引っ越して5ヶ月。寝室、書斎と新たに買ったものたち
春の終わりに越してきた今の住処。外に出るのが億劫な夏の間、気になるところを少しずつどうにかこうにかやってきて、ようやく大体落ち着いたかな……というところ。

一日の大半を、いやこの五ヶ月の目が覚めているうちほとんどを過ごしている居間。日々の食事や執筆はもちろん、打ち合わせも、友人との団欒も、何かしらの撮影も、DIY作業も、あらかたの所用をこの空間で済ませている。勿論いつもはもう少し散らかっている。

ここ最近の新入りは、人生で初めて買ったレコードプレーヤーと観葉植物。
プレーヤーはアンプ内蔵型の初心者モデルで、前から持っていたMarshallのスピーカーに有線で繋ぐだけ、という最低限の設備ではあるけれど、耳がすっかりレコードの音質に慣れてしまい、より良い音を求めて次はアンプを……と欲が湧いている。が、物欲には際限がないので、メルカリで物を売ったぶんだけ、何か買う。そういうルールで家の中に物を溜め込みすぎないようにして、尚且つ金銭的な折り合いをつけるようにしている。

部屋の隅にぴたりと収まっているレコード用の棚も、メルカリで見つけた。縦横奥行きがちょうど良いものを執念深く探し続け、「実家にあった古いものなので」とほぼ送料のみで投げ売りされていたものに運良く出会った。

サイズは狙い通りぴったりな上に、もともとの家具の色ともよく馴染んでいて気持ちがいい。ちなみに左側にある丸いスタンドライトもメルカリ。このような姿形のスタンドライトは、日本国内で新品で売られているものがほぼ見つけられなかったのだけれど、Googleの画像検索を駆使しつつ、これまた執念深く探して古いものを見つけた。

植木も、そして鉢もメルカ……もうええな。
室内向けの観葉植物はどうしても南国から来たのものが多いけれど、和の空間にも似合うものが良いし、叶うならば枝ぶりの美しいモミジを置きたい。が、もちろんそれは紅葉もすれば、落葉もする。観葉植物初心者にはやや難易度が高いんじゃないかしら……ということで常緑樹のタイワンモミジという折衷案に落ち着いた。
ちなみにタイワンモミジは沖縄から、睡蓮鉢は北海道から送られてきた。南からやってきたモミジの土からは無数の虫が湧いて出て来てギャッと叫び、到着して即植え替えという少し手荒なことをしてしまった。

ニューヨーク時代から愛用していた大きな姿見は健在。奥が寝室。

冷房を入れると頭上のイサムノグチが右に左に大きく揺れて、まるで赤子になったような気持ちになる。

私が出来る限り目に入れたくないと思っている存在……木目調シート。しかし備え付けの家具がそれなので、どうしようもない賃貸の限界。少しでも意識を散らそうと、道具をぶら下げてみている。もう少し良い誤魔化し方はないかと思案中。

でも、賃貸だからこその発見も多々ある。たとえばこの深い緑色のドア。自分では選ばなかったであろう色だけれど、柳宗理の鏡がこっくりとよく映える。

家の中に、気に入る景色が増えていく。それだけで自分の機嫌が取れるのだから、私というのはチョロいもんである。
が、しばらく手をつけていなかったのが書斎……。こちら。
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