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人生の真の勝利者たちへ。/生きることを達成した高齢者。

 今日あったこと。90歳代半ばの高齢男性がシルバーカーを押して、それに付き添う自分。当初は、自分の指圧マッサージと筋トレ指導、歩行の習慣化で大分ADLが向上し、最寄りのコンビニと自宅の往復がそれほどの負担なく出来るようになっていた。が、最近になって息切れ、途中の休憩、と頻回になり、そもそもの体力が低下していることを察していた。ピンピンしている奥さん(この女性は何歳まで生きるんだろう?)に“ほら、気合い入れてくんだよ“と叱咤されて家を出る。楽しみは散歩コースの途中にあるコンビニのレジ横のホットスナックの揚げたチキン。週に2回のリハビリを頑張った楽しみ。飲み物とそれを奥さんの分と二人分買うから週に合計800円を2回出費する。この年で、自分でも時間帯によっては胃もたれする揚げ物を朝食をとって1時間以内のリハビリ途中に買って、食べる。よく食べることは長生きの秘訣だ、と学校の授業ではなく現場の実際から実感させられる。支払いは小銭で。出来る限りの介助はしないで、お金の計算も頭の体操だから、という奥さんからの希望により、小銭入れからジャラジャラ言われた金額分の硬貨を取り出そうとする。タッチパネルの操作は流石に手伝う。
 今日は店員さん疲れていたのだろうか?後ろに並んでいる人はいなかったのに。“ため息と舌打ち。“利用者の男性は難聴だから聞こえない。モタモタしているのが気に食わなかったんだろう。たかがバイトの分際でイライラしたんだな、時給も低いからしょうがないか。。。

 男性の平均寿命は81歳、女性は87歳。ただし、この数字の額面以上に、そこに至らずに自ら死んでいく人を精神科病棟で見た。生きていても他人を殺す犯罪者を刑務官時代に見た。生きていても寝たきりで言葉も発せず身体も固まった全介助の患者を療養病棟で見た。生きることが誰しもイージーモードでないことは知っている。

 医療介護費が膨れ上がっている今、いつまで高齢者に優しい日本でいるつもりだ、という発言をABEMAプライムのニュース討論で発言したコメンテーターがいた。現役世代の負担を考慮しての発言であった。自分も現役世代だが、情けない論調であると思った。給料から引かれるさまざまな税や保険料はちょっとはそりゃ嫌だなって思う。だけどいつかは、寿命いっぱい生きる前提であるならば、その恩恵は将来自分たちが受けるサービスのはずだ。負担が大きい、日本の幸福度が世界的に低い、成長率が先進国で低い、とニュースで話題に上がる。本当にそうなのか、といつも疑問に思う。サイゼリアも日高屋もガストもくら寿司も松屋も安くて美味しいお店はたくさんあるし、夜中に買い物に外に出ればコンビニ各社は24時間営業している。幸せを感じられないのは個々のマインドのせいではないのか。1日8時間普通に働いて、引かれる額にちょっと嫌な気持ちになりつつも、幸せに暮らせる最高の国が日本だと思っている。生命の危険もほとんどない安全なこの国において、自分たちの目指す正義は健康で長生きすることであると考える。高齢者を尊敬している。そんな価値観を持つ自分が、今日たかが20年ちょい?しか生きていないガキが利用者に無礼な態度をとったことに苛立った出来事。

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