勢いで買った激安古民家が、私にくれたもの。
東京の周りでは少し大きめの地震が続いたり、台風が二つ同時に発生したりと、松本との二拠点生活を通じてか、より自然の力を意識する今日この頃です。こんにちは。ともです。
先日、二拠点生活先である松本の古民家「心笑」に、数日滞在してきました。
古民家へ向かう途中は、いつも「今回は何から手をつけよう」と考えています。
庭の草はどれくらい伸びているだろう。
蜂は巣を作っていないだろうか。
畑の野菜は元気だろうか。
これまでの東京生活では、あまり考えることのなかったことばかりです。
古民家を購入する前は、里山暮らしはもっとのんびりしたものだと思っていました。
でも実際は、行くたびに何かしらの出来事が待っています。
いや、待ち受けていると言ったほうが近いかもしれません(笑)💦
人生のほとんどを東京で暮らしてきた私にとって、里山で過ごした時間は、まだ1%にも満たないのかもしれません。
だからこそ、古民家では思いどおりにいかないことばかりです。
そのたびに「どうしたらいいだろう」と考え、手を動かしています。
二拠点生活、古民家改修、正直、大変です。
時間も使いますし、体力も使います。
お金がかかることもあります。
それでも一年ほど続けてみて気づいたのは、東京では出会えなかった経験が、ここにはありました。
そうした一つひとつの経験の積み重ねが、新たな発見や気づきに繋がり、自分の視野をほんの少し広げてくれているように思います。
友人と勢いで購入した激安古民家。
振り返ってみると、購入費以上の価値を、この一年で十分に得ている気がしています。
そして今回は、ルーマニア出身のクリスさんが古民家「心笑」に来てくれました。
一緒に古民家の庭で、夏に向けての朝顔や、ハーブ、野菜を育てる小さなガーデン作りを始めました。

地元・東京の中野で開かれた「花と緑の祭典」で購入した、ピンク、紫、青の日本朝顔。心笑の庭にも彩りがほしくて、松本の古民家に植えました。
夏に花を咲かせてくれるのを期待して楽しみにしています。



竹は軽くて丈夫。加工もしやすく、必要な長さに切れば、様々なものを作ることができます。
成長も早く、里山では暮らしを支えてくれる、とても頼もしい素材です。
一方で、竹林を管理する人は年々減り、整備が追いつかない場所も増えているようです。
心笑では、そんな竹を少しずつ暮らしの中で生かしていけたらと思っています。

古民家の前には小川が流れています。
いつかこの場所で藍染めができたら面白いかもしれない。
そんなことを思い、庭に藍の種を撒いてみました。
二週間後に訪れると、思っていた以上にたくさんの芽が出ていて、少し驚きました。
いつかこの藍で、色褪せたデニムや布を染め直せたらと思っています。
古くなったものを捨てるのではなく、もう一度楽しめる形にする。
そんな小さな循環も、心笑で少しずつ試していきたいです。

庭づくりでは、剪定した木の枝や竹林の竹を使って簡単なプランターも作っている最中です。
プランターなど、既製品を買う方が早いのかもしれませんが、その場所にあるものを使って何かを作る時間は、どこか特別な楽しさがあります。
それに、木や竹は、役目を終えればまた自然へと還っていきますし、自然のもので作ったプランターは、虫たちの居場所にもなり、植物にも何か良い影響があるかもなと勝手に考えています。
本当は鳥の巣箱も作りたかったのですが、今回は時間切れ。次に古民家へ来たときの楽しみに取っておくことにしました。
いつか鳥たちも遊びに来てくれるようなガーデンに、少しずつ育てていけたらと思っています。

庭には以前から大きなプラスチック製のコンポストが置かれていました。

コンポストの蓋も壊れたので、竹と麻ひもを使って簡単なコンポスト作りも開始。

人生初のコンポスト作り。
クリスさんと相談しながら、一つずつ形にしていきました。
クリスさんのお母様は農園を営んでいて、クリスさん自身も日本各地の農園を手伝ってきた経験があります。
私にはない視点やアイデアをたくさん持っていて、「なるほど、そういう方法もあるんだ」と彼女から学ぶことが沢山です。

