職場の人間関係にお悩みのあなたへ。毎日3〜5時間“リピート思考”に飲み込まれていた私が、やっと自分自身に戻ってこれた体験──
【第1章】
■ 朝が来るのが、ちょっと怖かった時の話
あの頃の私は、朝が来ることがゆううつでした。
別に、ドラマみたいに悲劇的なことがあったわけではありません。
ただ、毎日とても静かに疲れていってただけ。
目が覚める。
その瞬間、胸の奥の“ざわざわ”が、身体より先に起きる。
「昨日のあれ、言い方きつかったよな…」
「今日もあの先輩、不機嫌なのかな…」
「また変な空気になったらどうしよう」
起き上がりながら、頭の中はすでに昨日の続きを流していました。
夢より鮮明な“心の音声データ”がリピートされてる感じです。
布団から出るだけで一苦労で、
歯磨きしながら、ゆううつで仕方がない。
化粧してる間も、昨日の表情や言葉が勝手に蘇ってしんどい。
私が望んでいるわけじゃないのに、
勝手にスイッチが入ります。
“脳内リピートモード”
“シミュレーションモード”
“最悪の事態を避けるための準備モード”
通勤の電車では窓の外をぼーっと見てたけど、
ぜんぜん景色は見えてなかったように思います。
ただ内側のほうがザワザワと落ち着かなくて、
その音量に飲まれている感じです。
会社に着くと、身体は普通に仕事してるふりをしていました。
でも、心のなかはまったく落ち着いていませんでした。
「今の聞こえ方どうだった?」
「また変なふうに思われてない?」
「仕事遅いって思われたかも」
「なんであの言い方したんだろう…」
気づいたら、
1日に3〜5時間くらい、
ずっと頭の中でリピートしていました。
自分からやってるんじゃなくて、
“内側で勝手に流れ続けている”感じです。
しかも止めようにも止まらないんです。
これはね、ほんとにしんどいです。
体力より、気力が先に削れていくから。
私の場合は、それが動けなくなるまで、続きました。
■ 「考えすぎだからだよ」なんて言葉ほど、役に立たないものはない
私は当時、
「気にしすぎなんだよ」
「考えすぎだよ」
「もっと気楽にいけばいいのに」
って言われるのが大嫌いでした。
だって、そんなこと自分が一番分かっているから。
気にしたくて気にしてるんじゃなくて、
“気になってしまうこと”が止められなかったんです。
ぐるぐる思考に飲まれるのは、
弱いんじゃなくて、まじめに感じ(考え)すぎるから。
責任感が強くて、
周りをよく見てて、
人の気持ちを察しやすい。
それが“過剰な稼働”みたいになって、
自分の心を後回しにしていくんです。
だから、”ぐるぐる”は性格ではありません。
「丁寧に生きようとした結果、無意識に背負いすぎてる状態」
なんです。
これ、実はめちゃくちゃ多いと思います。
■ 私も例外じゃなくて、完全に同じ場所にいた
20代前半、私は新卒で入った職場の空気に耐えられなくなっていました。
ハラスメントみたいな派手な出来事はありませんでした。
ただ、曖昧で、責任の押し付け合いがあり、
機嫌で態度を変える人がいて、
「察して」「読み取って」「合わせて」が求められる場所でした。
私はずっと必死に、
「迷惑をかけたくない」
「嫌われたくない」
「仕事できないと思われたくない」
「ちゃんとしなきゃ」
頑張れば頑張るほど、
自分の“限界”に鈍感になっていきました。
そしてある朝、
ほんとうに急に、身体が動かなくなりました。
目は開いてる。
意識もある。
なのに、身体が起き上がれないんです。
腕も脚も鉛みたいで、
息が薄い。
意識だけ鮮明で、
首から下がぴくりとも動かなくなりました。
肝臓の数値が標準値の10倍に達していて、
その日、そのまま入院することになりました。
あのときの感覚は、今も忘れません。
「あ、終わったな……」
って思いました。
そこまでいって初めて気づきました。
私は、”ずっと自分の気持ちを誰にも話せなかった”
ということに。
■ アロマセラピストになっても、自分だけは置き去りのままだった
私は病気から回復したあと、身体の健康について
学び始めました。
当時流行っていたアロマセラピーを学び、
母校で自然療法の講師をしながら、アロマセラピストをしていました。
仕事は順調だったけれど、
私は再び倒れてしまって。
今度は、身体じゃなく、
心がいうことをきかなくなりました。
