赤面対人恐怖症でも、営業マンになれる【その2】
もしかしたら私が経験したのと同じような不安の中で、
営業という仕事をされている方もいるのかな?と思い、
この項を書いてみることにしました。
もし貴方がそうでしたら、
少しでもご参考になれば幸いです。
■自分を売る手段は「喋り」や「人当たり」だけではない。
確か、山田風太郎のエッセイだったと思いますが、
阿佐田哲也の奇行ネタで、こんな話を読んだことがあります。
阿佐田がまだ編集者だったころ、
山田の原稿を
電車に乗らずに汗だくで走って取りにきた、
という話です。
山田が不思議に思って
後で阿佐田に理由を聞くと
「走って取りにいけば
神が至誠を憐れんで原稿が上がっているような気がしたから」
と答えたそうです。
ここで注目すべきは
阿佐田の「奇行」ではありません。
山田風太郎がそれを後々まで印象的に語っているという事実です。
よくは知らないが
阿佐田はどう見ても能弁なタイプではなかったでしょう。
この話のポイントは
それなのに
その阿佐田が「編集者として」
後々まで山田風太郎に語られる存在になったという点にあるのです。
作家にとっても
ここまで自分の原稿を欲して
一生懸命されれば
悪い気がするわけがないと思います。
それから彼を編集者として贔屓としたことでしょう。
この阿佐田哲也の奇行は
(意識的なものか無意識だったかは別にして)
結果的に立派な営業活動になっていたということなのです。
つまり、
最初に認識しておきたいのは、
自分を売る手段は、「喋り」や「人当たり」だけではないと言うこと。
相手への「思い」を「行動」で見せることも
立派なプレゼンテーションである、ということです。
