見出し画像

【警告】体脂肪率10%未満のヒルクライマーへ。「体重を削る」のをやめないと、あなたのパワーは死ぬ

ロードバイクに乗り始めて3年目。私は危うく、取り返しのつかない愚かな過ちを繰り返すところでした

ヒルクライムにおいて「軽さは正義」だと思い込んでいるそこのあなた。もしあなたの体脂肪率がすでに10%を割っているなら、今すぐ体重計を窓から投げ捨ててください。そのまま減量を続ければ、待ち受けているのは「パワーの完全なる崩壊」です

私の過去の残酷なデータ(事実)をお見せしましょう

■ 1年目:無知ゆえの圧倒的パワー(体重72kg)
ロードバイクを始めたばかりの頃、私には「減量」という概念がありませんでした。初めて出場したヒルクライムレース。当時の体重は72kgと重かったものの、なんと**「30分平均で250W」**というパワーを叩き出しました。エンジン(筋肉)は燃料で満ち溢れていたのです

■ 2年目:富士ヒルと「軽量化」の呪い(体重65kg / 体脂肪率5%台)
2年目、初の富士ヒルクライムに向けて、私はネットの「体重は軽い方がいい」という情報に完全に洗脳されました。
過酷な食事制限を行い、体重を72kgから65kgへ。体脂肪率はバキバキの5%台。「これで飛ぶように登れる!」と全能感に浸っていました

しかし、結果は絶望的でした。パワーが激減し、ペダルが全く踏めなくなったのです
当時は理由が全く分かりませんでした。「あんなに頑張って痩せたのに、なぜ?」と

■ なぜパワーは死んだのか?(生理学的な真実)
3年目を迎え、富士ヒル「シルバー(1時間15分切り)」に向けてトレーニングを本格化させた今、過去の失敗の理由が明確に分かりました

体脂肪が10%を切っている状態というのは、身体にとって「飢餓の入り口」です。そこに高強度のトレーニングとカロリー不足(減量)をぶつければ、身体はエネルギーを捻出するために**「自らの筋肉(エンジン)を分解して食い潰す(カタボリック)」**という最悪の防衛手段に出ます

私は脂肪を削っていたつもりで、自らの貴重なエンジンを削り落としていたのです。軽自動車のシャシーに、原付のエンジンを載せて「軽くなった!」と喜んでいた狂気の沙汰でした

■ そして現在:危うく同じ過ちを繰り返すところだった
現在の私は体重68kg、体脂肪率8~9%
ここから富士ヒルに向けて、またしても「体重を落とそう」としていました。過去の教訓を忘れ、またしても「食べたら太る」という恐怖に支配されかけていたのです

ギリギリで気付きました。今、体重を落としたら確実に筋肉が落ち、目標のパワー(W/kg)には絶対に届かないという事実に

■ 勝利のための戦略的ロードマップ(食べる恐怖を克服しろ)
体脂肪率が20%を超えている人が12%を目指す減量と、10%未満の人間が行う減量は、全くの別物です。限界まで削ぎ落とされたヒルクライマーが今やるべきは、以下の冷酷なスケジュールです

3月〜4月(増量・拡張期):
体重の増加を完全に許容する。泣きながらでも毎食「白米」を胃袋に詰め込み、筋肉のグリコーゲンタンクをパンパンにする。一切の筋肉の分解を防ぎ、Zwiftの実験室でVO2MaxやSSTなどの高強度を1Wのブレもなく完遂する。ここはFTPを力技で引き上げる期間

5月(特異性・研ぎ澄まし期):
上がったFTPを維持したまま、摂取カロリーをわずかにアンダーに設定し、増量期で増えた数キロのうちの「余剰な脂肪」だけを削ぎ落とす。ここで初めて峠での実走を解禁し、本番に向けたパワーウェイトレシオ(W/kg)を極限までアジャストする

これがトップアマチュアのやっている本当のピーキングです

エネルギーを枯渇させた身体で、高い出力を維持することなど不可能です。食事の大切さ、そして「戦略的に食べる」ことの残酷さと重要性を痛感しています

もしあなたが今、細い体でパワー不足に悩んでいるなら、今日から白米を食ってください。私と一緒に、3月と4月は「強靭なエンジン」を創り上げましょう


いいなと思ったら応援しよう!