死んだように、毎日布団から出られない日が続いたんです。
アロマセラピストとしての私と、
1人の人間としての私が、
まったくリンクしていませんでした。
そのときになって、ようやく気づいたんです。
私は、自分を“気づかないふり”で守ってきただけだったんだ、と。
私はその後、大学と大学院で心理学を学び、
医療領域、産業領域、教育領域で働き始めました。
いろんな場所で、
たくさんの人の人生に触れて。
そして、私は思ったんです。
「人って、こんなに静かに苦しむのだな」と。
皮肉なことですが、
人を支えるスキルが身についても、
自分の心を支えるスキルは、勝手には育ちませんでした。
知識や臨床経験が積み重なっても、
自分の気持ちだけは扱うことが難しかったんです。
自分の気持ちに向き合うこと。
つまり、
自分自身がカウンセリングを受けることが必要でした。
そこでの「自分で気づいていく体験」が
”今の私”を形作っていったんです。
そうして、
私はやっと、やっと、
”私”になっていくことが出来るようになりました。
■ 人は、限界の少し手前で“静かに壊れ始める”
ここまで、私の話をしてきたけど、
これは「昔の話」じゃあありません。
いま相談に来る人たちも、
まさに同じ場所にいます。
・脳内リピートが止まらない
・寝る前に“今日の失敗”が浮かぶ
・上司の表情を読んでしまう
・挨拶ひとつで落ち込む
・同僚の返事が短いだけで不安になる
こういう状態って、
まだ動ける。
普通に働ける。
だからこそ、危険だと感じています。
人は、
限界の直前じゃなくて、
その“少し手前”から、静かに壊れ始めるから。
私もかつて、そうでした。
気づいたときには、
もう“限界ゾーン”に入っていました。
もし、あなたが
「なんかしんどいな……」
と思っているのなら、
その感覚は、放っておくと危ないかもしれません。
でも、放っておかなければ、まだちゃんと間に合うんです。
【第2章】
■ 「なんで私はこんなに疲れやすいんだろう?」
これは、私自身もずっと思っていました。
みんなと同じ仕事をして、
みんなと同じように動いてるのに、
なぜか私だけどんどん疲れていく。
ちょっとした言葉に反応しすぎたり、
相手の表情に影響されすぎたり、
他の人が気にしないことを引きずったり。
「なんか、生きるコスト高くない…?」
っていう、感じです。
これって、性格の問題じゃなくて、
“心の構造”が察しやすすぎる人に多いんです。
私は長く臨床にいて、2,000人以上と話してきたけど、
疲れやすい人の奥には、ほぼ例外なく以下の3つがありました。
■ ① 我慢
これはね、本人は“我慢してるつもりがない”ことも多いです。
むしろ、
「これくらい普通でしょ」
「別に平気だから」
って思っていませんか。
でも、ほんとうは“ちょっと嫌だった”ことを
毎日見なかったことにしている可能性があるんです。
たとえば、
・上司の不機嫌な態度
・同僚の投げやりな返事
・曖昧な指示
・業務量の偏り
・急な変更
・理不尽な空気感
これ全部、
一回一回は小さい痛みなんだけど、
“毎日”溜まります。
痛みの単位は小さくても、
回数が多ければ、心は消耗します。
人はね、
小さな痛みの積み重ねに一番弱いんです。
だから、大きい痛みよりも厄介なんです。
「我慢」は静かに心を摩耗させていきます。
■ ② 比較
これも多いです。
比較って、自分が悪いんじゃなくて、
職場の空気とか文化がそうさせることが多いと思います。
・同期と比べられる
・上司の好き嫌いが露骨
・成果の見えにくい仕事
・評価基準が曖昧
こういう場所だと、
人は“他人の表情”に自分の価値を預けてしまうことがあります。
「私、どう思われてる?」
っていう問いが常にロック状態になっています。
そしてこれは疲れる。
めちゃくちゃ疲れる。
自己肯定感が低いんじゃなくて、
“環境に振り回される構造の中で働いてる”だけのこと。
■ ③ 過剰な期待
これは、優しい人ほど持ちやすい気持ちです。
「こうあるべき」
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑かけちゃいけない」
「人に嫌われたくない」
「仕事は完璧に」
こういう理想を、
自分にだけ厳しく適用してしまうんです。
優しい人って、
相手には寛容なのに、
