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take_kuroki
とても素敵な六月でした と言えたなら。
6月は、特別。
わたしは毎年、五月病ではなく六月病に悩まされる。
5月はGWがあるし、比較的涼しく過ごしやすい。
でも6月になると一変。
雨が増え、当然湿度も上がり、カレンダーに祝日は見当たらない。
でも最近、気づいたことがある。
わたしはずっと、晴れの日が好きだった。
晴天の空は美しく、どこまでも伸びてゆく青色には清々しさを覚える。
何度繰り返しても飽き足ることなく、カメラを向けたくなったりする。
少しだけ大人になったわたしは、それをどこかつらいと感じるようになった。
晴れの日にのみ生まれる、影。
心を湿らせてくる曇天ではみられないもの。
それがすごく不平等に思えて、曇りの日が纏う優しさを知った。
さて、本題に入る。
こんな鬱屈とした(個人的に、だ。)6月という日々を特別に思うようになったのは、たしか、5年前か。
今後もこれについては多くを語りたくなると思うのだが、わたしにはこれ以上ないほど大好きな人がいた。
もちろん、恋愛感情を抱いていた。
他人の誕生日どころか家族の誕生日を祝うこと、そして自身が祝われることすら苦手であった自分が、はじめて人の生まれた日を心から大切にしたいと思わせてくれた相手の誕生日が、6月にあった。
その人がこの世にいてくれることに、恥ずかしげもなく心から感謝した。
時間をかけてプレゼントを吟味し、メッセージを推敲する。
ドキドキしながら相手に届ける。
かけがえのない時間を教えてもらった。
その人とは、あの頃よりも距離が遠くなった。
居場所も、心も。
誕生日だって、あの頃のように祝えやしない。
けれど、6月は未だ、わたしの特別だ。
『とても素敵な六月でした』
昔から大好きな、とっても良い曲です。
Fantastic Youthの歌ってみた、是非。
