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【selfish】「星屑」_必然だった出会い。廃れた神社から運命が変わった僕らの物語


はじめに

今日は「星屑」について書きます。
「星屑」の作詞はRei Kisekiさん、作曲はsyosyosyosyosyoさんの黄金コンビです。
ファンの間でも人気の曲で、フリも見どころあるし、一体感も作れるし、最後の玲衣さんのロング歌唱で魅せれる、全部詰まったような曲です。

【楽曲】


【歌詞】


「星屑」はどんな曲?

「僕と君が星屑から一等星に変わるSF小説のような物語」です。
主人公の「僕」が「君」と出会うことで、名もない星屑から一等星に変わる描写がありますが、曲の壮大さと歌詞の秀逸さで、SFの世界に入ったような気持ちになります。「廃れた神社」、「蝉時雨」、「夏の大三角」など、夏を描写する歌詞も多いのですが、年中歌っても違和感のない夏ソングとなっています。


「星屑」の3つのポイント!


「僕」と「君」はなぜ廃れた神社で出会った?
一等星になったのは「僕」だけか?
星屑は「僕ら」の物語



歌詞解釈

ここからは実際の歌詞を見ていきます。

群青に転がる 名もない星屑
無理やり繋いだ 傷跡
(無意味じゃないと言ってよ)
蝉時雨に隠れて泣く
その声の居場所を探す
廃れた神社
「どうしたの?」
きっとなにかを願って縋って
(誰もが)
行き場のない希望 空へ

https://linkco.re/23c9vp81/songs/2947201/lyrics?lang=ja

“群青に転がる 名もない星屑”
「名もない星屑」が無造作に空に散らばっている様子を、「群青に転がる」と表現しています。早速Kisekiさん良すぎる…。
その後に、(無意味じゃないと言ってよ)、という歌詞がありますが、これは
“無理やり繋いだ 傷跡”にかかっています。
更に、この“無理やり繋いだ 傷跡”はのちの歌詞、“夏の大三角”と対をなしていると考えられ、物語の最初では、星空は同じ星空なのですが、主人公の心情は「傷跡」と「夏の大三角」ほど違うことを表現していると解釈しました。
“「どうしたの?」”
主人公と「君」の出会いのシーンです。
廃れた神社で蝉時雨に隠れてめそめそしている主人公に、「どうしたの?」と声をかけてくれた「君」。ここから物語は進んでいきます。
この、「どうしたの?」という話言葉が入ることで、一気に物語の世界に引き込まれるような感じがするのと、ここの歌割は立花ゆりさんで、台詞調の歌詞が合います。NO SUMMER NO BLUEの「私も歌うよ ルラララ―」と似た感じ。


星の瞬く間に 消えるStarlight
大事なもの ひとつ守るため
この手を零れ落ちてゆく
煌めく星となって
大三角を囲んで 廻れ
弱虫で勇敢な 僕らの
夏が始まったような気がしたよ

https://linkco.re/23c9vp81/songs/2947201/lyrics?lang=ja

“弱虫で勇敢な 僕らの 夏が始まったような気がしたよ”
この歌詞の“僕ら”ですが、登場人物は「僕」と「君」しかいないため、「僕ら=僕と君」になります。よって、「どうしたの?」と声をかけてくれた「君」も「弱虫で勇敢な夏が始まったような気がしている」ことになります。
ここから読み取れることとして、神社で会った「君」は、「僕」を救いに来た女神のような存在ではなく、「僕」と同じような悩みを抱えた、曲中の言葉で言うと「星屑」であったと解釈できます。そう考えると、普通は不気味で人が寄り付かない「廃れた神社」で偶然会うこともあり得ます。
よって、この物語は「僕」が一方的に「君」に救われる物語ではなく、「同じ星屑だった僕と君が、互いを特別な存在と認識することで、星屑から一等星になる一夏の物語」と解釈できます。


長い髪 揺らす風
君の目見れないまま過ぎる
"永遠"って言葉 浮かぶ
きっと全て分かろうとするより
(寄り添う)
大事な時間がここに

https://linkco.re/23c9vp81/songs/2947201/lyrics?lang=ja

“きっと全て分かろうとするより”
この歌詞からも、「君」が過去に何か抱えているものがあるような気がします。
“永遠”という言葉が浮かぶぐらい、沈黙が続いている状況であることが読み取れます。相手のことを知ろうとするほど、何を聴いていいかわからなくなってしまったり、一問一答みたいになってしまって会話が続かないということはよくあることです。
最後は相手の全てを知ろうとするよりも、沈黙の時間さえも大事な時間と受け入れようとしている「僕」の考えの変化を感じます。