自分にだけやたら厳しいことが多い。
この状態が続くと、
ほんの小さな出来事でも
「私のせいだ」
って思いやすくなるんです。
ぐるぐるが始まります。
■ この3つが重なると、人は“自分より他人を優先する”ようになる
①我慢
②比較
③過剰な期待
この3つが全部そろうと、
何が起きるかというと、
・自分の気持ちが分からなくなる
・自分の疲れに気づけなくなる
・人からの刺激に敏感になる
・頭の中の反芻が止まらなくなる
つまり、
“自分”がどんどん後ろに下がっていきます。
こうなると、
職場の空気に飲まれやすくなるし、
ちょっとした一言が刺さりやすくなります。
最終的にどうなるかというと、
「他人の感情に自分の人生を預けている」
状態になるんです。
これは、誰だってしんどい。
頑丈な人でもしんどい。
まして、優しい人はすぐ苦しくなってしまいます。
■ 「なんでこんなに疲れるの?」の答えはこれ
あなたが疲れやすいのは、
メンタルが弱いからでも、
社会人としてダメだからでも、
性格が悪いからでもありません。
構造として、こうなってるだけです。
・自分の疲れに気づけない
・我慢のコップがもう満杯
・外側の空気に敏感
・理不尽な職場環境との相性が最悪
弱いどころか、むしろ逆です。
■ ただ、周囲の空気を全部受け取っちゃってるだけ
こういう人はね、
放っておくと
「限界の静かな手前」
まで行ってしまいます。
私もそこまで行ったことがあります。
だからわかるんです。
■ “ぐるぐる思考”って、実は抑うつの手前で起きる反応
これ、あまり言われないけど本当のことです。
・反芻思考(何度も思い返す)
・否定的な自己評価
・結論が出ない思考ループ
・起きても疲れてる
・寝ても疲れてる
・食欲の上下
・集中力の低下
これらのうち 3つ以上が続く場合、
心が“安全圏”を出ている可能性が高いと思います。
うつそのものではないけど、
方向としてはそっち側に傾いている状態です。
でも、まだ間に合います。
十分間に合います。
むしろ、この段階で動けたら、
心の予後は、とても気楽になっていきます。
■ 「軽く話すだけで?」と思うかもしれないけれど
話すって、
ただの会話じゃなくて、
ちゃんと意識して使うと
自分の内側を外に出して
世界と共有できる唯一の方法
なんですよね。
でも、普段の雑談では意味が薄い。
家族でも、友達でも、同僚でも難しい。
なぜなら、お互いの”関係性”で成り立っているから、
・気を遣う
・説明がいる
・否定されるかもしれない
・迷惑かけたくない
・うまく話せない
こんなふうに、
内側をそのまま出すのって、実はとっても難しいんです。
だからこそ、
“あなたの心を扱うためだけの時間”
があったらいいと思いませんか。
その時間の中で、
思考と感情の“絡まったところ”を
ちょっとずつほどいていきます。
これが、カウンセリングで出来る大事なことです。
■ “ぐるぐる思考”の正体は
「見て見ぬふりをした気持ちが置き去りにされたもの」
ズバリこれです。
あなたが悪いわけじゃありません。
性格でもありません。
弱さでもありません。
放っておいたら消えるものでもありません。
でも、ちゃんと扱えば、必ず楽になっていきます。
私はカウンセラーとして、
長年この体験に携わってきました。
【第3章】
■ 「60分話しただけで何が変わるの?」
最初に伝えたいのは、
“人生が激変します!”みたいなド派手な話じゃありません。
むしろ逆で、
変化って、すごく静かに起きるんです。
気づいたら「あれ?」っていう感じで起きていきます。
私は医療・産業・教育の3領域で
15年以上、2,000名以上の相談を受けてきましたが、
人の心が変わる瞬間って
本当に「ささやか」で「静かな変化」なんです。
だけど、
その“ささやかさの積み重ね”が
その人の人生を変えていくのを何度も見てきました。
ここでは、
実際の経験を思い出しながら、
変化のイメージを伝えます。
長いので、読みたいところまで、進んでくださいね。
■ ① まず、“頭の中のモヤモヤ”が和らぐ
正直ね、ほとんどの人が最初に言うのはこれです。
「なんか、頭の中の声が少し静かになったかもしれない」
「今日、家に帰ってから脳内リピートが始まらなかった」
「通勤中に、久しぶりに空が綺麗だと思った」
