【ショート】 風で揺れる葉のように
―― short story ―—
私はとても移り気だった。
一人はとても淋しくて、
誰でもいいからそばにいて欲しかった。
だから、調子のいい人しか寄ってこないし、
相手も都合のいい女としか思ってもらえない。
私は、いつも誰かの隣にいた。
私の噂は学園でも有名だった。
女の友達は一人もいない。
ただ、常に男が一人。
私の横にいる。
ある日、その日は誰も私の相手をしてくれなかった。
淋しくて、気が触れてしまいそうになる。
そんな時、彼女が現れた。
彼女はとても可愛らしくて優しかった。
その日から、私は彼女といた。
彼女は可愛いのに、男が一人も寄ってこなかった。
特に私は何も言わなかった。
彼女が私の家に入り浸るようになったのは、
割と早かった。
夜になると、
いつも私のベッドに潜り込む。
彼女は、私しか見えていない。
彼女は、私の代わりに笑う。
――もう淋しくない。
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