動いても大丈夫」と感じたときに出てくるもの。
だから私たちは、
「まず動ける」「心がほぐれる」「選べる」環境を最初に整えるのです。
結論
「やる気がない」のではなく、
「やる気を出したくなる環境が、まだ整っていない」だけなのかもしれません。
次回予告
次回は、子どもたちが“学びに向かうようになる”までのプロセスをご紹介します。
