「父へ」半世紀もの間、私の潜在意識に一番の影響を及ぼした父親の存在
「お前は俺に似ているから嫌いだ」
高学歴で上場企業に勤めていた父から思春期に投げつけられた言葉。
それまでいつも怒られてばかりで、時には叩かれたり怒鳴られたりもしたけど、父に認められるようにと自分なりに努力を続けてきた私だったが、その言葉が私の心をめった刺しにした。
もうどうすればいいのか
どう生きていけばいいのかわからなくなった…。
いつも父には
「自分で考えろ」と言われた。
なので何も聞けない。
もちろん自分で考えることは大切なことだ。
ただそれと同時に周囲に頼ることも大切だ。
双子の妹がべったりで専業主婦の母にも頼れず、それでも私は自分で考えることを諦めなかった。
母には
「諦めが早い」と言われ
父には認められたり褒められることもなく育ったけど
時代の空気も感じていたこともあり、日本とはこんなものかと
半ば諦めながらも日々を過ごした。
あの時代、精神科や心療内科の敷居が高くて、最初に入社した会社では心身ともにボロボロになったが、病院にはどうしても足が向かなかった。
そんな中でも、一筋の希望の光になってくれた夫と出逢い今に至るわけだが、今ごろになって父親もずっと生きづらさを抱えており亡くなって5年が経つが、ようやく父親への執着を手放し解放感を感じている。
大嫌いだったけど大好きだった父親。
でも、もうそんな面倒臭い人間関係はいらない。
私にとって、一番の障壁だった父親。
どんなに私が苦しいときでも容赦しなかった。
育ててもらった恩は感じているけど、私はそんなに立派な人間じゃない。
私が何を感じたとしても、それは紛れもなく私の大切な感情だ。
人にどうこう指図されるものではない。
これまで父親をずっと反面教師として生きてきた。
ありがとう。
もう反面教師もいらない。
父への執着を手放し解放されたこれからは、もっと軽やかに生きていくよ。
かぜの帽子さんのメンバーシップに参加中です。
5月のお題「執着、解放」をテ―マに書かせて頂きました。
いつも気づきを頂ける素敵なお題をありがとうございます。
