女王まりかのつれづれぐさ/第百四十三回;淡水真珠
こんにちは✨ まりかです😀
第百四十一回で貴重なコメントを頂きましたので、今回はそのコメントから内容を膨らませていきたいと思います。
今回、コメントをくださった方はこの方です。
第百四十三回;淡水真珠
第百四十一回では、日本で採れる宝石に関する投稿をしました。この記事に、Sakiさんは次のようなコメントを入れてくださいました。
近所の池で真珠の養殖やったりしてましたねー
井の頭公園の池から神田川に流れ出てすぐのところでした。1983年頃かと思います。
コメント欄より一部抜粋
だいぶビックリしたコメントでした。
今まで私は、『真珠と言えば、三重県の英虞湾で養殖されてるアコヤ貝』の印象が強かったので。子どもの頃、三重県の真珠博物館的な所に行った記憶もありますし。確か、ミキモト真珠さんが運営してる施設だったと思います。
ですから、淡水で真珠を作る貝が養殖されているというは、凄く意外でした。
Sakiさんは、淡水真珠に関するサイトのURLも示してくれました。
日本の淡水真珠の歴史は浅くなく、大正時代から淡水で真珠を作る貝の養殖が行われていたそうです。そして昭和四十年代頃が、琵琶湖の真珠養殖のピークだったみたいですが、今日では衰退してしまったようです。
ある夜、姉にこの話をしました。姉は全く動じませんでした。
まり姉
「あんた、知らんかったの? 中国とかだと、かなり作ってるよ。シジミみたいな小さい貝でも、真珠を作るからねえ」
何だと!?
姉は普通に知っていた😱
更に話を進めると、先日、姉が購入した明治時代のアンティークジュエリーに使われている真珠も、淡水真珠かもしれないということです。この真珠は小さくて、目測で直径3mm程度なので。

みんなのギャラリーにも投稿してます⭐️
更に話は進みます。
まり姉
「まあ、天然の真珠かもしれないけどね。天然だったら、この程度のサイズだし」
などと話しているうちに、姉は一冊の本を私に差し出してくれました。

この本によると、琵琶湖の真珠養殖が衰退したのは、農業肥料や農薬の影響で水質が悪化し、養殖されていたイケチョウガイが絶滅の危機に陥ったからのようです。そのせいで琵琶湖における淡水真珠の養殖は、1990年代に崩壊したそうです😢
霞ヶ浦でも淡水真珠の養殖はされていて、【カスミガウラパール】の名前で販売されたみたいですね。
中国では現在でも淡水真珠が養殖されているそうですが、養殖場の雰囲気の写真がちょっと…😖

湖面のペットボトルは、ゴミではなく貝を吊す為の浮き。
生命力の高い貝を用いることで、水質の良くない水域での養殖と安価での大量生産に成功した。
出典;パール 海の宝石/著;ユベール・バリ
暗い話になって参りましたので、ちょっと理科的な話に持って行こうと思います。
そもそも、貝はどうして真珠を作るの?
簡単に言うと、真珠とは『体内に混入した異物を封印したシコリ』みたいなものです。
貝の中には、寄生虫に侵入されると細胞が変質して、分泌物で寄生虫を固めて封印するものがいます。このような仕組みで寄生虫を閉じ込めた分泌物の塊が、真珠の正体です。
なら、宝石の真珠の中には、寄生虫の死体が入ってるの😱
ということはありません。
分泌物に取り込まれた寄生虫は、死んで溶けてしまいます。天然真珠の構成成分には、寄生虫の体を構成していた物質も含まれていそうですけど😅
養殖の真珠では、外套膜(軟体動物に特有の内臓を覆う膜)の小片を貝に移植した後、同じ場所に【核】になる玉(貝の体内でできたもの)を移植することで真珠を作ります。
貝に寄生虫を感染させてつくる訳ではないので、ご安心を!
この過程、図解でも説明しておきます。

他の貝の外套膜の挿入のみで作られる真珠は、養殖真珠ではなく天然真珠という扱いなるようです。
日本の高度な宝飾技術を紹介して、今回は終わろうと思います。

パリ万博(1937年)にも出展した、ミキモト真珠(当時は御木本真珠)が誇る一品。
真珠は養殖真珠です。
出典;パール 海の宝石/著;ユベール・バリ

ミキモト・パールを44個も用いた豪華な作品。
出典;パール 海の宝石/著;ユベール・バリ
*最近、お知り合いになった、宝石に詳しい方です⭐️
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