分析じゃなくて、体感で変わります。
ぐるぐる思考って、
“モヤモヤが詰まってる状態”なんです。
だから、
モヤモヤの交通整理をしてあげるだけで、
人は一気に、忘れていた自分のことに意識が向き始めます。
これはセラピーじゃなくて、
“調整”に近いかもしれません。
私はその人の話の流れのなかで
・絡まっている思考
・未消化の感情
・言いたかったのに言えなかった言葉
・自分でもまだ気づいてない本音
を拾って、静かにほどいていくお手伝いをします。
ほどけると、そこに空白ができます。
空白ができると、呼吸が深くなります。
呼吸が深くなると、安心感が広がります。
これが一番最初の”ほどける感じ”なんです。
■ ② 生活の“一部分”に余白が戻る
これは見逃しがちだけど、すごく大事なこと。
・電車で外の景色が見える
・お風呂で「気持ちいい」と感じる
・コンビニで買いたい飲み物を選べた
・帰り道に音楽を聴く気持ちになった
・夜の準備がちょっと雑じゃなくなる
こういう小さな“戻り”が起きます。
これ、もうほどけてるってことなんです。
心が疲れ切ってるときって、
“好きだったもの”がなにも響かなくなります。
呼吸が浅くて、視界が狭くて、
何を見ても楽しめない。
でも、少し余裕が戻ると、
本来の感覚がゆるゆると戻ってきます。
これは、クリニックでも企業でも学校でも変わりません。
本当にみんな、同じプロセスを辿っていきます。
■ ③ 職場で“過剰に反応しない自分”が出てくる
変化の2〜3週間くらいで多いのがこれです。
「上司の言い方が、前ほど刺さらなかった」
「同僚の冷たい態度を“自分のせい”って思わなかった」
「会議で意見を言うとき、震えなかった」
これは大きい。
すごく大きい。
人はね、
自分が回復してると、
“自分の変化に自分で気づけるように”なります。
他人から言われるんじゃなくて、
「あれ、今日の私はいつもと違うな…?」
っていう瞬間を捉えられるようになるんです。
これが大事。
心の回復は、
“本来の自分らしさでごく自然に振る舞える”
ところから始まります。
過剰に反応しなくなるのは、
心がちゃんと戻り始めた証拠です。
■ ④ 本音を“少しだけ”言えるようになる
これが、実は一番小さいけど、
一番難しくて、
一番すごい変化です。
最初はこんな感じから始まります。
「すみません、今日はちょっとこれ以上は無理です」
「私はこう思っています」
「これはおかしいと思いました」
「休みたいです」
これらの“ちょっとした主張”って、
できるようになるまで数年かかる人もいます。
私は臨床で、
何年も自分を抑えて働いてきた人が
初めて自分の意見を言えた瞬間を
何度も見てきました。
最初は、声が掠れたり、吃ったり、震えたりすることもあります。
でも、ちゃんと出るの。
そしてその瞬間、
その人の雰囲気がふっと緩むんです。
あれほど怖かった“自分の本音”が、
言ってみたら案外大丈夫だったりします。
この小さな成功体験が、
その人の回復を後押ししていくんです。
■ ⑤ “自分が悪い”という癖が弱まる
ぐるぐる思考の人の共通点は、
「自分を責め続ける」構造になっています。
でも、数週間すると、
こんな言葉が増えてくるんです。
「いや、これは私の責任じゃないかも」
「相手の問題だよね、これ」
「普通に考えて無茶ぶりだった」
「ちゃんとやってたよ、私は」
これは心が強くなったんじゃなくて、
自分の領域(境界線)が戻ってきただけ。
この境界線の復活が
自分のメンタルを一番守ってくれる強力なバリアになります。
これが戻った人は、
もう前みたいな壊れ方はしなくて済むようになるんです。
■ ⑥ 時間が経つと、“自分の軸”が見えてくる
ぐるぐるのオートリピートが落ち着いて、
感情の余裕が戻って、
職場で振り回されなくなってきて、
自分の意見が言えるようになると、
人は、
「どう働きたいか」
のほうに意識が向き始めます。
これは回復の後半に出てくる意思です。
「私はこういう働き方がしたい」
「私にはこういう環境が合ってる」
「ここは違うかも」
「私は無理してたんだな」
こういう言葉が出るようになります。
すると、
転職という選択が浮かんでくることもあるし、
今の職場の捉え方が変わることもあるんです。
どちらが正解とかじゃなくて、
“選べる自分”に戻っていく感じです。
