テリトリーを知り、私に戻るー猫たちとの生活の終わりに振り返って、境界について知った話ー
与えなければ、与えられないと思っていた
与えなくても、与えられることもあるとは・・・知りもしなかった
ずっとずっと与え続けてきた
与えなければ、
自分の存在自体も消えてしまうような思いに駆られていた
でも、
与えるとか与えないとか、
そんな概念など存在しないかのように、
まるで私の呼吸のように
自然に、当たり前に
そこにいてくれたのが、
猫たちだった
何かを差し出さなくても
何かを証明しなくても
ただそこにいるだけで
関係が成立している時間があった
その時間の中で
私は少しずつ思い出していった
与えることでつながるのではなく
ただ在ることでつながる関係があることを
そして、そこには大切な
「距離」があることを
寄り添ってくれるなかでも、
猫たちのなかには、
「自分」が明確に存在していた
自分が嫌だと思うタイミングでは、
動かない
撫でられても心地よいサインは出さない
外の判断基準で生きてきた私
自分が何を好きかも分からなかった私
人に甘えるということを知らなかった私
相手の表情、声色、醸し出す雰囲気を瞬時に読み取り
場を調整する役割をずっと演じてきた私
「ここからは私のテリトリー」という
境界の存在を知らなかった私
心身ともに悲鳴をあげながら
立ち上がった今、
私の過ごしてきた日々は、
猫たちに支えられてきた日々だったと思うのは
彼らが、こんな私と真逆だったからだと
気がついたから
気に入らなければ近づかない
違和感があれば、その場を離れる
誰かに合わせて自分を変えることも
無理に関係を続けることもない
ただ、自分の感覚に正直に生きている
言葉はなくても
その在り方が、
そのまま伝わってきていた
だから私は少しずつ
「自分に戻る」ということを
学んでいったのかもしれない
そしてようやく、
「境界」というものの存在を理解した
なぜ苦しかったのか
なぜこんなにも消耗していたのか
それは、私のテリトリーに
踏み込まれていたからだった
そして同時に、
自分でもそれを守る術を
知らなかったからだった
境界を知ったことで
私はようやく、
自分の立つ場所を知った
境界は、
自分を囲い込むものではなくて、
自分と他者を尊重するもの
与えることでしかつながれなかった私が
ただ在ることでつながれる関係を知った
それは、何かを新しく得たというよりも
本来の自分に、戻っていくような感覚だった
ーーーーーーーーーー
🌿こころ・ねセラピー
ーーーーーーーーーー
こころ・ねセラピーは、
あなたの「声(ね)」をきき、
あなたの「根(ね)」を思い出す場所です。
あなたがあなたとして考え、選び、立つための場です。
🌿こころ・ねセラピーの詳細・お問合せは
下記ホームページよりご覧いただけます。
こころ・ね
