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【selfish】「透明無尽」と「青の余白」を考察して見えたselfishの成長物語


はじめに

2025年9月3日に行われた、selfish Oneman Live 「青の余白」。
2024年11月15日に行われたselfish 1st Oneman Live 「透明無尽」。
今回はこの二つのワンマンライブの冠にもなっている、「透明無尽」と「青の余白」から、selfishがどのように成長してきたかを考察します。


「透明無尽」と「青の余白」の共通点

まず、この二曲の共通点について整理します。


・節目のワンマンライブの冠曲
・作詞家が同じ
・作曲家が同じ


昨年のワンマンでは、「Happyish」も初披露だったため、単純に「新曲=冠曲」という訳ではなく、「透明無尽」は「Happyish」とは違う意味付けがされていると考察します。
作詞家Rei Kisekiさん、作曲家syosyosyosyosyoさんについては、同じ作詞家と作曲家を起用することで、伝えたいメッセージや表現が統一されるため、意図した起用だと考えます。


「透明無尽」と「青の余白」の違い

二曲の歌詞を比較すると、「透明無尽」は“始まりの物語”、「青の余白」は“旅路の物語”のように感じます。


透明無尽

テーマ:理想と衝動
まだ何色にも染まっていない「透明」な僕らが、無限の可能性を信じて「飛び込む」決意の歌。

青の余白

テーマ:現実と内省
実際に飛び込んだ世界で経験を重ね、透明から青に色づいた僕らが、現実と向き合いながら一歩一歩着実に歩きだす覚悟の歌。


​「理想から現実へ」、「衝動から内省へ」という変化が、「透明無尽」から「青の余白」の間で起こったselfishの成長そのものではないかと考察します。

歌詞比較で見える「対比」と「成長」

実際の歌詞を比較して、どのような対比や関連性があるか確認していきます。

一覧はこちら。


・色彩の対比:「透明」 と「青」
・アクションの対比:「飛び込む」と 「歩きだす」
・意思の対比:「思うままに」と「望むままに」
・選択の対比:「無限の選択肢」 と「並べられた答え」


色彩の対比:「透明」 と「青」

透明無尽
“お互いが透明人間だった”
何者でもなく、何にでもなれる無限の可能性の象徴である「透明」な状態を表す。

青の余白
“青の余白にどんな景色が待っていたって”
経験と実績を積んで確かな「青」を確立し表現してきた上で、まだ見ぬ未来(余白)を見据えている。


アクションの対比:「飛び込む」と 「歩きだす」

透明無尽
“泳いで行こう” “飛び込む世界”
エネルギーに満ちた、勢いのあるダイブ。怖いもの知らずで自由を謳歌する様子。

青の余白
“また一歩 また一歩 僕は歩きだす”
経験や実績を踏まえ、まだ見ぬ景色に近づくために地に足を着けて着実な一歩を踏んでいる様子。


意思の対比:「思うままに」と「望むままに」

透明無尽
“君が思うままに”
とにかく思うがままに行動することを肯定する様子。そこに明確な意思決定は見られない。

青の余白
“君が望むまま 生きてみれば?”
経験や実績は積んできた。ここからは望むか、望まないかの二択。意思決定を迫られる様子が感じられる。


選択の対比:「無限の選択肢」 と「並べられた答え」

透明無尽:
 “無限にある選択肢”
純粋に「可能性の存在」を肯定する。逆を言えば選択肢が取り得ない状態なので、全てを可能性と捉えるしかないともいえる。

青の余白
“並べられた答え 指さすのは簡単だ”
このままの活動でもそれなりにファンがついて、それなりのステージには上がれる。それぐらいの経験や実績を積むことはできた。
※この後の歌詞で“その先へ行こう”と続くので、“並べられた答え”を求めるのは否定している。


ここまでの内容から、「透明無尽」から「青の余白」までの成長の軌跡を考察して言語化した内容がコチラ。


「透明無尽」の頃よりも、ライブ経験やTIF出場という実績を積んだことによって、追い求める理想が抽象的から具体的になってきた。同時に取り得る選択肢も増えてきたし見えてきた。このまま活動をこなすことは簡単だが、まだまだ見たい景色がある。その景色に向けて、一歩ずつ、いつまでも未完成な地図を歩いていこう。
自分達の力で、そして自由に。



おわりに

selfishは楽曲やライブを大切にするグループだと思っています。
ワンマンライブの冠名にするぐらいの曲なので、「透明無尽」、「青の余白」には、強いメッセージが込められていると思いますし、これからのselfishをどうしていきたいかを示した曲になっているのではないかと考察しました。
また、「透明無尽」では目標に「TIF出場」を掲げていましたが、「青の余白」では明確な目標を口にはしていませんでした。これは目指すものが具体的になっているため、「言うまでもない。」からと解釈しました。

夢の大航海は、続く

名曲「青の余白」を引っ提げて、selfishがどこに辿り着くのか、期待しかありません。

【透明無尽】


【青の余白】


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