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挑戦するという選択②


前回の続き


前回の投稿で、休学や大事な人とのお別れを経て、

・誰かの意見を鵜呑みにしすぎず、自分で考えた上で今できることをする
・挑戦する前から諦めてチャンスを自ら潰すのはもうやめる。
 挑戦する機会はその時限りかもしれないので、結果がどうであれ自分の
 全力でぶつかる

ということを決意しました。

私は元々やる前に色々と頭で考えあぐねては答えの出ないことに悩み、ネガティブな方向に想定しては結局挑戦しない…というのが今までの行動パターンでした。

でもそんな自分を変えたいという気持ちはずっとあったし、このままじゃ自分が成長できないまま年を重ねていくのではないかと思うようになりました。


説明会に参加する

そして、私は前日の某企業を受けることに決めました。
その会社はまず対面の説明会に参加し、そこで履歴書提出と筆記試験を受けることが選考ステップに参加するための流れでした。

説明会は本社のある県と、東京の2拠点で2度ずつ行われるというものでした。
私が見た時には、説明会まで1か月ほど期間がありましたが、既に4日程の内1日程しか空席がありませんでした。
自分の地元から近い方が空いていたこともあって、このタイミングで申し込まなければ次に見た時には満席になっているかもしれない。半ば勢いで説明会に申し込みました。
この空席が残りわずかであったことが、自分を後押ししてくれたと振り返って思います。

私の両親は公務員で、就活の知識が0なことに加え押しつけこそ無いですが「安定」を心配するタイプの為、受けることを伝えるときは反対されるのではないのかとドキドキしていました。
しかし反応は意外なもので、「ふ~ん、そうなの?」といった軽いも返事でした(きっと選考が通過する可能性が低いからと真剣に取り合ってもらえていなかったのかもしれませんが(笑))。

説明会当日、高速バスとJRで約2時間かけて会場へ。
履歴書を提出し、説明会前半は会社概要と実際に働く社員の方のお話。
ここで、プレゼン発表してくださった社員の方がなんと私の大好きな番組を立ち上げたプロデューサーの方で、仕事やその番組にかける思いややりがいを直々に聞くことが出来、もうこの時点で胸がいっぱいでした。

そして説明会後半、筆記試験。
予想外の問題でした。
時事問題や一般常識に加え、地元の地理問題がズラリ。
私の地元ではないためまさかの問題に7割程度しか自信を持って答えられませんでした。

また、一問一答問題と別に番組の企画についてPDCAのようなものを自由記述で書く、というものもありました。
なんとなく考えてはいたものの、新規性には欠けるかなーと思いながらとにかく空欄を埋めようと必死に書きました。

正直、筆記試験に手ごたえはあまりなく、落ちただろうなぁと思いつつ帰路につきました。
尊敬しているプロデューサーの方のお話を直接聞けただけでもいい経験になったな、なんて考えながら過ごしていました。

そして約2週間後、告知されていた選考結果発表の日。

「筆記試験合格のお知らせ」

そんなタイトルで、メールが届いていました。

まさか通るとも考えていなかった私は自分の目を疑いました。
しかし選考通過できたことはとても嬉しく、来る一次面接に向けて自分なりに準備をしました。


初のグループ面接

一次面接はグループ面接と選考フローに書いていたのもあって、そのつもりで臨みました。

面接会場に着くと、そこは警備員さんやセキュリティ機器が置いてあるようなどこか緊張感のある大きなビルでした。
自分と同じようなスーツを着た子たちと共に近くのソファに案内され、ガチガチのまま小さく腰掛けました。

「お隣良いですか?」
と、可愛らしい笑顔の女性に声をかけられ、「もちろん!」と返しました。そのあと少し話をしましたが、緊張で何を話したかは覚えていません。

私は全体の受験者の中でも会場に着いたのが3人目くらいでしたが、その後続々と人は増えていき、20~30人はいたように思います。
そして、面接室に移動するため、名前が呼び出されエレベーターで7階まで移動しました。
一番に名前を呼ばれるとは思ってもいなくて、一度名前を呼ばれたときはすぐに反応出来ませんでした。(苗字があいうえお順だと後ろなこともあって、慣れていないのです)
二度呼ばれ、少し顔が熱くなるのを感じながら一緒に呼ばれた他の2人の方と移動しました。

7階に着くと、そこで一緒に移動した人たちとはそれぞれ別の控室に分けられて案内されました。
今まで入ったことのないような立派な部屋に、更に身体を強張らせながら時が流れるのを待っていました。

すると、私の部屋にもう1人入ってきました。
第一印象としては体育会系っぽい見た目の男の子。

最初こそお互い気まずい空気が流れていましたが、その沈黙を破ったのは彼でした。
「どこから来られたんですか?」
そう聞かれ、面接室に案内されるまでの間、ぽつぽつと話しているうちとても面白くて話しやすい子だなと思いました。
私は高校野球が好きでこの夏も観られる試合は全て観ていましたが、彼は地区予選から全都道府県の試合を観ているそうです。
このあとも甲子園に行って試合を観るんだと言っていました。
高校野球の話で盛り上がり、彼の話で笑っていると不思議と緊張が解れていきました。