クリスさんのアイデアで、コンポストの下はすだれ状にしました。そこを持ち上げれば、底にたまった堆肥をスコップで取り出せるようにしています。
上部には、ガーデニングの道具を仮置きできる小さなスペースも作る予定です。
古民家の裏には落ち葉がたくさん積もり、庭の剪定でも枝葉が出ます。
それらをそのまま捨てるのではなく、少しずつ堆肥にして、またハーブや花たちの栄養にできたらと考えています。
古民家に滞在できる時間は限られているので、まずは庭全体を大まかに形にして、訪れるたびに少しずつ手を加えていくことにしました。

草刈りをしてハーブなどを植える場所も更に確保。

これを乾燥させて、お茶などにしていくそうです。


昨年、あまり背丈が大きくならない果樹を選んで、前田実験場に植えました。
残念ながら、この土地の環境に合わず枯れてしまった木も何本かありました。
それでも、厳しい冬を乗り越えてくれた木もあります。
そんな果樹がこれからも元気に育ってくれたら嬉しいです。

何がこの土地に合っているのか。何が私たちに合っているのか。
試して、観察して、また試す。その繰り返しです。


この地域は、冬になると氷点下まで冷え込む場所です。
それでも、昨年植えたハーブの一部は、今年も元気な姿を見せてくれました。
厳しい冬を乗り越え、この土地でまた育ち始めた姿を見ると、少しずつこの場所になじんできてくれたようで、嬉しくなります。

朝晩と冷えて、コタツを使いました。



少しずつ開拓して、少し大きめのガーデンを作りたいと計画中です。


火起こしに慣れていないので手こずりました💦
何度かやっていくうちに、手際よく火を起こせるようになれば良いのだけれど。


苦労した甲斐もあり、炭火で焼いた野菜などはホクホクとして、甘みがぐっと増すように感じます
お安いお肉でも表面はカリッと、中はジューシーに焼き上がりました。
白いご飯との相性も抜群です!!

住環境が少しずつ整ってきたせいか、今度はネズミが出没するようになりました・・・
台所に少しでも食べ物を置いておくと、すぐに持っていかれてしまいます。
とりあえずトラップを用意してみましたが、ネズミは思った以上に頭がいい。 こちらの仕掛けた罠を上手に避けながら、食べ物だけをかさらっていきます。逆に間違えてネズミ捕りに触って軽くパニックになる私(笑)。
二拠点生活。今度はネズミとの知恵比べが始まりました💦

前に来た時に無かった蜂の巣、、、
今更ながら、心笑のある場所は自然豊です。
ネズミの次は蜂の巣(笑)💦
一階で蜂を見かけたけれど、この巣が原因か!?
大の虫嫌いだった私ですが、虫が苦手なんて言っていられないのが、里山暮らしの現実です(笑)。
蜂の巣の対処も、避けては通れません。
以前なら、蜂の巣を見つけるだけで「うわっ、どうしよう・・・駆除業者呼ぶ!?」となっていました。
でも最近は、「はいはい、さっさと駆除して庭仕事でもするか」くらいの気持ちになってきました。
里山の洗礼を受け続けているうちに、色々なことについて少しずつ耐性がついてきたようです(笑)。






私が古民家に滞在している間は、誰かが車を出してくれないと、自由に移動することができませんでした。
そんな中、綱島さんがバイクを用意してくれました。
おかげで、近くのお店やカフェへ出かけたり、歩いて行くには少し遠い里山の景色を写真に収めに行ったりできるようになりました。
これからは、アルプスの景色や里山の何気ない風景など、この場所ならではの魅力も、写真を通して少しずつお伝えしていけたらと思っています。
そんなこんなで、今回の古民家滞在もあっという間に終わりました。
勢いで激安古民家を購入してから一年少し。
振り返ってみると、古民家を通じて、新しい経験が積み重なっています🐁
次は、どんな出来事が待っているのか。
私自身も楽しみにしながら、また近いうちに松本へ向かいたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また心笑のことを思い出したときに、ふらっと遊びに来ていただけたら嬉しいです。

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