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インドネシア語はマレー語と似ていますが、マレーシアでインドネシア語を話しても大丈夫?

インドネシア語を話せる方がマレーシアに来られる際に、
一度は頭をよぎるのが、このタイトルの質問ではないでしょうか。

実際、マレー語とインドネシア語は、よく似ています。
どちらもアルファベット表記で、共通する単語も多く、
文法構造も非常に似ています。

「それなら、インドネシア語をマレーシアで使ってよいのでは?」
というのも一つの考え方です。

ですが、もし気にかけていただけるなら、
マレーシアではインドネシア語ではなく、
マレー語を優先してほしいというのが、
わたしの考えです。

そう思うようになった理由を、以下にお話します。
お付き合いいただけるとと嬉しいです。


1. マレーシアに住み始めた頃の失敗談

わたしはインドネシアに住んでいたこともあり、
基本的なインドネシア語は分かります。

今こそマレー語も分かるようになりましたが、
マレーシアに住み始めた頃は、
両言語の違いは分かりませんでした。

ある日、クアラルンプールのオフィスビルでトイレに行きたくなり、
受付の方に「トイレはどこですか?」と聞くのに、
「Kamar Kucil(カマル クチル)」(トイレを意味するインドネシア語)
という単語を使ったら、「どこに行きたいの?」
と返されてしまいました。

そこで慌てて、washroomやbathroomなど知ってる限りの単語を
並べたのですが伝わらず、ようやく最後に捻り出した基本単語、
Toiletと言ったら
「あー、Tandas(トイレを意味するマレー語)かー」と、
分かってもらい、無事にトイレへ行けました。

また、仕事の場面では、「これ、できる?」と頼まれたとき、
勢いよく「Bisa(ビサ)」(英語で言う助動詞Can)と回答したら、
「そうゆうときは、Boleh(ボレッ)と言うんだよ」
とニコッと言われました。

マレー語のBisaは「毒」という意味になるので、
わたしの勢いよい返答は、まったく意味不明でしたね。

2. 身近な単語がけっこう違っていた

これら出来事から、「インドネシア語とマレー語、実は結構違うの?」
と思うようになりました。

そこからよく観察してみると、日常生活で出てくる単語が、
両言語で異なっていることが分かりました。

例えば、
 ・ 美味しい → Sedap(マレー語)、Enak(インドネシア語)
 ・ 渋滞してる → Sesak(マレー語)、Macet(インドネシア語)
 ・ いつ → Bila(マレー語)、Kapan(インドネシア語)
 ・ 事務所 → Pejabat(マレー語)、Kantor(インドネシア語)
 ・ 8(数字の八) → lapan(マレー語)、Delapan(インドネシア語)
などです。

美味しい、は両言語で意味がほぼ同じで通じますが、
渋滞している、は言い間違えると本当に通じないです。
ここに至って、「マレー語を学ばないとまずいな」と、
思うようになりました。

3. 心機一転、マレー語学習へ

マレー語を学びたい、でもどうしたものか、と考え、
語学学校のマレー語講座に参加してみました。
幸いにもインドネシア語とマレー語の違いを指摘してもらえる先生に出会え、
学習の結果、マレー語にようやく馴染めるようになってきました。
おかげで、マレー語ニュースや、マレー系YouTuberの動画を
楽しく観れるようになってきました。

4. マレー語を優先してほしい理由は?

回り道をしましたが、マレー語を学んで分かったことがあります。
それは、
マレーシアは、インドネシアとは違う国であり、
両国は言葉、食事、伝統芸能等の文化が近いとはいえ、
決して同じではなく、軽々しく一緒にしてはよくない、
ということです。

「マレーシア人、特にマレー系の人々は、自分の国が好きなんだな」
と強く感じるのは、毎年8月31日の独立記念日です。

その日は、一年で最も盛り上がる日のひとつ、かと思います。
公共交通機関の一部は24時間営業になりますし、
独立記念式典で良い席を確保するために深夜から移動して、
席取り後は開会式まで数時間じっと席で待ち、
Lagu Kemerdekaaan(愛国的な歌)を何曲も大声で合唱し、
国旗をモチーフにした服を着て、旗を振りながら、
昼過ぎまで盛り上がる、という光景を毎年観られます。

そうした光景を見ていると、
マレーシアという自分の国・文化を愛する人々と話をするときに、
敢えてインドネシア語を使うよりも、
マレー語を使う方が、より自然に良い関係を築けるはず、
と考えました。

5. おわりに

マレー系、華人系、インド系と多様な民族が暮らすマレーシア、
マレー語は主にマレー系の人々が日常で話す言語になります。
華人系やインド系の人々は、感じ方が異なるかもしれませんので、
補足させていただきます。

マレー語を学ぶと、マレーシアの魅力をさらに堪能できるようになります。
マレー語が身近にある方、マレー語にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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