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【バスケ16】河村勇輝から学ぶチームを勝利に導くプレイ︰アシストの違い


NBAプレシーズン開幕と河村勇輝の第一歩

NBAのプレシーズンが始まっている。
そして昨日、河村勇輝のBULLSも初戦を迎えた。

短いプレイタイムにかかわらず、チームトップの5アシストをマークした。
河村選手と言えば“アシスト”である。

私は以前から、彼はNBAのトップ選手になると言い続けている。
オールスター常連になるトップレベルの選手になると断言してきた。

正直に言えば、昨年のグリズリーズでのプレイを観るまでは、ここまで強くは言えなかったと思う。
ではなぜ見方が変わったのか。
なぜ評価が変わったのか。

それを説明していこうと思う。

この話は、単なるNBA論ではない。
選手育成そのものへのヒントになるはずだからだ。


ジェイソン・ウィリアムスという比較対象

ジェイソン・ウィリアムスという選手をご存じだろうか。

晩年にヒートで優勝経験もあるが、
ドラフト7位でキングスに入団し、
その後グリズリーズ → ヒート → マジックと渡り歩いたガード選手である。

河村勇輝より前に、
トリッキーなパスで“ファンタジスタ”と呼ばれていた選手だ。

しかし、日本ではあまり馴染みがない。
それには理由がある。

彼は大学時代からドラッグ問題を起こすような問題児だった。
さらに、日本では放送禁止用語を腕にタトゥーとして入れていた。

確か、ガーネット率いるウルブスとの開幕戦を日本開催で行う際、
それが理由で生放送できなかった、という話を聞いたことがある。

事実かどうかは定かではない。
ただ、当時それを意識して観ていても、
確かに彼の腕がアップで映されることはほとんどなかった。

膝にも爆弾を抱えており、
晩年はプレイタイムも限られていた。


当時としては異質なガードだった

私から観れば、
当時のNBAには、今のペイサーズのような
トランジションオフェンス主体のチームは存在していなかった。

そんな時代に、
より難易度の高いハーフコートバスケットの中で、
あれだけのアシスト実績を残した選手である。

それでも評価は低い。

同じカンファレンスには、

  • ステフィン・マーブリー

  • ゲイリー・ペイトン

  • スティーブ・ナッシュ

  • ジョン・ストックトン

といった名だたるPGがいた。

それらと比べると、
ジェイソン・ウィリアムスの評価は明らかに低かった。

オールスターに一度も選ばれていない。
有名な“エルボーパス”を披露したのも、
オールスターゲームではなく、ルーキーチャレンジである。

これが当時の評価だ。


数字だけ見れば評価されてもおかしくない

得点力もあった。
一度は17アシストを記録したこともある。

それでも評価は上がらなかった。

なぜか。

理由ははっきりしている。
**「リスクの高いパスを出す選手」**と見られていたからだ。

特にキングス時代は、
ターンオーバーが多すぎて、ベンチに下げられる場面も少なくなかった。

チームの勝率も低かった。


チーム構造とプレースタイルのズレ

私の分析では、
キングス時代のPACE(平均ペース)は90を超えていた。

ストヤコビッチのトランジション3が象徴的だったように、
走る意識はあった。

しかし実態はどうだったか。

  • ウェバー

  • ディバッツ

といったビッグマンを、
無理やり走らせていた可能性が高い。

トレーラーは遅れ、
結果としてターンオーバーが増える。


環境は変わっていくが、本質は同じだった

次のグリズリーズは、
完全なセットオフェンス中心のシェア型。

ヒートでは、
シャックを生かすためにハーフコート中心になるのは必然だった。

それでもウェイドがいたことで、
セミトランジションのような形にはなっていたと思う。

マジックでは、
コーチはスタン・ヴァン・ガンディ。
主軸はドワイト・ハワード。

インサイドアウトの
ハーフコートバスケットの象徴のようなチームだった。


「育てられなかった」という結論

こうして振り返ると、
ジェイソン・ウィリアムスという選手を育てられる環境は、
当時のNBAには存在しなかった
と言える。

「育てられる?」

そう思った人もいるだろう。

私はここで強調したい。

当時は、
アシストのリスク
チームケミストリーとの関係性
この2点に対する理解が、まだまだ低かった。

だからこそ、
あえて私はこう表現する。

ジェイソン・ウィリアムスは“育てられなかった”のだ。


河村勇輝の評価が変わる理由

これから説明することは、
現代の“常識論”としては、NBAですら正当な評価につながらないかもしれない。

しかし近い将来、
河村選手を起用しているチーム、
そして彼がプレイしている時間帯が「勝てている」ことに、
必ず気づき始めるはずだ。

そこから、評価は変わってくる

そして既に、その裏付けとなる事実は数多く存在している。


非常識論が、理論として認められる未来

バスケット理論として見れば、
今は“非常識論”かもしれない。

だが近い将来、
理論として認められるはずの内容である。

少なくとも、
「河村勇輝の何がすごいのか」
これを具体的に説明できるだけの材料は、すでに揃っている。

そして、
今は高い評価を受けていなくても、
これから見直されていくであろう根拠も、明確に存在する。

私は専門家としての自覚を持ち、
ここからそれを説明していきたい

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【3Q】CoachBooバスケ理論マガジン
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