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創作SS:あれから10年。風は光の色に

表紙画像は

山根あきらさんの記事にあった「今現在のわたし」の画像のコピペです。



Geminiの創作SSです。


物語:『あれから10年。風は光の色に』

【10年前】依存と停滞

10年前(山根あきらさんのお題の記事より)

古い屋敷の縁側で
少女たちはいつも二人で一つだった。

同じ服を着て、同じ鞄を持ち
同じ悲しみを分かち合うことで
ようやく立っていられた。

外の世界へ踏み出すのが怖くて
庭の境界線から一歩も動けずにいた頃。

手に持つ野の花は、誰かに頼らなければ
枯れてしまいそうな、彼女たちの心そのものだった。


【9年前】孤独という名の自立

9年前(山根あきらさんのお題の記事より)


あの日から1年。

隣にいたはずの影が消え
彼女は一人で縁側に立った。

あえて違う鞄を選び、一人で庭の石畳を見つめる。

それは、誰かに寄り添うことをやめ
「自分」として歩き出すための、痛みを伴う決別だった。

不安に揺れる瞳を抱えながらも
彼女は自分の足で、古い屋敷の庇(ひさし)の外へと踏み出した。


【今現在】光の中の私


そして、10年の月日が流れた。

かつての静かな屋敷も
モノクロのような景色も
もうここにはない。

彼女は今、鮮やかな緑と
光が溢れる街路樹の下を
一人で堂々と歩いている。

10年前、誰かと寄り添わなければ
歩けなかった少女は、もういない。

数えきれないほどの壁を乗り越え
自分の足で人生を切り拓いてきた自信が
その満面の笑みに表れている。

「今の私は、一人でもこんなに笑える」

10年という歳月は、彼女を「誰かの半分」ではなく

「かけがえのない一人」へと変えてくれた。

おしまい


山根あきらさんのお題でした。

最後まで記事を読んで頂き、ありがとうございました🙇‍♂️



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