【2600字無料】松本人志の矛盾、文春との裁判の謎、「性加害疑惑」説明なき復帰が前例になってよいのか?
ダウンタウン・松本人志(62)は、(…)感極まった表情を見せた。期待された第一声は「松本動きました」。2019年7月、自身のXに投稿した「松本動きます」を踏まえたフレーズ
1988年の松ちゃんならこう言うね
ダウンタウン・松本人志の復帰について、これまで何度も観測気球的な記事を上げてきたオリコンニュースがやはり好意的なニュースを配信しました。
第一声、「松本動きました」。
「うっわー、ダサ! ダサすぎてさぶいぼたつわ!」と1988年のダウンタウン(当時は活躍の場が主に関西でしたが、おなじ尼崎出身の小説家、故・中島らもに絶賛されていたくらいキレッキレだったのです)なら、切って捨てたのではないだろうか、と筆者は思いました。
「自分で勝手に止まっといて、何が動きましたや、アホか」と。
謝る相手が間違ってる
「たくさんの芸人仲間とか、後輩を巻き込んだりとかしました」と、後輩たちを念頭に置いた言葉も飛び出した。 復活の場としては非常にタフで挑戦的な環境だったが、終始笑いを誘い、健在ぶりを見せつけた。
芸人仲間や後輩ではなく、あなたが巻き込んだのは、後輩芸人に上納(下品な言葉でごめんなさい)させた多くの一般人女性(取材に対して誰のことなのか憶えていない、と答えるほどです)なのではないでしょうか。謝るべき相手は(謝罪を拒否される可能性が高いですが)まず、彼女たちなのではないのでしょうか。
「スターバックスやユニクロで働いているような普通の子。茶髪はNG。弁護士や教師。CAならJALかANAならよくてLCCはダメ」といった内容のリストを後輩芸人に渡して、女性を集めさせていた、と報じられています。支配欲とコンプレックスを感じさせる条件です。
自分で訴えて取り下げる、謎行動
もちろん、報道が真実なら、という前提ですが、わざわざ敏腕弁護士に依頼して文春を訴えた松本人志が、みずから提訴を取り下げたくらいですから、相当の真実性のある内容と受け止めてよいのでしょう。
ただし、このような事件が起きても松本人志への愛や忠誠のゆらがない人にとっては、この「自分で提訴しておいて取り下げ」という世間的には意味不明な行為によって「あたかも『松ちゃんは無実』であるかのような誤解」が自然と発生したようで、その意味では、吉本興業のプレスリリースの打ち方ってすごいな、と思います。
同じ芸能事務所でも、法務と広報が徹底的にクリーンネスでもってタレントを守っているアミューズとは真逆の路線ですね。
「干された」という嘘
テレビに出られない(出られないんじゃなくて、実際には自分から活動休止したのです)ことによる「迷惑」ではなく、文春に報じられた醜聞のみにくさ、そしてそれを否定できない己を、視聴者とスポンサーに謝罪すべきでしょう。
そういった疑惑がオリコンニュース(この媒体はエンタメ系ですから当然といえば当然なのですが、ずっと松本復帰の地ならしをしてきました。松本関連のニュースが出るのがいつも非常にスピーディで、吉本から事前に素材を渡されているんだろうな、という)ではいっさいなかったことにされているのも非常に不自然です。
松本人志は、復帰第一声で「干された、干された」と連発しました。干されたんじゃないよ、自分で裁判に専念するために活動休止したんだよ。
お笑い界のために復帰?の上から目線
そして「日本のお笑いがしんどいと聞きまして、私、復帰することにいたしました」。いやいやいや、なにを世のため人のため、後輩芸人のために復帰するみたいな、一肌脱ぎますみたいなこといってるんだか。ほんとうに「「若い頃の松本人志にいっぺんどつかれろ」と思ってしまいました。
自分は出たい、月給15万円はつらいけど、地上波だともうスポンサーがつかないからテレビ復帰は難しい、そこで吉本興業に有料チャンネルつくってもらった。
トークをしていた松本。「おれ吉本から1回、15万の時あったからね!本当に働かないと本当にカネくれない」と、休業中の収入の少なさについて嘆いていたのだ。
給与の低さ(自己都合で休業、歩合制)を嘆きつつ、それなのに「日本のお笑いがしんどいと聞きまして」と「人のため」であるかのように語る62歳。さすがに「おまえ(松本人志)がしんどいわ」という書き込みがXでも多数見られました。
松本さんのテレビの番組復帰について、NHKや民放キー局は「具体的に決まっていることはない」(…)松本さんの活動再開について、吉本に対し、質問状を送付。国連人権理事会で採択された「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいた「吉本興業グループ人権ポリシー」に照らして、どのように復帰を判断したのか、吉本や松本さんが記者会見を開く予定があるか、などを尋ねた。
(朝日新聞)
性加害疑惑芸能人再生工場?
性加害疑惑でテレビに出られなくなった人が、有料配信ならその知名度を活かして(事務所を辞めて単独でやるならともかく、公共事業にも関わり、テレビの番組制作やキャスティングにも深く関わっている吉本興業の制作によって)また復帰できるの? そんな前例つくっていいの? と筆者は思いました。
松本人志は「だからこそ、この場を作りました。そんな人もいっぱい出られるようなプラットフォームができたと思っています」とも語り、志らくも「中居くんも呼んであげたら」という。
志らくは自身のYouTubeチャンネルで、どんなゲストが「ダウンタウンプラス」に出演してほしいかとの話題に「中居くんも呼んであげたらいいな。無理かね?松本さんにしても中居くんにしても、真実はわからない。中居くんの場合はフジテレビがあんな大騒動になっちゃったというのはあるんだけど、2人とも起訴はされてないんで」と、女性への性加害が報じられて引退した中居正広氏の名前を挙げた。
冗談も休み休みいってほしい。志らくのいう通りになれば、ダウンタウンプラスはまるで「性加害疑惑芸能人再生工場」じゃないですか。
松本人志を擁護するファンの方がときどき「起訴されていないのだから事実はなかった、無実だった」という、志らくと同様のことをおっしゃるのですが、むしろ、こういう事件で起訴にまで至るのはほんとうにまれです。
しかし、セクハラだけで企業を追われるというのがいまの社会であり企業であるということを、MCをやるレベルの人なら(というか平社員でもそれで一発アウトの時代なのですが)わかってほしいなと思います(カズレーザーや有吉は、その辺はあぶなげない気がしています。)
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