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話題のアニメ『天幕のジャードゥーガル』イラン文化の監修をしているのは、あの人!!

 今期のテレビアニメ、『天幕のジャードゥーガル』というのをやっているんですよ。一番お手軽に見るならTverですが、何話分か、お話が飛んでます。

 イランの東トゥースという街の奴隷の女の子シタラが、モンゴル軍にさらわれ、モンゴルへの復讐を誓う話。

 原作はトマトスープさん。ほんと、ペンネームってなんでもアリになったんだな〜。WEBコミックサイト『Souffle』に連載中。あらすじが気になる人はwikiへどうぞ。チャンピオンクロスでも読めます。

 アニメの監督はスペインの人。日本語バッチリ。インターナショナルだな〜。すごいっっ。

 スペインはムスリム系の移民の波が押し寄せてすごいことになってるけど、でも、このアニメではムスリムの習慣も、女の子の気持ちも丁寧に描かれている。
 しかも、現在戦争中の国イランペルシャについて!!こういうことこそ、日本のアニメ文化の底力を感じる。それからこの分野に関しては言論の自由が残っていることも。

 私は、偶然、アマプラで見て、連続して見るようになった(うちはテレビないもんでアニメはアマプラっすよ)。

 この女の子にね、日本人が感情移入しやすいのはね、イスラムの教えに下記のようなものがあると、アニメのセリフにあるから。

 全てのイスラム教徒は知を求める義務がある

これは、いい教えじゃないっすか。
 それから下記のセリフも人気があるみたい。

勉強して賢くなれば、どんなに困ったことが起きたって何をすれば一番いいのかわかるんだ

ま、そうとも限らないこともあるだろうけど、最低限のことは身につけておくほうがいいよね。

 日本にもね、江戸時代に和算が得意な少女がいた。それでね、その女性名義で本まで出版されている。『算法少女』。学問の探究に性別は関係ないよね。『天幕のジャードゥーガル』もそんなことを思わせる。
 ジャードゥーガルは魔術師とか魔女って意味ね。モンゴルの人々にそう思われた、あるいはそう思わせたんだろうね。

 んでね、このアニメのペルシャ文化などの描写の監修に、イラン関係の解説でお馴染みになった高橋和夫さんが参加されているとのこと!!

 もうお話が進んでしまってしばらくはペルシャの描写は出てこないと思うけど、このアニメのいいところは、異国情緒をたっぷり残しながら、現代日本人が共感できるように、丁寧に時代背景も、人物描写も心情描写もなされていること。フォントがね、なんかイスラム風なの。唐草模様っぽいの。絵柄が可愛くって、それだけでも十分魅力的。
 (モンゴル部分はもちろんモンゴルの専門家が入っている。コーランの朗唱はイランの人が。モンゴルの方はモンゴル人のお相撲さんが声の参加をしているとか。本格的!!)

 このアニメも結局は戦争に明け暮れる人々のお話ではあるのだけれど、お互い理解し合いたいじゃないですか。そうやって平和を築いていきたいじゃないですか。私は漫画を読んでいないから、このお話がどう進むかは知らないのだけど、力がないと思われていた女性が知恵を使って進んでいく復讐劇。多分復讐だけじゃない、揺れ動きもある。実際そういう描写も出てくる。モンゴル人と仲良くなり新しい幸せを見つけていく人々もいる。ちょっと楽しみに見てみようと思う。

 あ。知られてないかもだけど、日本はどんどん米軍やNATO軍に引っ張られていて、パランティアなんて軍事AI企業が自衛隊にも入ってきて、イラン戦争は私たちと無関係じゃない。ホルムズ海峡危機は他人事じゃなく、もしかしたらだけど、日本は、はっきり米軍側に入ってしまっている。サナがもっとバランスを取ってくれたらいいんだけど(たとえばハメネイ師の国葬に民間人に行ってもらうとか)。だから、そういうのもわかった上で、このアニメ見てもらえたらって思う。

 そうそう。在日イラン人たちの間では、このアニメで「ムスリムならもっと髪は隠すものだ」とか「いや、この時代、この地域はそういうのは緩かった」とか時代考証的なもので盛り上がっているとのことです〜。そういう話ばっかりなら、ホント平和なのに〜!!


おまけ

一部ネタバレもあるけど、それほど深刻でなく、海外の反応を伝えてくれている良動画だYO。

下記動画では、はっきりそうとは言っていないのだけれど、スペインは米🪑のイラン攻撃などには反対だった(これは事実)。米は世界の要所を抑えたい(半分事実半分推測)。ヨーロッパの要所であるジブラルタル海峡を狙いに行ったのと、スペインへの嫌がらせでモロッコ政府に圧力をかけ、今回の移民騒動をモッサリした組織が仕掛けた(これは推測)。でもモロッコ政府は🪑と仲がいいらしい。分断統治のやり方ですよ。スペインはモロッコの元宗主国。仲違いさせるのが誰かさんの常套手段。日本も同じことされてませんかね??どうでしょ??

下記動画で、情熱を持って作られたいいアニメだ〜、と言っておられる。

東京で行われたイラン映画祭の様子。爆撃にあった小学校。その保護者の方たちも参加されたとのこと。😢


PS:

25年ぐらい前のイランの思い出。いい思い出も、いつか書こうと思うけど、今回はバランス!?を取るために!?ちょっと、あれ〜!?と思ったことを。異文化体験です〜。
 もうね、成田でイラン行きの飛行機を待っている時のイランの人々の視線が痛いんですよ。夏だったので、私は日本の夏仕様の露出の多い格好。飛行機に乗って経由地を過ぎたら、露出は少ないほうがいいとアドバイスされてたけど、とんでもない。成田からそういうの始まってた。今は違うのかも、だけど。
 んで、帰ってくる飛行機では、経由地を過ぎたら、日本や欧米の人たちは、みんなスカーフを取りマントを脱ぐ。それを見たイランのおばあちゃまの声にならない悲鳴。日本で言ったら、人前でスカート脱ぐぐらいのインパクトのあることなんですよ。というか、その頃はそうだったんですよ。
 イランの人々は温かく歓迎してくれたし、景色もすばらしく、文化的深みも歴史も堪能できた。
 そして女性が受け取る現実と男性が受け取る現実がこうまで違う文化があるんだ、という異文化体験の旅でした〜。

 だからね、イランのいいところも、なかなかに理解しがたい、あるいは受け入れ難い部分も含めて理解が深まればいいなぁと思ってる。
 自らを武器化する人々は受け入れる必要はないとも思ってる。
 複雑な世界。それでいい。

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