これは強い。
すごく強い。
心が安定した人は、
選択肢を「怖れ」ではなく、目の前の「事実」で見れるようになっていきます。
■ ⑦ 決して「全員が同じペース」ではない
これも大事なことなんです。
変化のスピードは人によってまったく違います。
・1回で視界が明るくなる人
・3週間でだいぶ軽くなる人
・1〜2ヶ月かかってゆっくり変わる人
・半年かけてやっと自分に戻っていく人
ぜんぶ普通で、
ぜんぶ正しい。
心は“その人自身の速度”でしか動けません。
私はそこを尊重して伴走したいと思っています。
押さないし、
急かさない。
本人が気づくタイミングまで、一緒に待ちます。
■ ⑧ そして最後に起きる変化…
これは、全員じゃありません。
でも、多くの人に起きる変化です。
「もう逃げるように働かなくても大丈夫かもしれない」
「私は、私のままでいいんだと思えるようになってきた」
「人の目より、自分の人生を見れるようになった」
「“私に戻る感覚”ってこういうことなんだね」
こういう言葉が出てくることがあります。
私はこの瞬間を見るために
この仕事を続けてると言っても過言ではありません。
人の心が“自分に戻る瞬間”って
本当に綺麗です。
何年もかけてすり減っていたものが、
1つひとつ戻っていく。
完璧じゃなくていい。
落ち込む日があってもいい。
ただ、
自分の中心に戻ってきてる感じがある。
これが回復だと、私は感じています。
■ だから、私は“60分でこころをほどいていく”を続けたい
私がこのアプローチにこだわる理由は、
劇的な変化を約束したいからじゃありません。
“静かな変化が、その人の未来を変える”
ことを、体験として”知っている”から。
職場のしんどさで毎日が灰色みたいになっていた人が、
・自分の声を取り戻して
・仕事に振り回されなくなって
・他人の反応に怯えなくなって
・安心して生きられるようになる
そういう人を
たくさん見てきました。
変化は誰にでも起きます。
起きない人なんていません。
ほんとにいないんです。
ただ、
その人が、“自分の気持ちを置き去りにし続けないこと”を選ぶ。
それだけが条件です。
それさえ満たせば、
心は必ず軽くなっていきます。
【第4章】
■ 「相談してみようかな」と思った瞬間に、だいたい“ためらい”が出る
ここまで読んでくれた人の中には、たぶん、
「気になるけど…どうしようかな…」
みたいな、揺れる気持ちが出てきてると思うんです。
でね、これほんとに普通。
むしろ、全員そうなります。私もそうでしたから。
相談をしようとするとき、人は必ず何かしらの“ためらい”を感じます。
その正体は、
怖さじゃなくて、慎重さです。
自分の心を扱う場所だからこそ、
「失敗したくない」
「合わなかったらどうしよう」
「お金のこともあるし…」
って思うのは当然です。
その慎重さはすごく大事なことで、
雑に突っ込むより、ちゃんと考えてから動いたほうがいいに決まっています。
だからここでは、よくある“ためらい”を見てみましょう。
■ ①「時間があれば…」というためらい
これがいちばん多い断り文句…、もとい、お悩みです。
残業もあるし、家のこともあるし、
気づくと夜になって、
「今日も自分の時間なかったな…」で終わる日。
私は会社員のカウンセリングも長くやってきましたが、
心が疲れている人ほど、“自分のための時間”だけ、後回しにする傾向があります。
・疲れてるとき
・悩んでるとき
・しんどいときほど
「今はいいや」ってなりやすいんです。
でもね、「落ち着いたらやろう」は、たぶん永遠に来ないと思います。
落ち着かないから悩んでるのに、
落ち着くのを待ってたら、ずっと動けないですもん。
だから私は、
最初の30分を“無料”にしています。
まず話してみて、
「今じゃないな」と思えば、そのまま終わって大丈夫です。
あなたのペースで構いません。
■ ②「カウンセリングって、高くない?」というためらい
これも正直わかる。
都内の相場は
45分で7,000円前後。
医療機関併設なら
60分で12,000〜30,000円。
月4回通えば
約47,000円。
3ヶ月で約14万円。
これ、普通に高いですよね。
でも、これはほんとうに一度考えてほしいのですが、
あなたが今、
毎日3〜5時間を“ぐるぐる思考”に使ってるとしたら?
