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いざ京都⑤〜まだまだ建仁寺から

建仁寺。京都五山。第三位。とな
今回はなんとなく行かなかった京都の有名というか重要な寺を見に行く気になっている。
そのひとつ。

わらび餅からもう少し下ると建仁寺。

圧巻だった。

存在感。規模。
大事にされっぷり。
大事にされながらも生きている。
気が遠くなるような800年を生きている。
まあ素直にまんまと感動した。

風神雷神の屏風。
雲龍図の襖絵。
○△□の庭。
お茶の栄西。

常のようにろくに予習もせずに展示物の説明書を熟読する事にしているのだが、高校の資料集レベルの国宝だらけ。心の中で、時に声に出してうおおおお!と叫ばずにいられないシロモノ達に出会った。

そしてなにより法堂天井の双龍図。
2002年というこの間描かれたものなのだが圧巻だった。まあ絵心もないので表現もこんなもんなのだが、好き!と思った。新しいものなのに好き!と思ったのは初めてじゃないだろうか。
なんかずっと見てた。

感動の証拠にミュージアムショップ(?)で双龍図と風神雷神と雲龍図のクリアファイルを国文学部時代の友達の分も含め山のように購入してペイペイ!とやらかしたのだった。
なんか職場で風神雷神のクリアファイル持って仕事してる人を思い浮かべたら、そんな人絶対すき!と思ったのだ。友人も巻き込んでやろう。私のお土産はいつも押し付けだ。
双龍図クリアファイルで職場にPTAに学校に行かせたい!
つごう15枚のクリアファイルはけっこう重い。
しかし建仁寺姉さんは双龍図の紙袋に恭しく、袋代も徴取せずに惜しげもなく入れてくれた。

建仁寺。太っ腹ないいお寺。
今度は閑散期に来て○△□の庭を眺めながらゴロゴロしたいものだ。

次は東福寺だ。京都五山だ。
なぜなら東福寺行きのバスが行き交っていたからだ。京都五山じゃん!とググりながら東福寺行きのバスに乗り込む。
建仁寺から東福寺へのルートは人種のるつぼでぎゅうぎゅうだ。ただでさえ人種のるつぼだがこのエリアは特にひどい。パーソナルスペースが崩壊している。

インバウンドさんに訊かれる。kiyomizudera??
清水寺から京都駅へのルート上らしい。
イエースイエースセカンドバスストップ!などと適当な英語のようなもので答えながらほくそ笑む。清水寺で大量下車だ。

しかしだ。見通しは甘かった。時すでに15時過ぎ。皆帰途に着く時刻だった。
多少のインバウンドさんが下車したものの、その10倍のインバウンドさんもお上りさんも乗り込んできた。
私がこの世で3番目に嫌っている「ラッシュ」だ。「ラッシュ」を嫌うあまりに平日9時5時をすっかり無視した職業である看護師になったのにすっかり台無しである。げんなり。

なんとか東福寺バス停で下車する。

東福寺。京都五山。第四位。
バス停から徒歩15分…
まあいいか、ととぼとぼ歩く
道中人並みも無く…
小さなお寺が林立している
その林立している小さなお寺はことごとく閉門している…
時刻はもうすぐ16時

開いてるはず!と歩を急ぐが人影まばら…

途中開門しているお寺に「御朱印はこちら」の文字が

お邪魔すると人影は無く、縁側のようなところに、募金箱のような箱と共に御朱印が並べられている
日本ってつくづく性善説だなあ、とありがたく納めつつ御朱印を頂くこととする
色鮮やかな青龍 白虎    朱雀   玄武の4種類
しかし!青龍だけがない!
ええええ!

しかし人影もなく、間違って他の御朱印の中に青龍が紛れてないかと探しても

ない

不運

まあいいや。閉門が近いと先に進む

粋な日本版マディソン郡の橋のような屋根のついた素敵橋を渡る
橋の下を流れる澤の向こうに立派な建物が垣間見える
いよいよワクワクと歩を早める

なんか人が少ないなあ。いいぞいいぞ。
私の好物の静謐だ、と開かれた大きな門を入る

しかし、どうも歓迎ムードがない
職員のおじさんの視線が冷たい

構わずずいずい進む
おじさんが言う
「もうすぐ閉門です!出てください!」

一人旅の醍醐味。やっと着いたお寺が閉門されていても誰にも申し訳ない気持ちにならなくて済む気安さよ。同行者が居てはここは「ごめんごめんごめんごめん!」と謝り倒しているところである。いやはやいやはや。ひとりでよかった。

となると!
ゆうげだ!ビールだ!ベトナム料理だ!
バーバーバーだ!バインセオだ!
いそいそ四条河原町のベトナム料理屋へ直行!

わくわくと行った開店間もないその店にバーバーバーはなく、美味しそうなおすすめメニューの牡蠣もなく、バインセオはなんかチヂミのようにぺちゃんこだった。

一人旅の醍醐味。楽しみに行った店に楽しみにしていた名物が無くても誰にも申し訳ない気持ちにならなくて済む気安さよ。同行者が居てはここは「ごめんごめんごめんごめん!」と謝り倒しているところである。いやはやいやはや。ひとりでよかった。

なんかこんな不運はまだ翌日も続くのだった

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