星の瞬く間に 不甲斐ない
僕を責める その声の正体
他の誰でもない僕だ
初めて笑った顔 ありがとうって
君が僕を
見上げた瞳が
無意味な星屑を 一等星に変えたんだ

https://linkco.re/23c9vp81/songs/2947201/lyrics?lang=

“星の瞬く間に 不甲斐ない 僕を責める ”
「僕」は精一杯、君を元気づけようとしている様子ですが、上手くいきそうでいかない様子を、“星の瞬く間に 不甲斐ない 僕を責める ”と表現していると解釈しました。
“その声の正体 他の誰でもない僕だ”
他責ではなく自分の責任として捉えていることがわかります。
冒頭の歌詞で、“きっとなにかを願って縋って (誰もが)”とあるため、「君」と出会うまでは何かと他人のせいや、環境のせいにしていたのが、自責で捉えている点に「僕」の成長を感じます。
“初めて笑った顔 ありがとうって 君が僕を 見上げた瞳が 無意味な星屑を 一等星に変えたんだ”
その前のパートで、“君の目見れないまま過ぎる”という歌詞がありましたが、気持ちが沈んだままではずっと伏し目がちなはずです。
初めて笑った時に、伏し目がちな「君」の目は前を向き、「僕」と初めて目が合う。目があった瞬間、「僕」を無意味な星屑から一等星に変えたと解釈しました。また、一等星を「特別」や「かげがえのない存在」と定義すると、「君」と「僕」は目を合わせることでお互いにその瞬間を感じたと解釈できれるので、「君」もまた一等星になった瞬間と解釈できます。

まさにビックバン!


深い蒼 暗い過去 遠い未来
何光年先から見下ろす世界
散々でも燦々と輝くさ(僕らは)
勝手に何度もここで

https://linkco.re/xvZmD2q1/songs/2882858/lyrics?lang=ja

ここがまさにSF的な表現!
その前のパートで「ビックバン」と表現しましたが、暗い過去もまだ見ぬ未来も例え散々なことがあったとしても、君を笑顔にさせることができた「僕」は何があっても何度でも乗り越えられるという風に解釈しました。
このパートはあまり考えず、韻も固めで純粋に歌詞が織りなす世界観を楽しむところかと思います。ライブ現場も拳を上げて一体感を演出しています。


星の瞬く間に 消えるStarlight
大事なもの ひとつ守るため
この手を零れ落ちてゆく
煌めく星となって
大三角を囲んで 廻れ
弱虫で勇敢な僕らの
夏が始まったような気がしたよ Ah

https://linkco.re/xvZmD2q1/songs/2882858/lyrics?lang=ja

一回目のサビを同じですが、最後にロングの“Ah~”があります。玲衣さんの見せ場です。
冒頭は無名の星屑で星が結ぶ線も傷跡と表現していました。それが、「星屑」ではなく「煌めく星」となって、「傷跡」ではなく過去と未来を“廻す”「大三角」となっており、対比構造になっていると解釈しました。
また、これは拡大解釈かもしれませんが、“弱虫で勇敢な僕ら”の部分について、蝉時雨で隠れて泣いていた「僕」を「弱虫」、廃れた神社で泣いている「僕」に声をかけた「君」を「勇敢」と表現していると解釈できます。

廃れた神社から出会った「僕」と「君」は、特別な存在になることで星屑から「一等星」になり、夏の大三角を廻すよう運命が動き出した。

きっと誰もが、誰かの一等星。


おわりに~「星屑」のライブポイント~

「星屑」はセトリに入る可能性が高い曲で、フリも盛り上がるポイントもわかりやすいです。個人的に知ってると楽しめるポイントを3つ書きます。


selfish新規でも楽しめる星屑講座

①“夏が始まったような気がしたよ”のピースサイン

“夏が始まったような”でピースサインをするのですが、そこの推しに注目です。ちなみに歌割は一回目のサビはかのさん、二回目の大サビは玲衣さんです。いつも二人のピースサインしか覚えてない。笑

②“深い蒼 暗い過去 ~ 何光年先から見下ろす世界”で拳を上げる

このパートの前のパート部分から拳を上げるところがあります。
ライブに行けば明確ですが、ここは一緒に拳上げた方が一体感を感じれてグッときます。歌詞も壮大で、曲の世界観に入り込むことができます。

③最後の玲衣さんの “Ah~”

最後の玲衣さんのロング歌唱パートです。
ここは玲衣さんと他のメンバーに合わせて手を下から上に上げるだけ!
エモい歌唱と一緒に爽快な気分で終われます。


以上が「星屑」の歌詞解釈でした。
最後は「花束」。




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