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せりふ三題噺 三文作家のペスカドグランデな器はペケーニョなお話



■セリフ
「ショート……いや、グランデサイズで」
■三題
・草原
・返却
・ペンネ


「らっしゃい!」

「ショート……いや、グランデサイズで」

「はいよ!生ビール大ジョッキね!」

「よくわかりましたねえ。」

「そらあ、ウチの店で小中大ったら生ビールしかないもんでね。」

「すみません、
サイズのことでちょっとありまして…。」

「その素っ頓狂な色の封筒の中身で?」

「ええ、若草色の返却原稿用封筒なんて珍しいから前に見せましたね。」

「ボツったんですか。」

「いえ、なんと言いますか…、」

十文字先生がお通しのペンネグラタンをつまみながら話してくれたのは…、


若草色の封筒からイメージが湧き、
草原に住むイタズラ狐のお話ができたそうで、
通りがかる隊商や騎士団にちょっかいを出していたそうな。

偉そうな人や威張っている人がいたら、
休憩時間の若手集団に近づき、

「オイラあの隊長に化けられるぜ!」

「お前のようなチンケな狐がウチの隊長に化けられるはずがない。」

「似てたら褒美をくれるかい?」

「ああ、肉をやる。」

トンボを切って化けたのは…
小さなオチョコでした。
若手は大笑い!
笑い声を聞いた小隊長が何事かと、

「なるほど、しかしこれではダメだ。」

小隊長はオチョコをくるりと裏返し、

「どうだ、良くなったろう?」

その後、小隊長は若手からの人望で出世、
今までの隊長は器の小ささが露見、
隊長職を返却することになったとさ。

狐が化けの皮を剥いだお話、デデン!

「小説っていうか絵本ぽい話ですけど風刺みたいな気もしますね。」

「やはりそう見えますか…。」

グランデサイズ2杯目の先生が言うには…、

編集部のあちらこちらで誰がモデルだ、俺がアイツでアイツがコレで…、モメるやらなんやら。
他の部所まで巻きこんでしまったそうですよ。

いつのまにかのサブタイトル、

読んだらギクっと背中に冷や汗?
丼になりたいオチョコさん

帯にして出版しようかとなったらば器の小さい役員が「問題作だ!」と言い出して頓挫したそうで。

「そんな大袈裟にしなくても良いと思うんですけどねえ…」

「ケツの穴の細いヤツらをアテにしねえで自費出版しちゃったらどうです?」

「友人のイラストレーターと共同出版しちゃいましょうかねえ。
せっかくだからサイズも自由に…」


そして発売したのは襖サイズの絵本!
売れるか!こんなモン!って思ったけどね、
シャレのわかる会社では研修用にまとめ買いしてくれたり…
割と多かったのは上司にプレゼントするって用途だったそうですよ。

ん?アナタもギクっとしましたか?



こちらに参加させていただきました🦊

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ドライブイン ニューアジト 天井裏から愛をこめて! ナイタラダメヨ  (元ネタはアンジーです、知らない方すみません…。)