【ワクワクで楽しめた『ピカソmeets ポール・スミス 遊び心の冒険へ』展】
2023年に没後50年だったピカソ。
本展はそんなピカソが挑んできた様々なアート
手法にわかりやすく触れることができました。


ご存知の方も多いと思いますが、ピカソのお父
さんは美術教師。
息子のピカソは父を超える才能がありました
よくわからない絵を描くと思われがちなピカソ
は、実は伝統技法を使った写実的な絵画を描く
のは大得意。すごく上手。
写真の普及もあって、
「リアルって何だろう?」
「目の前にあるものを写し取ること(伝統的手法)
が良いアートなのか?」
「もっとリアルを写し取る新しい手法があるので
はないか?」
既存の写実主義に疑問を持つように。
「何か新しい視点を!」
完成や成功したものに捕らわれず、次々に実験
を繰り返して新しい手法に挑んだピカソ。
それがよくわかる展示と思いました。
そんな本展の空間デザインのプロデュースは、
ポール・スミス。
ポール・スミスの鮮やかなカラーパレットで作ら
れた空間は、80点のピカソの作品と楽しく向き合
わせてくれました。

ピカソ展にはかなり行っているけれど、ワクワク
感があるのは初めて。
まさに、遊び心の冒険に私は行ったのかもしれない。(笑)
今回改めてピカソ展をみて、知らなかったこと、
気づいたこと、あまりこれまで関心を向けてこ
なかったことの発見がありました。備忘録として
書いておこうかなっと。
1,『牡牛の頭部』
展示のスタートは、自転車のサドルとハンドルを並べてできた
『牡牛の頭部』 アサンブラージュ。
既存の日常にあるものに手を加えて芸術へ。ピカソのアートの
視点のひとつ。
ポール・スミスは少年時代に自転車のプロのロードレーサーを
目指していたそうですが、大きな事故のために断念。この作品が
展示会のお出迎えなのは納得。

天井を見上げてもよくわからず。まず、これでワクワクしちゃった。

2,ヴォーグの表紙にいたずら書き?
完成されたものに手を加えて別の意味を持たす。
これは知らなったので、めちゃくちゃ面白かった
です!

求心顔のこの子は誰?(笑)



3,貼ってもいいんじゃない?
コラージュとアッサンブラージュ。絵の具で描く
従来の表現方法を使わなくても真実を伝えること
ができるのではないか?
もっと簡略化してアートをつくってもいいんじゃ
ないか?
特別なものでなくても、日常にあるものの視点を
変えてつかえばいいんじゃないか?
質感や立体感を貼ることでリアルを表現すれば
いいんじゃないか?
私も時々やるコラージュ。こんなところから来て
たのかぁ。


4,足が未完成?


これまで何度も見てきたこの絵。『アルルカンに
扮したパウロ』。パウロはピカソの愛息子。足元が
未完成?気づかなかった。。。
手持ちの本を見てみると、不完全さはこの絵に
親しみのもてる印象を与えたとある。
一方で、これで完成だという見方もあるみたい。
勝手な解釈だけど、
手持ちの本読むとピカソの言葉として
『絵画は研究や実験以外に何物でもない。私は
芸術作品として絵を描いたことなど無い。全て
の作品が実験だった。』とある。
ピカソの中で、実験結果を導けたから、これで
完成!となった可能性もあるかしら?だから決して
未完成ではない???

ある。全体をとらえるのにわかりやすい。もうボロボロ(笑)。
5,立ち戻って写実主義を再解釈
マネの『草上の昼食』をこんなに研究し、描いていたのか。
知らなかった。キュビズムで壊した形態というものに一度
立ち戻ったみたい。常に、新しい視点を探してた?





5,ピカソが生前に開催した個展は数百も。
ポスターの数々。



ピカソの実験は、子供が身の回りにあるものを手に取って、
何でもおもちゃにしたり、おもちゃを作ったりするような
こととにているのかしら。
好奇心をもって、つぎつぎと試してみる。ずっとこれをやり
続けたひとなんだろうな。
先日みた、森英恵さんも『好奇心』がキーワードだった。
偉人たちは、『好奇心』いっぱいなのだ!
とにかく、面白かった。
まだまだあるけど、ひとまずこれで終わりにします(笑)
ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ
2026年6月10日(水)~ 2026年9月21日(月・祝)
国立新美術館
