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読書の「アウトプット循環」を作る

タイトルに惹かれて「本は読んだらすぐアウトプットする!」(興陽館刊)を読みました。著者は著書発行部数1000万部、ベストセラーを数多く出してきた方であり、読書術の大家・齋藤孝さん。


●読書の「アウトプット循環」とは?

アウトプット型読書を勧める本は多々ありますが、本書が面白いのは「読書のアウトプット循環」という考え方をとっていることです。

人は本を読んで、読みっぱなしだとすぐに忘れてしまいます。ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスによれば、人は何かを学んだとき、20分後には42%、1時間後に56%忘れているそうです。

まさに「本は読んだらすぐアウトプットする」ことが大切なわけです。

そこで、とにかくちょっとしたアウトプットをしてみる。「最近、こんな本を読んだよ」みたいな話題に使うのもいいし、文章を書くときにさりげなく本で得た言葉を引用するのもいい。

それで相手に喜んでもらえたりすれば、本を読んだ甲斐があったなあという気にもなってきますよね。

すると、他の本も読んでアウトプットしてみようという気にもなります。今度はブログやSNSにあげてみようなど、アウトプットする方法にもいろいろ幅が広がってきます

ちなみに「声を出して本を読む」というのも、「本にある言葉が自分の身体から出ていく」という意味では立派なアウトプットだそうです。

そうやって、インプット→アウトプット→インプット→アウトプットという「アウトプットの循環」がうまく回っていけば、アウトプットの量は増え質も高まっていくということです。

いいアウトプットができれば、仕事での評価も変わってきそうですよね。

本書では、そのための方法が55の項目にわたって紹介されています。ここでは、基本となる読書法のひとつについて紹介します。

●本を買ったら20分で読む

そんなの無理だよ。。。なんて声が聞こえてきそうですが、齋藤さんの読み方と一般的な読書の方法については、やり方が違います。

まず齋藤さんの読書法ではこの段階で精読はしません。あくまで本格的に読書をするための下準備を主な目的としています。

ですからこのとき読むのは、目次やはじめに、気になった部分のつまみ読みなどでとにかく最後まで読んでしまうのです。この工程を齋藤さんは「さばく」と呼んでいます。慣れてくれば1冊5分、10分というペースでさばいていくこともできるそうです。

和食にしてもイタリアンにしても、料理をする前にまず素材をさばきますよね。それと同じで、より深いインプットとより多いアウトプットを得るための下準備。それが「20分さばき読み」なのです。

なぜ齋藤さんは、長年にわたって毎月といっていいくらいに本を出すことができるのか。ネタ切れをすることはないのか。ずっと疑問に思ってきましたが、本書はその秘密をあますところなく紹介しています。

※アメーバブログ2019年8月2日の記事を加筆修正した再録記事です。

最後まで読んでくださりありがとうございました。
よい一日を!



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