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satomigoro
謎の自信
全く経験もないのに、上手にできるに違いないと思っていたことがある。乗馬と射撃と左官である。
乗馬は馬と呼吸をあわせ、人馬一体となることが重要らしい。なぜかそれができる気がする。
射撃は早撃ちではなく正確性に自信がある。精神を安定させ、集中を高める。これもいける気がする。
漆喰をコテにサッと載せ、壁にベッとつけたあと均一にならしていく作業。あれはかなりうまいはずだ。
どれもなんの根拠もないのに、最初からコツをつかんで華麗にできる気がするのだ。以前からなんとなくそう思っていたのだが、noteに書くことにしたのでその理由を考えてみた。
それはどれも成功したシーンしか見たことがないからだった。
3つとも私の身近にはない。であるから見る機会はテレビか映画くらいだ。そこに登場したのは颯爽と馬を駆り、素早く正確にマトを撃ち、手早く美しく仕上げているシーンばかりだ。失敗するところを見たことがないからうまくいくイメージしかなかったのだ。どれも熟練の技が必要なことなのだから難しいに決まっているのに。
気づかなかったら謎の自信で気持ちよくいられた。少し残念に思わなくもないが、今後も経験することはまずないだろうからまあどっちでもいいか。
