アマノ文筆クラブ 『お人好しじゃない』
強い態度で臨む。
そうしないと、人は他人をナメてかかる。
そーだろ?
誰だってマウント取りたいんだよ。
自分に有利になるからさ。
有利な人生、それが幸せの条件だと考える。
実際にそうなのかもな。
下に見られたところで、何もイイことなんか浮かばない。
だけどね、競い合うのも楽じゃないんだよ。
勝たなきゃいけない闘いほど、プレッシャーのキツイものはない。
しかも、勝ち続けなきゃ意味がないんだよ。
頭を抑えようと虎視眈々と狙ってる奴らがいるからね。
まったくもって気を抜けない世の中だ。
嫌気も差してくるってもんだ。
それなら、いっそのこと、すべてを放棄して単なるお人好しになろうか。
そもそも、お人好しって何なんだろう。
イイ人のこと?弱い人のこと?利用される人のこと?
だとしたら、俺がなりたいのは、お人好しじゃない。
胸を張って、自分の意見を言って、時に誰かとぶつかって、正しかったら貫いて、相手を否定することなく。
そんな、流されるだけじゃない、一人の人間として。
マウントなんかいらない。
同じ土俵で闘って、勝ち負けよりも、お互いが納得のいく結果を導き出したい。
闘うよりも競い合って、お互いが満足のいく向上を目指したい。
そしたら俺達、なんかうまくいく気がするんだよ。
職場や学校、家庭での人間関係しかり。
世界の国同士のモメ事だってそう。
誰かがお人好しになる必要なんてない。
有利な立場を固持しようとするのはカッコ悪い。
そんな接し方を改めたら、もっと人間らしい付き合いが出来るんじゃないかな。
たとえそれが国家という巨大コミュニティだとしても。
そもそもは、同じ星に生きる同じ種族の生き物であって、願う先にあるものは皆似たようなもんじゃないか。
そしてそれは、闘いに勝って相手を踏み潰してまで手に入れたいものなのか。
たかだか100年にも満たない人生を費やしてまで。
今ここにいられれば、それでいいじゃないか。
そして自分らしく。
こちらの企画に参加させていただきました。
よろしくお願いいたします。
