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アマノ文筆クラブ 『私、どろんします』

楽しかった日々にも、お別れの時が来ました。
充実した毎日だったから、何の未練もありません。
とゆーわけで、そろそろ私、どろんします。
探さないでくださいね。
すぐに忘れて欲しいです。

幼い頃のアルバムに、あのコの顔があった。
いつからだろう、いつも一緒だった。
そばにいるのが当たり前で、離れることなど思いもしなかった。
時が過ぎ、こんな関係は普通じゃないと思い始めても、あのコは僕だけの相談相手でいてくれた。
僕がクラスの娘に恋をすると、あのコは羨ましがりながらも僕を応援してくれた。
そして、僕には彼女が出来た。

あのコが突然告げたサヨナラ。
それは、あのコなりの優しさだったんだろう。
自分の存在が邪魔になることを察して。
自分が、僕にしか受け入れられないことを認めて。
ある日、突然別れを告げた。

そして……あのコはどろんと消えた。
僕の手元に数枚の写真を残して。
その写真は、あのコが写っているせいで、心霊写真と呼ばれる。
あのコを追いかけるわけにはいかない。
あのコはやっと、この世の未練を断ち切って、あちらの世界に逝ったのだから。

こちらの企画に参加させていただきました。
よろしくお願いいたします。

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