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reiarrive
【毎週ショートショートnote】置換撲滅
今度のうちのキャンペーン、「置換、撲滅」で行くからね。
部長の言葉に、私は耳を疑った。痴漢、撲滅?鉄道会社でもないのに。
「部長、それは防犯の…」
「違うよ。データの『置換』機能の禁止だ」
部長は無表情に言い放った。
明日から、表計算も、文章作成ソフトの変換候補も禁止。効率化の名の下に、言葉を別の言葉へ安易に置き換えるのは「心の欠如」だという。私たちは多くのデータを、手打ちで修正することになった。
一週間後、オフィスは疲弊していた。ふと見ると、部長がデスクで微動だにせず、真っ直ぐな姿勢で報告書をチェックしている。
そのあまりの正確さとスタミナに違和感を覚え、私は彼の背後に回った.。
ワイシャツの襟元から、金属製の小さな端子が覗いている。
「部長…あなた、アンドロイドだったんですか」
部長は首だけ回転させ、無機質な声で答えた。
「そうだ。先代の部長が過労で倒れた際、私は彼と『置換』された。だからこそ、私はこの言葉が嫌いなのだ」
彼の目から、オイルのような涙が一滴こぼれた。
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※田原さま、どうぞよろしくお願いします。
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