女王まりかのつれづれぐさ/第百十八回;掟破りの正統派ウルトラマン(後編)
こんにちは✨😃 まりかです⭐️
今回は、前回に引き続き、ウルトラマンオメガの話です。宜しくお願いします🙇♀️
第百十八回;掟破りの正統派ウルトラマン(後編)
まずは復習がてら、ウルトラマンオメガの粗筋を紹介します。
ある日、地球人の青年【ホシミ コウセイ】は、身元不明の不審な男性と出会った。
コウセイと男性が警察に向かう途中、街に謎の巨大生物が出現し、暴れ始め、街中がパニックになる。
コウセイは負傷した人の避難を補佐するなど、奮闘する。他方、身元不明の男性は怪しい小道具を手にして、光りながら赤と銀の巨人に変身した。男性が変身した巨人は、圧倒的な力で巨大生物を撃破した。
驚くコウセイの前で、巨人は男性の姿に戻り、コウセイに言った。
「思い出した。俺の名前はオメガだ」
ウルトラマンではない主人公が怪獣に襲われたところを、ウルトラマンに救われるという第一話は、ウルトラマンネクサスも同様です。
なので、ウルトラマンが記憶喪失という点以外は、そこまで目新しい感じはないんです。
で~。
以降の展開も復習がてら書きます。前回の内容を憶えていらっしゃる方は、飛ばしてくださって大丈夫です☺️
オメガは【オオキダ ソラト】と名乗り、地球人の男性に扮してコウセイと同居を始める。
ソラトは、コウセイの姉貴分であるアユ姉とも出会う。何故か怪獣の生態に関する知識が豊富なソラトは、仕事で怪獣の調査をしているアユ姉のアドバイザー的な存在になっていく。
怪獣が暴れだしたら、ソラトは巨人に変身して怪獣を倒したり、危険性が小さい怪獣は棲み家に返したりと、地球人に味方し続けた。
いつからか、ソラトは思うようになった。
コウセイとアユ姉と、こうしてずっと仲良くしていたい。
―――――――――――――――――――――
やがて衝撃的な事実が判明する。
オメガは宇宙観測員で、その任務は『地球の生命の営みを観測し、記録すること』。調査の為に地球の生物と接触することはあっても、決して深入りしてはいけない。地球の生物どうしの関り合いに干渉することも禁じられていた。
つまり、コウセイやアユ姉と交流を深め、地球人を守る為に地球の怪獣を何体も倒したソラト(オメガ)の行動は、宇宙観測員の任務に抵触していたのだ。
事実を知った後、ソラト(オメガ)は少しずつ記憶を取り戻していき、コウセイたちに抱いた情と宇宙観測員としての任務の間で、葛藤して苦悩する。
過去のウルトラマンたちは、地球人の悪行を目の当たりにして震撼することはあっても、地球人を守ることが善行と扱われているのが原則で、『地球人の為に戦った』ことを批判されることは稀です。
*「善良と言い難い存在を守るのか?」という問題提起の為に、悪行を働いた地球人に対してウルトラマンが苦悩する展開は珍しくありませんが、地球人全員を守ることが禁止事項という設定は、シリーズ史上初です。
*『ウルトラセブン最終章』のウルトラセブンは、地球人の為に戦って断罪されています。この作品では、現在の地球人は異星から来た侵略者の子孫という設定でした。
やがてオメガは記憶を完全に取り戻し、宇宙観測員としての任務に戻ります。コウセイとの同居をやめて、怪獣が暴れても戦わなくなったのです。
決して人類の敵になった訳ではなく、中立的な立場で人類と怪獣を見るようになっただけです。この立ち位置はオメガ特有のもので、かなり新鮮な印象を受けました。
オメガが観測員としての任務に戻った後、人類は怪獣の細胞の培養実験に失敗し、とんでもない合成怪獣【ゾメラ】を産み出してしまいます。ゾメラは研究所を破壊し、人間の居住区にも進出して猛威を振るいます。
もうソラトはオメガに変身して戦いません。ゾメラと人類の攻防を観測して、記録するだけです。
この絶望的な状況で、人類は奮起します。ゾメラは人類が産み出した存在だから、人類の力で何とかしようと。
ウルトラマンに頼らず、地球人の力で怪獣に立ち向かう。これはウルトラマンシリーズでは、最終盤での王道展開です。
「こういう形で王道展開に持って行ったか!」
などと驚いた私は、最終回で更に驚かされました。
人類はレーザー砲や電磁アンカーを搭載した複数のドローンで、ゾメラを攻撃しますが、ゾメラを止められず、ドローンは全て撃墜されます。
すると、コウセイが撃墜されたドローンのレーザー砲を手動で撃ってゾメラを倒そうと、一念発起して現場に行きます。
アユ姉はコウセイを止めようとしましたが、
「誰かがやらなきゃ、人間も怪獣も滅ぼされるだろう!?」
と言って、コウセイはアユ姉を折れさせます。
ソラトは観測の一環で、コウセイの行動を見ていました。そして、心が揺れます。
オメガ(ソラト)は何千年間も、ずっと一人で地球の生物を観測していた。
オメガ(ソラト)はずっと一人だったから、一度、地球人と話してみたいと思っていた。
コウセイとアユ姉がその夢を叶えてくれた。二人はソラト(オメガ)が異星人だと知りながらも、受け入れてくれた。
ソラトは悩みを捨て、オメガに変身してゾメラに挑みます。
ウルトラマンが地球人の行動に感銘を受け、人類の為に戦おうと決意する。これもウルトラマンシリーズの王道展開です。
凄く熱いではないですか😆
と私は興奮してましたが、次に予想外の展開が待ってました。
オメガがゾメラを引き付けている間に、コウセイは撃墜されたドローンのレーザー砲を手動で撃てるよう調整を完了させ、ゾメラにレーザー攻撃を敢行するのですが…。
レーザー攻撃はゾメラの体に命中しましたが倒すには至らず、コウセイはゾメラに反撃されて死亡してしまうのです😱
嘘でしょ😨
まさかのバッドエンド?
ということはなく、なんとコウセイの戦死すら激熱展開の為の布石でした。
何が起きたかって?
ソラト(オメガ)が自分の命をコウセイに授け、コウセイをウルトラマンオメガとして甦らせたんです😲
そして、コウセイが変身したウルトラマンオメガがゾメラを倒して、最終戦が決着しました。
地球人の行動にウルトラマンが感銘を受けるのも、ウルトラマンが死亡した勇敢な青年に憑依して復活させるのも、ウルトラマンシリーズの王道展開です。
しかし、これが描かれるのは第一話。遅くても序盤です。でも、オメガはこの展開を最終回に持って来ました。それが凄く良かったと、私は思いました。
コウセイは正義感溢れる勇敢な青年なだけでなく、ソラトの親友かつ恩人でもあります。ですから、ソラトが命を差し出してでもコウセイを甦らせたいと思うのは自然です。
そして、ソラトはコウセイの人物像を詳しく知っているから、コウセイはウルトラマンの力を授かっても絶対に悪用しないと、確信してます。
ウルトラマンと地球人の融合を第一話ではなく、双方の交流が充分に描かれ、信頼関係が構築された最終回に見せたことで、過去作品よりも強い説得力が得られた。
私は強くそれを感じましたし、最も訴えたかったのも、この点です。
私がウルトラマンオメガを『掟破りの正統派ウルトラマン』と評する理由、理解して頂けたでしょうか?
まだお伝えしたいことがあるので、明日におまけ的な記事を投稿する予定です😅
しつこいけど、お付き合い頂けたら幸いです🙇♀️
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