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恋に落ちて、性欲がとまらなくて、なにかに触れていたくて・・・それぞれ独りで生きてゆく

一人暮らしのU子さん、昔おなじクラスで足が早かったY君に憧れていた。

恋愛を経験しないまま80代となって、今では男性ケアマネに会うことを楽しみにしている。

その日は胸がドキドキしながら、化粧して待つ。

その人の入浴介助はぜったいイヤだ。トイレは這ってでも自分だけで行く。

性的快楽は、けがらわしいものと思い、自慰行為という言葉を知らないし、触ったこともない。

親を看取って、一人になったT子さんは10代から快感欲が強く、快楽の違いを比較するという趣味があった。

子どもを欲しいと考えたこともなく、結婚生活にセックスは必要ないって、思って、相手とは合意形成ができなくて、別れた。

そして、女性の大きな胸の谷間に人差し指をいれるのと、男性の玉を触るのが好き、友人に恋人ができたとき、それに触らせてもらった。

それは性欲には関係なくて、ラブドールの胸を触るのが好きなのと同じ。

尊敬している人と親密になりたい、その人とセックスしたいわけではない。70代となったT子さん、大人のおもちゃを比べることが楽しい。

78歳のSさんは、二人の子ども大学生になったころ、株で失敗して妻と別れてアパート住まい、娘はたまに連絡くれる。

中学生のころ、近所に30歳の未亡人と24歳の子持ちの女の人が住んでいて、二人とも食事作ってくれて、よく面倒みてくれた。

昔はゴムが厚くて、つけなくていい日もあって、こんなに気持ちいいのかって思った。

今でもふたりの顔は思い出す、いろいろ世話になった。

今よく観るビデオは、農家で働く女の人を覗き見するようなのが好き、年上の女性から誘ってくるようなの。

ロビン・ダンバーは「人が意味のある人間関係を安定的に結べる上限は150人」というダンバー数を提唱した(ロビン・ダンバー 吉嶺英美訳 2025)。

それは、「意味ある人間関係」を失いながら、取り残されて、それでも、生き続ける高齢者が、どうしたらいいかを教えてはくれない。

中華街で「福寿雪丸」を買って、山下公園のベンチで食べて、砂糖が飛び散って、マスクでぬぐって、しあわせをかき集める。



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