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PUNKSは一生パンクスである、と決めつけてみる

ちょこちょこ動向を追ってるベーシストHIROMITSUさん(ex.AIR SWELL、KYONOバンドetc.)が最近SKINHEAD GIRLというパンクバンドに加入した。
ジャンルはストリートパンク。ハードコアやoiパンクの派生とも言われている。ビジュアルは攻撃的だが音楽性はキャッチーでメロディアス。

SKINHEAD GIRL『I'll』(Live)
この動画を観て曲にハマってしまった。PUNKでもありロックンロールでもあり。

『I UNDERSTAND』(MV)
アーリーパンクなファッションがバチバチにキマってる。モヒカン、鋲ジャン、ボンパン、Dr.マーチン、タトゥー。すべてがPUNKのアイコン。


彼らの動画を見て、私は初めてライブハウスに行った時のことを思い出していた。
高校1年。15歳だった。
向かった先は横浜7thアベニュー。当時神奈川に住んでいた私にとって都内よりも横浜のほうが身近な街だった。
だからあまり深く考えずに、気になっていたハードコアパンクバンドのライブを見に行くことにしたのだが、今思えば完全に舐めていたとしか言いようがない。ライブハウス初参戦なのに最初からハードルが高すぎる。

初めてのライブハウス体験は何もかもが刺激的で魅惑的だった。まずお酒が売られていることにどきどきした。未成年なので当然コーラを頼んだのだが妙に緊張していた。
バーカウンターを目にして“大人の世界に来ちゃった感”を急に意識したせいだと思う。
その時に観たバンドのステージングはめちゃくちゃ破天荒だったし、何よりも観客のファッションが凄かった。
モヒカン、スパイキーヘア、鋲ジャン、ボンパン、安全ピンが沢山ついたフラップポケット、ボロボロになったダメージデニム、マーチンの8ホールや10ホール。
少ないながら女の人もいた。ナンシー・スパンゲンのような、ライダースジャケットにレザーのスカート、カラフルなメイクに網タイツ。
映画『シド&ナンシー』やパンクバンドのMVの中でしか見たことのなかった世界が眼前に広がっていた。
ライブハウスはバチバチにカッコいいパンクスの社交場だったのだ。

ライブの最中は野球観戦のように野次が飛び、轟音が耳をつんざき、モッシュで弾き飛ばされ、誰かの鋲ジャンのスタッズが腕に刺さる。15歳女子には衝撃的な世界だった。
しかし痛がる暇もなく、ステージ上からペットボトルの水滴が降り注ぎ、誰かが頭の上をダイブして転がっていく。
ハチャメチャだった。中学時代に観てきたストリートミュージシャンの路上ライブや軽音部の体育館ライブとはレベルが全然違った。激しさと熱量が異次元。
なのに心から楽しくて、そこにいる人達全員がカッコよくて眩しくて。
「私もずっとここに居たい」と思った。


なぜライブハウス初参戦の日のことを唐突に思い出したかというと、SKINHEAD GIRLがその時に観たハードコアパンクバンドによく似ていたから。
タイミングよく、連休に3マンのライブがあると知り急遽行くことを決意。もちろんいつも通り単独参戦。
そのライブが昨日だった。

全部の曲を知らないのでセトリもわからない。
というのも彼らはサブスクを解禁していないのである。YouTubeにアップされているMVとメンバーがインスタにあげているライブ映像の切り抜きしかない。
それ以外の曲を知らないまま参戦することになったが、私は曲を予習しなくても楽しめるタイプなので問題はない。
ライブも映画も買い物も基本的に単独行動なので寂しいとかもない。全然余裕。
そう思ってはいても、いざ箱に足を踏み入れてみると、なんだかいつもとは違う高揚感に包まれた。
そこにいる人達はみんなバチバチにキメキメのPUNKSばかり。半分以上の人がマーチン履いてる、それだけで親近感で嬉しくなる。
記憶の中で眠っていた横浜の夜が脳内でリンクした。
年齢層としてはミドルエイジが多かったように思うが、逆にそれが“好きなものを貫いている生き様”として粋に映った。

SKINHEAD GIRLのライブは初めてだったが、初めてのような気がしなかった。
原点回帰というか、自分のルーツに戻ったような感覚がした。
観に来てよかったと素直に思った。
時代がどれだけ変わってもカッコいいものはカッコいいのだ。それを証明しているかのようなステージだった。
一番聴きたかった『I'll』がきたときはテンションブチ上がりまくり。


思春期にPUNKのカルチャーに染まった人は、大人になってもどこか抜けきらない。
落ち着いた大人のふりはできても根っこの精神性はずっとPUNKなまま。きっと私もそうなのだろう。
厨二病と言われようが、好きなものはずっと好きなままでいていい。パンクロックが教えてくれた。

年を取ればみんなオジオバになり、やがて爺さん婆さんになる。
年をとるほど美醜の差は縮まる。若さや外見に頼れなくなった時、人の本質と生き様が浮き彫りになる。
ふと思った。私はヴィヴィアン・ウエストウッドみたいなカッコいいおばあちゃんになりたいなと。
その頃には周りの目とか服が痛いとか痛くないとかは最早どうでもよくなっていると思う。
変わり者の自覚はあるし、どっちみち一生PUNKS治らないならそういう路線で生きてくのもアリだろう。
おばあちゃんになってもライダースを着てマーチンを履く。実際に着れるかどうかは別にして、そういう心持ちで生きていけたら。
ほろ酔いの頭で、意味があるような無いようなことを考えた高円寺の夜。
重たいブーツを履いているはずなのに、なぜか足取りは軽い。
来る時は降っていた雨が帰りは止んでいた。
人生みたいな空模様。降ったり止んだり。
曇りのち時々晴れ。
たまに外れる天気予報。
明日が晴れることを祈ろう。


対バンで出ていた他バンドも全部観たのでちょこっと紹介。

🎸Red Dogs『HERO』(Live)
パンキッシュなガールズバンド。なにげにガールズバンドが好きなので完全初見ながらこのバンドも好きになった。ベースボーカルのハルカさんがカッコよかった。ベース音ゴリゴリで好み。関西のバンドだから関東にはあまり来ないらしい。観れて良かった。


🎸C×C×D『ありのままで』(Live)
この曲はライブで盛り上がる定番らしい。oiパンクって元気出るよね。C×C×Dは知ってる曲結構やってくれて懐かしかったり。


物販でCD無事GET。これでやっと全曲履修できる。

缶バッヂかわよ


「自転車放置禁止」と書いてある横で堂々とチャリが放置されている高円寺クオリティ嫌いじゃない

さすがROCKな街


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