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《低山ハイキング》 連光寺村三角点を目指して

 ふと歩きたくなり、京王線の聖蹟桜ヶ丘まで出かけた。
 徘徊老人の悪い癖だ。
 首から上の劣化は顕著だが、首から下はまだまだ元気。
 足腰は丈夫。

 目的地は連光寺村一等三角点。
 日本最古の三角点の一つでもある。
 現在の多摩市連光寺。

 多摩市は、昔は多摩丘陵に村々が点在する鄙びた地域。
 それが今、健やかで幸せな都市を目指しているそうだ。

 駅周辺はまぎれもなく大都会になっている。
 どう見ても新しく近代的な都市。

 歩道には街路樹の痕跡。
 何らかの理由で伐採されたようだ。
 ちょっと悲しい風景。

 足元にマンホール。
 マンホールの写真は過去にたくさん撮っている。
 そのライブラリーに加えたいが、未整理のままだ。
 未整理なのに新たに溜まっていくどうしようもない状況。

 足腰が動かなくなり、出歩けなくなって始めればいいかもしれない。
 そこは楽観的。

 多摩川の支流大栗川の岸の遊歩道をぶらぶら。
 旧連光寺村に向かう。

 途中で出会った鬱蒼とした茂み。
 その中に、建物が隠れていた。

 まだ新しいと思われる建物。
 空き家のようだ。
 それを植物が飲み込んでしまっている。
 家を食べてしまう植物の貪欲さに感心する。

 現役時代、限界集落に出かけることがあった。
 そこで植物に食べられ崩壊していく民家を幾棟もみた。
 人が住まなくなると家は荒廃し朽ちていく。
 それが都市でもじわじわと進行している。
 恐ろしい現実。

 都立桜ヶ丘公園は散策路がよく整備されている。
 高齢者にも歩きやすい。
 適度にアップダウンがあり、それなりに楽しめる低山。
 ウグイスやガビチョウの声が賑やかだった。

 桜ヶ丘公園の周辺の空き地一面に黄色い花。
 オオキンケイギクの群落があった。
 これは特定外来生物で、こんな場所に生えていてはいけない。
 が、私有地だと環境省も自治体もどうすることもできないのか。
 まあ、散策時の目を楽しませてはくれるのだが、問題は微妙。
 

 この都市に米軍施設がいまだに存在。
 戦後80年を過ぎているのに、占領時代の名残は健在だ。
 進駐軍や占領軍という言葉は、今は聞かれないが。

 で、トボトボと歩き、八坂神社の境内に三角点を発見。
 明治16年に設置とのこと。
 登山者が利用する国土地理院の地図は、全国各地に三角点を設置し、
 15年の歳月をかけて一応の完成を見たが、その最初の三角点の一つ。

 長津田村、浅間山、鳶尾山、連光寺村の4つの一等三角点の写真をゲットできたが、あと、下溝村、座間村の一等三角点にも出かけてみたい。 



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