小型宇宙人とお気に入りの地球人
我が家の小型宇宙人には、お気に入りの人間がいる。それが地球人代表のじいちゃんだ。
じいちゃんの膝に入りながらテレビを見たり、
週末はじいちゃんのいる1階でお泊まりしたり。
とにかく、よく懐いている。
じいちゃんは、子どもの目線まで下がって遊ぶのがとても上手い。
小型宇宙人が満足するまで、ずっと付き合う。
最近ハマっている現物の人生ゲームも、
一日に三回以上つきあうこともあるし、
テレビゲームも、外遊びも、全部本気だ。
そんなある日、小型宇宙人が言った。
「じいちゃんは、死ぬまで僕が遊んであげるからね!」
それを聞いたじいちゃんは笑いながら言った。
「そりゃ長生きしなきゃなあ。」
ちなみにじいちゃんは、公園に行くと
**子ども吸引機か?**と思うくらい子どもが集まってくる。
保育園のころ、息子を迎えに行った帰りに
よく目の前の公園で遊ばせていたのだけど、
気づけば子どもたちがじいちゃんの周りに集まっていた。
そのうちママ友から
「みんなのおじいちゃんですね」
なんて言われるようになった。
そんなじいちゃんを、小型宇宙人は少し誇らしげに見ている。
ちなみに、じいちゃんはこっそり私にこう言う。
「俺が遊んであげてるんじゃないよ。
俺が遊んでもらってるんだよ。」
そして少し笑いながら続ける。
「そのうち遊んでもらえなくなるんだからさ。」
たしかに、そうかもしれない。
でも今はまだ、
じいちゃんの膝が特等席だ。
今日も帰宅したらじいちゃんと遊ぶと
宣言し、学校へ行った小型宇宙人。
その笑顔を見送るじいちゃん。
「今日は何して遊んでもらおうかな。」
そんな声が聞こえてきそうだ。
