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りある江戸走りをする高齢者。/変なこと流行らすなよ。ちゃんと筋肉使って走れ!

 江戸走りという歩法がティックトックやYouTubeのショート動画で流行っているのを少し前に見た。かまいたちのチャンネルでもやっていた。自分は昔空手の道場に通っており、型や縮地法の概念から“脚(膝)を抜く“概念は理解していた。筋肉で押すのではなく、脱力した膝や下げた足の姿勢を利用して体重の移動で身体を操作する古流の技法。ジャブでなく、刻み付き。

 上記をしばらく忘れていたが、最近、シルバーカーを押す高齢男性の歩行つきそい中に、まさに江戸走りであることに気づいた。シルバーカーに体重を預け、踵ではなくつま先から地面に足をつき、体重を常に前に持っていき、シルバーカーの支えがなければ倒れてしまうような重心で前に進み続ける。もとは下肢筋力の低下からであったのだろうが、もう癖になっていて、歩行指導が有効にならない。車通りが多い道を、そこそこの速さで、制御不能なシルバーカー付きの江戸走りで前へ前へ行く高齢男性。危なすぎる。。。

 シルバーカーを使用してまもない利用者の女性を受け持っているが、江戸走りにはなっていない。重心がまっすぐたち、足の力で歩き、シルバーカーは安定のために把持している状況。だが、疲れてくると徐々にシルバーカーに体重を預け始めてしまう。江戸走りの初期を垣間見た。

 正しいシルバーカーの使用方法はどのタイミングで指導されているのか。現状が無知で分からない。人間は本来早く移動したがるものだから、指導されないと速度と安楽を重視して自然と江戸走りになるのは当然である。っていうか本当に江戸の高齢者はどうしていたんだろう、と考える。今は江戸ではなく、令和。うん百里も走る状況は車も電車もある現代ではほとんどない。だからこそ、貴重な歩行機会は楽しようとせず、ちゃんと自分の筋肉を使って、正しい姿勢であることを提唱したい。

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