5『Bear(黒)歴史帳』・・・Bearも歩けば棒に当たる
犬も歩けば棒に当たる
「犬も歩けば棒に当たる」というこのことわざは、行動を起こすことで予期せぬ幸運に出会うこともあれば、思いがけない災難に見舞われるリスクもはらんでいることを教えてくれます。
まさに、Bearが歩けば棒に当たる。
当時は、一部の生徒からかなり煙たがられていました。そんなある日、愛車がボコボコにされているのを見つけました。すぐに数名の生徒の顔が浮かびましたね。まあ、そうなるだろうな、とどこかで覚悟していた部分もありました。
私は心当たりのある生徒たちに、一人ずつ直接声をかけました。「俺の車のドアがボコられたんだけど、誰がやったか知ってる?」もちろん、そんなことを正直に言う生徒はいません。しかし、彼らの顔色から、すぐに「ああ、知っているな」と確信しました。生徒たちは「証拠もないのに、こいつ直接聞きに来るのか」というような雰囲気でしたね。
そんな中、誰かは分からないが、確かにBearの車を蹴っている者を見た、という生徒からの証言を得られました。
今後のことを考え、私は校長に掛け合い、臨時の全校集会を開いてもらうことにしました。 「全校集会…ですか」と戸惑う校長に、私は言いました。「そうです。生徒の証言もありますので、放っておくとまた同じことを繰り返しますから」。
さすがに、私に直接話をさせることはできませんでしたが、校長が代わりに生徒たちに注意喚起をしてくれました。全校集会後、私は心当たりのある生徒たちに改めて告げました。「今度やってみろよ。徹底的に調べるからな」と。
当時の学校現場は、殺伐としていました。明確な指導体制があるわけではなく、要するに、校長の考え(肚)が定まっていない状態で、個々人の判断で対応するしかない。そんな環境が、この事件を引き起こしたのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございます。 「Bear(黒)歴史帳」、まだまだ続きます。
