なぜ書いているのか
noteに記事を投稿している人は必ず「なぜ書いているのか」という問いにぶち当たる。
そして あーでもない こーでもないと自分の内面と向き合い それらしい答えを見つけてはまた書き始める。
そうやって自己完結して書き進め、投稿を重ねていると次は周囲が気になってくる。
「あの人はなぜ書いているんだろう」
そんな事が気になってくる。
毎日投稿を頑張って何が目的なんだろう。
収益化して何を買うんだろう。
聞いてみたいけれど失礼かもしれない。
気になって夜も眠れない。
そんな人もいるかもしれない。
そして僕も長い時間を使いnoteに記事をあげてきた。
だから僕が「なぜ書いているのか」ということが気になって気になって仕方がない という人も50人はいることと思う。
センシティブな内容なので聞きたくても尋ねることは憚られる。
ならばこちらから提示するのが思いやりというものだろう。
だからこの記事を書くことにした。
僕が毎日休まずに記事を投稿するのには理由がある。
信じてもらえないかも知れないけれど書いていく。
そう あれはまだ僕がnoteを始めた頃だった。
必死に紡ぎ出した僕の言葉たちは見向きもされなかった。
スキがゼロなんてこともよくあった。
コメントを貰えるなんてことは夢のまた夢だった。
僕のフラストレーションは日増しに高まっていった。
そんなむしゃくしゃした感情を発散する為に海にいったんだ。
そこにはウミガメがいた。
僕はすぐに アイツをイジメてやろう って思った。
近くに おあつらえ向きの棒が落ちていたから その棒を拾ってツンツンしてたんだ。
もっとスキをくれてもいいじゃないか。
なんの為に書いているんだ。
誰かコメント書いてくれよ。
そんな呪詛を吐きながらツンツンしていた。
竜宮城へでも連れて行ってくれたら いいネタができるのになとも思っていた。
しばらくは呪詛を吐きながらツンツンしていたと思う。
そうしたら後ろから声を掛けられたんだ。
「カメをイジメるのはやめなさい」
僕が振り向くとそこには、髪をポニーテールにして 魚籠と竹の釣り竿をもった男が立っていた。
絵本から飛び出してきたような出で立ちで、まさに浦島太郎のようだった。
僕は面食らって数秒は ぼーっとその浦島太郎を眺めていたと思う。
コイツも竜宮城に行きたいのかな。
そんなことを考えていたことを憶えている。
でも僕は、いきなり現れてカメをいじめるなっていう正論をぶつけて来た浦島太郎に腹が立った。
こういう時は まず理由を聞くべきだと思う。
僕がどれだけ追い詰められてカメをイジメていたのか少しは考えて欲しかった。
「おまえには関係ないだろ。僕はスキがもらえなくてむしゃくしゃしているんだ。放っておいてくれないか」
僕はそう言い放ち 浦島太郎をよーく観察した。
すると首から変な物をぶら下げていることに気が付いた。
それは逆三角形で目のようなマークが付いていた。
ピラミッドを逆さまにしたような形だ。
僕がその逆三角形のネックレスを凝視している間に浦島太郎の様子が変わったていたんだ。
髪が逆立って目が爛々としていた。
雰囲気がまるで違う…。
「闇のゲームをしよう」
浦島太郎はそう言った。
僕はわけがわからずに「え?」と聞き返した。
「あんたが勝ったらいくらでもスキがもらえるようにしてやろう」
「その代わりあんたが負けたら罰ゲームを受けてもらう」
浦島太郎は漫画の主人公のようなセリフ回しで言い放った。
「ば、罰ゲームってなんだよ…」
僕は腹が立つようなビクビクするような不思議な感情のまま尋ねた。
「闇の罰ゲームはnoteで真面目な内容が書けなくなる。そして書くことを止めたら日常生活も真面目ではなくなる」
浦島太郎はそう説明した。
「そ、そんなことになったら収益化なんて出来ないじゃないか…」
僕がそう呟くと同時に
「ゲームスタート!」
と浦島太郎からの開始宣言があった。
僕はとっさに臨戦態勢に入った。
ゲームは知力をフル活用する内容だった。
お互いの駆け引きが火花を散らした。
あの血肉湧き踊る感覚は今でもよく憶えている。
でも 僕は善戦したが負けてしまった。
浦島太郎はカメに跨り海の底へ沈んでいった。
僕は闇の罰ゲームを受けることになった。
こうして僕は毎日投稿をすることになった。
真面目でインテリジェンスでイケオジな僕は日常生活を守る為に noteにアホな記事を投稿するしかなくなってしまった。
いや、真面目に書こうとしてもアホな内容になってしまう。
闇のゲームは恐ろしい。
これが僕の「なぜ書いているのか」の理由だ。
え?
罰ゲームから抜け出す方法?
あるよ。
「スキの累計が10億を越える」が条件だってさ。
僕の真面目でインテリジェンスな記事を読みたいのならスキを押すしかない。
あなたのスキが累積された時、本来の僕の記事を読むことができる。
さぁポチっとスキを押して。
ではまた。
※この記事は一部フィクションです。
