さぁ、畑を始めようか トウモロコシを守り抜け
4月初旬に植えたトウモロコシの苗がすくすくと成長している。
知らぬ間に高さ150センチ程になり、株の先端にできる雄穂(ススキのアンテナみたいなやつ)が広がり、茎の間にできる雌穂(成長したら食べるやつ)ができ始めてきた。上にある雄穂の花粉が下にある雌穂のひげみたいなヒョロヒョロに着くことで普段見かけるトウモロコシの実ができる仕組み。なので一本だけ育てるより複数で育てることでより受粉しやすく実をつける確率を上がるよう。


現在9本のトウモロコシが育っており、上手くいけばあと一、二ヶ月で収穫だろうか。
2年前にふるさと納税(山形県寒河江市)で届いた朝採りトウモロコシを食べると、今まで食べたどんな果物よりも甘く感じて驚いた。届いた12本のトウモロコシは奪い合うように貪り食い、あっという間に冷蔵庫から無くなった。そのレベルまでとはいかなくてもいいからトウモロコシは何としても成功させたい。
ただこのトウモロコシの育て方を調べれば調べるほど心配なことがある。それは、アワノメイガ。
「行け!アワノメイガ!体当たり!」
と、なんかポケモンに出てきそうな名前だけど、これは蛾の名前。この蛾の恐ろしいところは、雄穂の花粉が出る頃に寄ってきて、トウモロコシの茎や葉に卵を産みつけ、孵化した幼虫が潜り込みトウモロコシの実を食べ尽くしてしまう。しかも外からは一見すると問題ないように見え、いざ収穫し皮を剥くと、実がなくウニウニと幼虫のイモムシがうごめいているとのこと。それも高確率に。
そんなの嫌!絶対嫌!そんなの悲しすぎる!死守よっ!!絶対取られちゃダメっ!!
と涙目になり、スラムダンクの赤木晴子状態になった。
今まで特に何もアワノメイガ対策をしていなかったのが急に心配になり、防虫ネットを購入しとりあえずトウモロコシを保護した。

この防虫ネットをしたのは6月中旬。よく見るとトウモロコシに大量の虫が色々ついている。ハエにカメムシ、ウリハムシに蛾。ん?蛾?
「こいつか!」
体長2センチ程の蛾。ていていと追い払う。まさかと思いトウモロコシをよく観察すると、いた。アワノメイガのイモムシが雄穂の奥に。ということは、これ一匹だけということはないだろう。他も探すも見つからず。もうすでに潜り込まれた可能性がある。
アワノメイガの産卵時期はは6〜8月。ちょっと対策するのが遅すぎた。本来なら5月には防虫ネットをするべきだった。
農家の師匠から言わせればネットをすると風を受けにくく受粉がしにくかったり、逆に虫だらけになることもあるから農薬をすすめられた。ん~~でも、せっかく時間かけて防虫ネットしたし、農薬を使わずにいきたいので今年はこのまま継続し様子をみてみた。
1週間後、トウモロコシは一株に対して1、2本の実を育てるのが基本とのことで、3つ目に成ったヤングコーンを収穫してみる。
トウモロコシの皮に2ミリ程のきりで穴を開けたような痕がある。嫌な予感がしながら皮を一枚、一枚とめくっていく。いくらめくっても穴は途切れない。その穴はヤングコーンにまで届いており、その穴の奥には膝を抱えて昼寝しているアワノメイガのイモムシがいた。
「やられた。くそっ。」
まさかと思い、別のヤングコーンを収穫してみる。皮をめくると結果は同じだった。

他のトウモロコシの確認はしなかったが、絶望的な状況。せめて一本でも立派に育ってくれないか・・・そう甘くはないか。
来年はアワノメイガが飛び回る前に採れるように早植えしてみよう。なかなか家庭菜園は難しい。
今年のふるさと納税は、また朝採りトウモロコシを頼もうかな。余計に美味しいトウモロコシが食べたくなってきた。
