アマノ文筆クラブ 『賞味期限切れのあなた』
賞味期限切れのわたしです。
いつのまにか、こんなところまで生きてきた。
脂が乗っていた時もあったと思う。
スパイスが効いていた時代も。
その頃はそのノリを楽しんで、期限が切れる日のことなんて忘れたフリで。
無茶をしたり、自分を試したり、生きるということの権利ばかりを掲げて調子に乗ってた。
今になって思えば、心のどこかでいつもそんな日々の終わりを感じて、生き急いでいたのかもしれない。
賞味期限があることに怯えて。
だけど今は、のんびり生きてる。
…いや、仕事や家庭で、何かと悩むことは多いけど、自分を大切にして生きてるとゆーか、労らないと壊れそうな自分を大事にすることを覚えた。
人間って壊れものなんだな。
だから今はもう、賞味期限切れでもいい。
ここにいて、現状を生きていることだけで十分だ。
賞味期限は切れても、消費期限はまだもう少し先だろう。
きっと、たぶん。
それまでの間、こうして書くことを楽しんで、それを誰かが読んで楽しんでくれれば御の字だ。
まあ、願わくば…出来るだけ美味しいもの食べて、欲しいものを手に入れて、やりたいことやって、人生に満足したら、「ありがとね、また会おう」で去っていきたいかな。
そんな、賞味期限切れのわたしでした。
こちらの企画に参加させていただきました。
よろしくお願いいたします。
