「戻ろうと思えば、戻れる。でも、それを選びたくない自分がいる」会社員のまま、週末だけサロンを始めた生徒さん。
こんにちは。 日本腸セラピー協会 代表の加藤仁基です。
先日、卒業生の湯浅さんにお話を伺いました。 その中で、忘れられない一言がありました。
「戻ろうと思えば、戻れる。でも、それを選びたくない自分がいる」
会社員を否定する言葉ではありません。 戻る道が残っていることを分かったうえで、それでも今のほうを選んでいる、という意味。
「こんなに頑張れるなら、自分が選んだことに、この力を使いたい」
湯浅さんは、30代まで仕事中心の毎日を送っていました。
その頃のことを振り返って、こう話してくださいました。
「こんなに頑張れるなら、自分が選んだことに、この力を使いたい」
私は、この言葉の順番に驚きました。
多くの方は、「もう頑張れない」から次を探されます。 けれど湯浅さんは、「これだけ頑張れる自分がいる」という事実のほうを先に見ていた。
辞めたい、ではありませんでした。 自分で選んだことをしたい、でした。
出発点がここだと、その後の進み方が変わります。
逃げるための転職ではなく、置き場所を変える話になるからです。
辞めてから始めたのでは、ありませんでした
ここが、いちばんお伝えしたい部分です。
湯浅さんは、会社を辞めてから腸セラピーを始めたわけではありません。
学び始めたときも、自信があったわけではないそうです。 「私に向いているのかな」と思いながらのスタートでした。
そして卒業後、会社員を続けたまま、週末だけレンタルサロンで施術を始められました。
自分の店舗を構えたわけでも、収入を捨てたわけでもありません。 土日の数時間から、始めています。
「セラピストになる」という言葉は、大きく聞こえます。
けれど実際にその日にしたことは、レンタルサロンを一枠押さえて、一人のお客様にふれた、それだけです。
一歩が踏み出せないという方の多くは、一歩の大きさを、実際より大きく見積もっていらっしゃいます。
増えていったのは、紹介と口コミでした
週末だけの施術から、どうやって広がっていったのか。
派手な集客をされたわけではありません。 来てくださった方に丁寧に向き合って、その方が誰かを連れてきてくださる。その繰り返しでした。
これは、私が13年やってきて実感していることでもあります。 一人サロンで長く続いていく方は、たいてい、この形で広がっていきます。
人数を追いかけた方より、目の前の一人に時間を使った方のほうが、結果として生き残れる。
遅く見えるやり方かもしれません。
けれど、週末だけしか動けない人にとっては、いちばん現実的なやり方でもあります。
名古屋・覚王山「studio une」
現在、湯浅さんは名古屋の覚王山で、腸セラピーサロン「studio une」を営んでいらっしゃいます。
腸セラピーを中心に、よもぎ蒸しやヘッドスパも取り入れながら、体と心の両方に向き合う施術をされています。
頑張り続けてきた女性が、ほっと力を抜ける場所。 サロンの雰囲気に、その考えがそのまま出ています。
Instagram で、日々の様子を発信されています。 https://www.instagram.com/studio___une/
戻れる。でも、戻りたくない
冒頭の言葉に戻ります。
「戻ろうと思えば、戻れる。でも、それを選びたくない自分がいる」
私がこの言葉を大事だと思うのは、無理をしていないからです。
会社員が悪いという話でもなければ、独立が正解という話でもありません。
自分で働き方を選べる状態になったから、選んだ結果として今がある。それだけのことです。
そしてこの状態は、辞めてから手に入れたものではありませんでした。 続けながら、週末に少しずつ、つくっていったものです。
今すぐ決めなくていいと思います。 ただ、決める前に試せる形があることは、知っておいていただきたいのです。
インタビューの全文を公開しています
今回書いたのは、お話の一部です。
なぜ腸セラピーだったのか。会社員と両立していた時期の実際。お客様との出会い。続ける中で変わったこと。そして「戻れる。でも戻らない」と思えた理由。
湯浅さんご自身の言葉で話してくださっています。
▶ 卒業生インタビュー全文:https://cho-therapy.com/voice-yuasa/
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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筆者紹介
加藤仁基|一般社団法人 日本腸セラピー協会 代表
名古屋で腸セラピー専門サロンを開業して13年。お腹の不調に悩む女性と向き合い続ける中で、東洋医学と解剖学を組み合わせた独自のメソッドを築く。東京・名古屋でスクールを開講、100名以上のセラピストを育ててきました。
公式LINEでは、無料の冊子『腸活のウソとホント』『ひとりサロンのはじめかた』などをお渡ししています。
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