自販機の思い出

私の父は自販機に飲み物を配達している仕事をしていた。
夏の暑い日も寒い日も毎日のように飲み物を運んでいた。
1ケースは子どもの私が持てないほど重い。それを2,3個積んで補充していた。

自販機の売り上げが夏場だと結構大きな金額になるらしく、それを回収するのに危険が伴うと言っていた。誰かに襲われて奪われる可能性もあるからだ。
自販機を維持させるためにはいろんなリスクがあるらしい。
日本は治安がよいので自販機が町中にあっても壊されて中の金銭が強奪されることは少ない。
それだけ平和なのは当たり前じゃないのかもしれない。個々の日本人の意識がそれを可能にしている。

飲み物がいつでも、どこでも簡単に手に入ることは本当にありがたい。体調が悪くなった時、薬を飲みたいときに自販機があるとホッとする。
田舎に行くと自販機さえない場所に行くとなおさらその存在のありがたみを知る。
それもそれを維持してくれる人の手がかかっていることを忘れてはいけないと思う。

自販機の周りにペットボトルを回収するためのボックスがあるのもありがたい。家に持ち帰るまでは荷物になるし、途中で捨てられるのは便利だと思う。これも回収してくれる人がいるから利用できることだと思う。

自販機は機械でまるで人の手がかかっていないようなものだと思いがちだが多くの人の後押しによってなりたっている。

そのことに感謝しつつ、せめて自販機を汚さない様にマナーよく利用していきたいものだ。

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