修学旅行の思い出~女子の生き様~
京都に修学旅行でいくことになった。自由行動で、グループを組んだ友達がメジャーなところは大人になってからでも、いくらでもいけるので、マイナーな所に行こうと言い出した。
金閣寺を回るコースと、嵐山を回るコースと、銀閣寺を回るコースの3つのコースがあり、一番人気の低い、銀閣寺を回るコースを選んだ。
修学旅行当日、自由行動をするさいにトランシーバーが足りず、引率の先生と回る羽目になった。
引率の先生は、修学旅行前に、父親が脳梗塞で倒れたことを話しだした。
いやいや、先生、私たちは人生で一度きりの楽しい思い出を作ろうとしているのにそんな話する?と私は心の中でツッコミを入れていた。私が苦手とする先生であった。
哲学の道を通り、銀閣寺に行った。哲学の道はタダの砂利道じゃねと思った。
銀閣寺は蜘蛛の巣が張ってあり、かなりぼろい感じがした。
当時の中学生の私には銀閣寺の良さがまったく分からなかった。
お参りするときも、先生の父親が早く回復しますようにと人の良い私はそうお祈りした。
後に、他のコースを回った友達に感想をきくとお昼ご飯があまり美味しくなかったそうだ。
私達が回ったコースは、哲学の道の途中で食べた抹茶のかき氷はとてもおいしかった。
お昼ご飯も味噌田楽がとても美味しかった。
修学旅行の思い出は、花より団子で、おいしかったという思い出となり、他の人気のコースにいった友達たちにうらやましがられる結果となった。
人生、何が功を奏すのかわからない。パッと見た目がよくて選んだものよりも残り物には福がある展開もあるなと感じる経験をした。
コロナ禍で、どこにも行けず、思い出不足なこどもたちも多いであろうが、なにか工夫次第で素敵な思い出がつくられるかもしれないと思った。

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