それって、
1週間で21〜35時間。
1ヶ月で90〜150時間。
その時間は、実際のところ本当の意味で、
仕事にもプライベートにも使えていません。
思考のぐるぐるって、
お金じゃなくて “人生の時間” を奪ってるんです。
疲れやすくなるし
眠りは浅くなるし
ミスも増えるし
休日に回復できなくなります。
つまり、
「悩んでいる時間」のほうが、ずっとコストが高いんです。
■ ③ 「私はまだそこまで困ってない…気がする」というためらい
これ、多いです。
めちゃくちゃ多いです。
何なら、かつての私もそうでした(笑)
ぐるぐる思考の人に共通しているのは
「自分の不調に気づくのが遅い」こと。
・仕事は行ける
・生活はできる
・最低限は回っている
・倒れてはいない
・寝込んでもない
こういう状態だと、
「まぁギリいけるか」
「そこまでじゃないよね?」
って判断しがちです。
でも、本当は違うんです。
“倒れる直前”って、意外と動けています。
私もそうでした。
むしろ、動けるからこそ危ういんです。
壊れるときって、ほんとに一瞬だから。
だから私は、
「しんどいけど動けてる」
という人をずっと見てきたし、
そういう人が回復すると人生が一気に楽になるのも知っている。
しんどさの段階って、
0 → 1 → 2 → 3 → 4 →(崩れる)
って進んでいきます。
相談するのは
“1〜3のうち”。
4だともう余力がなくなってしまいます。
あなたが今どこにいるかは、
本人より、話を聴く側のほうが分かりやすいってこと、あると思いませんか。
■ ④「なんか怖い」「相性合わなかったらどうしよう」というためらい
心のことを話す相手って、
ただのサービス提供者じゃない。
相性って、すごく大事。
だから私は、
最初の30分は無料ガイダンスにしています。
・人柄
・声の感じ
・間の取り方
・距離感
・向き合い方
これ全部感じた上で、
「違うかも」って思ったら
その場で終わりでいいんです。
強制は一切しません。
その“逃げ場”を用意しておくことが
心を扱うために、いちばん大事だと思ってるから。
■ ⑤「弱い人が受けるんでしょ?」という誤解
これも言われるけど、ぜんぜん違うんです。
私のところに来る人は、
・優しい
・まじめ
・気が利く
・周りに合わせられる
・責任感が強い
・人を大切にする
こういう人が多いです。
つまり、
”人としてちゃんとした人”が来ます。
弱さじゃなくて、ただ、
“力のかけ方が偏ってる状態”なんだよね。
心がしんどいのに自分を責める必要もないし、
相談を受けるのは恥でも何でもありません。
むしろ、
「自分の人生を立て直す覚悟がある人」
だけが来る場所だと思っています。
だから、カウンセリングが出来るって、
それだけで、すごい力を持ってるってことなんです。
まだ、それに気づいている人が少ないのかも。
■ 「相談する」という選択肢があるだけで、人は安心できる
実際に予約しなくてもいい。
本当にそれでいい。
でもね、
“逃げ場がある”って、大事なこと。
自分がしんどくなったら、
頼ってもいい場所があります。
これを知っているだけで、
心の負担は少し楽になると思いませんか。
だから私は、
あなたが選べる場所としてここにいます。
選ばなくていい。
でも、選べてもいいと思いませんか。
【最後に。】
私は、この仕事を
「誰かを救うため」
みたいには考えていません。
ただの人だから、そんな大それたことはできないんです。
ただ、
“しんどい時に、自分の心に戻る瞬間”
それを一緒に迎えられるって得難いことだと思っています。
あなたは、
毎日3〜5時間も自分を責め続ける必要はないし、
もっと軽く呼吸して生きていいし、
疲れたら休んでいいんです。
そうなんだっていうことだけ伝えたいと思っています。
もし、
「ちょっと話してみようかな」
「一人で抱えるの、もうしんどいかも」
そう思ったら、
そのときに来てくれたらいいんです。
私はここで、待っています。
カウンセラー|ユナ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
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フォロー&コメントもとっても嬉しいです^^
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