海の上で働き始めて4か月🫡
こんばんは!
ワーホリ編も一段落し、息抜き編や自分の考え方についての記事も書き終えたので、今回は現在の仕事についてお話ししたいと思います。
以前の記事でも少し触れましたが、現在の僕は船乗りとして働いています。
気が付けば入社して3か月が過ぎ、4か月目も終わろうとしています。
ようやく仕事の流れや、この仕事の面白さ、難しさが少しずつ見えてきたので、今回は「なぜ船乗りになったのか」、そして「実際に働いてみて感じたこと」を紹介したいと思います。
なぜ船乗りという仕事を選んだのか
「どうして船の仕事を選んだの?」
そう聞かれることはよくあります。
理由はいくつかあります。
まず一番大きいのは、海が好きだから。
もともと海釣りが趣味で、休みの日はよく海へ出かけていました。
そんな中で、「海に関わる仕事ができたら面白そうだな」と思うようになったのが最初のきっかけです。
そしてもう一つは、これからの時代を考えたからです。
AIの進化によって、ホワイトカラーの仕事は今後ますます減っていくと言われています。
もちろんすべての仕事がなくなるとは思いませんが、事務職や仲介業などは、AIによって大きく変化していくでしょう。
個人的には、間に入るだけの仕事は今後ますます厳しくなっていくのではないかと感じています。
だからこそ、人の経験や判断、現場での対応が求められる仕事を身につけたいと思いました。
さらに、自分は昔から乗り物酔いをしません。
船に向いているかどうかは実際に乗ってみないと分からない部分もありますが、この点は自分にとって大きな強みだと思っていました。
本当に船酔いしなかった
入社してすぐ、上司の船長からこんなことを言われました。
「"俺は酔わへん"って言うやつほど、最初は酔うんや。」
確かにそうなのかもしれません。
でも結果は…。
本当に一度も酔いませんでした(笑)。
どれだけ海が荒れても平気で、逆に船長のほうが驚いていました。
これは自分でも少し意外でしたが、この仕事を続ける上では大きな武器になっています。
船乗りになって身についたこと
船に乗るようになってから、一番変わったのは自然を見る目です。
以前は天気予報を「晴れか雨か」くらいしか見ていませんでした。
しかし今では週間天気図を見るのが習慣になりました。
風向き。
風速。
気圧配置。
前線の動き。
「明日は海が荒れそうだな」
「この風なら航行しやすそうだ」
そんなことを自然と考えるようになりました。
さらに潮の満ち引きや潮流など、海ならではの知識も少しずつ身についてきています。
まだまだ勉強中ではありますが、以前の自分とは比べものにならないくらい、自然への意識が変わりました。
ロープ一本にも奥深さがある
船の仕事では、ロープを扱う場面が非常に多くあります。
最初は結び方すら分かりませんでしたが、今では少しずつ様々な結び方を覚え、扱いにも慣れてきました。
ロープワークは船だけでなく、キャンプや釣りなどアウトドアでも役立つ知識です。
もやい結びなんて今や一瞬でできます🪢
こうした「仕事を通じて日常生活にも活かせる知識」が増えていくことも、この仕事の面白さだと思っています。
今の仕事は毎日家に帰れる船乗り
船乗りと聞くと、
「何か月も海の上で生活する仕事」
というイメージを持つ方も多いと思います。
実際、大型船や貨物船ではそのような働き方が一般的です。
一方、僕が働いているのは小型船です。
主な仕事は、
お客様を運ぶこと
物資を運ぶこと
港での作業を行うこと
などです。
そのため毎日家へ帰ることができます。
船乗りでありながら、家族や友人との時間も確保できる。
これは今の職場の大きな魅力だと感じています。
タグボートという迫力ある仕事
現在は小型船だけでなく、タグボートの仕事も少しずつ勉強させてもらっています。
タグボートとは、大型船が港へ安全に着岸・離岸できるようサポートする船です。
船体は小さいですが、驚くほど馬力があります。
一見地味に見える仕事ですが、非常に重要な役割を担っています。
その分、危険もあります。
大型船とタグボートをつなぐロープには、とてつもない力がかかります。
万が一ロープが切れたり外れたりすると、その反動でロープが弾丸のように飛んできます。
一瞬の油断が大事故につながる世界です。
だからこそ、常に安全を意識しながら作業しています。
小型船だからこそ学べること
大型船では、
甲板部
機関部
と担当が分かれています。
しかし小型船では、その両方を理解しなければなりません。
船を操縦する技術だけではなく、エンジンの知識も必要になります。
実は僕は、もともと車にもあまり興味がなく、エンジンについては完全な初心者でした。
最初は専門用語ばかりで何が何だか分かりませんでしたが、少しずつ仕組みが理解できるようになってきました。
「知らなかったことを知る。」
その楽しさを毎日感じています。
船に乗らない日も仕事はある
船乗りといっても、毎日船を動かすわけではありません。
船に乗らない日は整備作業を行います。
例えば、
ロープの補修
サビ落とし
エンジン周りのオイルの拭き掃除
清掃
ペンキ塗り
など、船を安全に使い続けるための大切な仕事です。
地味な作業ですが、安全運航には欠かせません。
次の目標は「船長」
入社して約4か月。
まだまだ覚えることばかりです。
それでも、この数か月で海の知識は確実に増えました。
そして今、自分が目標にしているのは、
小型船の船長になること。
船を操縦する技術。
天候を読む力。
エンジンの知識。
安全管理。
まだまだ学ぶことは山ほどあります。
でも、一つひとつ経験を積みながら、一人前の船乗りになれるよう努力していきたいと思います。
おわりに
オーストラリアでのワーキングホリデーを終え、新しい環境で始まった船乗りという仕事。
まったく未知の世界でしたが、だからこそ毎日が新鮮で、学びの連続です。
自然を相手にする仕事だからこそ、思い通りにならないこともあります。
しかし、その分だけ得られる経験や知識も大きいと感じています。
これからも操船技術はもちろん、無線通話、ロープワークや機関整備、気象や潮流など、海に関する知識をさらに深め、一人前の船乗りを目指して頑張っていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、少し時を戻して、無職時代の話🧘