そして、面接室に案内されました。
私とその彼との2人で入室しました。


負けたな…

いざ、入室

入室すると、そこには私たち2人に対し4人の面接官が座っていました。
ざっと見た感じ、ベテラン社員2人、中堅1人、若手社員1人という配分でした。

簡単に挨拶を交わし、私の方から自己紹介を始めることになりました。
予想以上の緊張感に詰まりそうになりながらも、なんとか自己紹介を終えました。
そして、隣の彼の番。 彼が話始めると…。
緊張した空気は保ちつつも、何かが変わりました。

彼はビリヤニ店でアルバイトをしていて、そこで某番組を知りエントリーしたそうです。
ここで面接官から「ビリヤニ!?」と笑いが生まれ、彼はより饒舌に。

その後の質問でも彼はユニークな回答や機転の利いた回答を繰り広げ、場を沸かせました。

私はというと、自己紹介以降は彼から質問されることに後攻の自分は最早「オマケ」なのでは…?と自信喪失し、受け答え時に向けられる面接官の鋭い眼光に怯えつつも精一杯話しました。
でも、言おうと思っていたことは3割程度しか言えなかったし、企画について突っ込んで聞かれた際にはすぐに答えが出ず、1分程の沈黙の後「質問が悪かったね、ごめんね」と地獄のような雰囲気にしてしまいました。
控室で彼と話していた時の余裕は微塵も残っていませんでした。

この時点で私は「もう落ちたな…。完敗だ」と心が折れかけていました。

面接官から「本日の面接はこれで終了です」と告げられ、退出する際に隣の彼がおもむろに立ち上がり、「僕からの提案なんですが…。」と私が答えられなかった企画の提案に対する質問に、彼が提案を提言したのです。
正直やられた、という気持ちもありましたが、自分の企画でないのに瞬時にアイデアが出てくるのはすごいなと素直に感心しました。

退出時は落ちただろうと思っていたので、もうこの場に来ることは無いだろうなと思い、できるだけ気持ちを込めて礼をし、退出しました。


退出後

面接室から出ると、案内してくれた方から本日はありがとうございましたと礼を言われ、こちらこそありがとうございましたと返してその場をあとにしました。

移動を始めるなり、私は隣の彼に「いやあ凄かったですね!お疲れさまでした!!」と空元気を飛ばし、彼を称えました。
そして自分は落ち確だと思っていたので、「次も頑張ってくださいね!」と相手に告げ、駅に着いたところで解散しました。

もう過ごしている環境が違うんだなと、面接の受け答えを聞いていて思いました。
相手が悪かったんだと思うようにしました。
それでも、時間が経てば経つほど、悔しい気持ちが大きくなり、帰路についてからは涙を流しました。



まさかの結果


良い経験になった。
そう思って、今後の糧にしていこう。
そう割り切ることにしました。

しかし、翌日。

「慎重なる選考の結果、キノ様には二次面接に進んでいただくことになりました。」

見間違いかと思いました。何度も読み返しました。
合否にかかわらず連絡を送ってくれるなんて優しいなー、なんて思いながらメールを開けたら、一次面接を通過していたのです。

正直、今でも何故通過出来たのか、間違いではないのか、と思っている自分がいます。評価いただけたポイントも心当たりがまるでありません。
もちろん企業側に問うことも出来ませんが。

就活って、改めて明確な答えなどないし受けてみないと分からないなと感じました。

そして、思い切って挑戦することってこんなにも苦しいし傷つくけれど楽しいんだということを知ることが出来ました。

まだ受かった訳ではないけれど(笑)、このことを体感できただけでもう収穫があったと言えるなと思ってます

そして年々「どうせ自分なんてやっても無理だ」と決めつけてやる前から自分の可能性を狭めて生きてきた自分と決別出来ているようで、毎日ワクワクして過ごせています。

10年間休んでいた金管楽器を再開し、楽団に入団したことでずっとやりたかった「誰かと音楽する」という目標に一歩近づけた。
当たるわけないと思って申し込むことすら諦めていたライブやコンサートに応募してみたら、一発で当選したり、何回目かで当選したりと公演に行く機会が増えた。

もちろん企業の選考については募集が若干名ということもあり最終どうなるか分からないけれど、自分の今持つものすべてをその場で出し切れたらどのような結果であれ後悔なく終えられるかな、と考えています。


二次面接は来週。
気負いすぎず、でも言いたいことを形に出来るように残された時間何が出来るかを考えて過ごします。



最後までこのような長文にお付き合いいただきありがとうございます。
伝えたかったのは、迷ってるならとりあえず挑戦してみることが新たな道やチャンスに導いてくれ、世界が拓けるかもしれないということ


この内容の続編は書くか決めてません。完全に気分です。

面白がりながら、温かく見守っていただけたらなと思ってます。^ ^




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