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五月の空のどこかで


五月の空に──

少しでもあなたに近づけるように。

遠い、遠い、あなたのところまで届くように。


高く、高く。


静かな祈りを込めて。


どこまでも、まっすぐに澄み渡る空。


両手を思い切り広げて、

この空の青さごと
抱きしめることができたなら。


もう一度だけ、あの温もりを。


ゆるやかな風の流れのままに
自由に舞うその姿は、


「ここにいるよ。」と

今にもふざけて駆け出しそうな
あなたのようで。


その笑い声の先を、
いつまでも追いかけていたい。



きっと

この広い空のどこかで、つながっている。






たった一度きりの、こどもの日。

旅立った小さな甥のために、
今年も大きな鯉のぼりを上げています。


あなたの空からも、見えますように──










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