【バスケ57】私の勝てるチームの構築︰ドリブルに対するディフレクション[シリーズ13回目]
ドリブルに対するディフレクション︰「トレースハンド」の理屈と技術
前回の記事を踏まえて
前回のパスに対するディフレクションの記事は参考になっただろうか。あの記事を読んだ後にサンダーvsスパーズを観戦したら、ディフェンスの見方が少し変わったのではないだろうか。
同じく今回は、ドリブルに対するディフレクションについて説明していきたい。
厳密には「ディフレクション」とは言わないかもしれない。しかし、本来の「軌道を変える」という意味で考えれば、これもまたディフレクションの一種である。
今回は、その時に使う「トレースハンド」を細かく説明していこうと思う。
まず理解しなければならない大前提
まずは大前提となる知識から知ってもらいたい。
経験者からすれば当たり前の話かもしれない。しかし、この知識があるかないかで、ドリブルに対するディフレクションの成功率は大きく変わる。これは必然である。
まず、ドリブルをコントロールしている瞬間を分析してみよう。
初心者のドリブルはなぜ“離れている時間”が長いのか
初心者や初級段階の選手は、同じ1回のドリブルでも「手とボールが離れている時間」が長い。
まだ強く突けないため、強く跳ね返ってくるボールを殺しながら扱う技術が未熟だからだ。
手の平を下に向けた状態でも、長い時間ボールが“引っ付いている”ように扱う、あの微妙な受け方やハンドリングこそが練習の賜物である。
逆に言えば、上級者ほど、
強く突ける
強く跳ね返ってくる
それでもコントロールできる
という能力が高い。
しかし、ここで重要なのは、「どれだけ上手くても絶対にコントロールできない瞬間がある」という事実である。
ボールをコントロールできていない瞬間
それが、
「ボールが手を離れ、床につき、跳ね返り、再び手の平で受けるまで」
である。
この間だけは、どれだけ技術が高くても、ボールに意思を伝えることはできない。
つまり、この瞬間だけは“完全な自由状態”なのである。
逆に、ボールをコントロールしている瞬間とは
逆に、ボールをコントロールしているのは、
「床から跳ね返ったボールを手の平で受けてから、一度上昇し、再び下降し始めて手を離れるまで」
である。
ただし、“ドリブルをコントロールしている時間”だけに限定するなら、実際には、
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