【バスケ8】ボールを奪えるのに奪えていない3つの瞬間︰気づきと対策でディフェンスは変わる
【ディフェンス理論】
――この知識を得るだけで、ディフェンスレベルは一段階上がる
■ はじめに|「知識だけでレベルが上がる」理論
私のバスケット理論は、
「この知識を会得しただけでレベルが上がる」
という、成果に直結する内容を発信することを常に意識している。
ここで発信する知識を知っている指導者と、知らない指導者では、指導者としての実績において、圧倒的な差が生まれるはずだ。
昔から私を支持してくれている人なら、このことは十分に理解してくれているだろう。
今回もまた、即効性のある成果を見せていく。
なお、クリニックでは過去に何度か披露してきたが、記事として発信するのは今回が初めてとなる理論である。
指導の仕方も含めて、順を追って説明しよう。
■ 今回のテーマ|ディフェンス理論
今回はディフェンス理論だ。
しつこいようだが、この知識を得るだけで成果に直結する、非常にシンプルな指導である。
私以外に、この理論を体系的に語っている指導者は、未だに聞いたことがない。
ただし、一点だけ明確な条件がある。
■ 適用条件|レベル限定の理論である
この理論は、初心者チームには当てはまらない。
最低条件として、
ステップスライドが身についていること
チームとしてディフェンスの基礎が成立していること
この2点が必要になる。
ステップスライドが全く出来ないチームでは不可能であることは、あらかじめ強調しておく。
■ 前提整理①|ステップスライドが出来ていないチームは多すぎる
育成世代を見渡せば、ステップスライドが出来ていないチームは山ほどある。
ボールマンディフェンスはもちろん、
2線のディナイ
3線のピストル
これらすべてに、ステップスライドは必要な技術である。
ステップスライドだけで1本の記事が書けるほど奥が深い技術だが、今回はその中でも、必要最低限に絞って説明する。
■ 前提整理②|なぜステップスライドが必須なのか
今回の理論で最も重要な前提は、これだ。
「視野を確保するためには、ステップスライドしか不可能である」
人間の視野は、180度見えている人はいないと考えるべきだ。
仮に存在したとしても、指導者は“いない前提”で設計しなければならない。
進行方向に動きながら、
横に動ける
すぐに方向転換できる
視野を失わない
この条件をすべて満たす動きは、ステップスライド以外に存在しない。
■ 他のステップとの違い
クロスステップ
→ 視野がさらに狭まるボクサーステップ
→ 即時の方向転換ができない
この「視野を確保する」という一点だけでも、ステップスライドはディフェンスにおいて必須の技術である。
■ 補足|2線ディフェンスの完成形
もう一つ、重要な注釈を加えておく。
2線のディナイにおいて、ステップスライドのみで守れるようになれば完成形である。
他のステップに頼らず、ステップスライドだけで対応できる状態が理想だ。
■ 読むべき対象者
ここまでが、この理論が成果に直結する“限定されたレベル”の説明である。
ステップスライドの意味を理解している
実際に使えている
ディフェンスが成立している
この条件を満たすチームなら、ぜひこの先を読んでほしい。
逆に、
ステップスライドをほとんど使っていない
視野を確保する意識がない
そうしたチームは、まずゲームの中で自然と使い始めてから読んでもらいたい。
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