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わたしの推し活物語

今までいろんな推し活を経験してきた。

好きなものができると、どっぷりハマってしまう性格だ。
だから、推しができるのは自然なことだったのかもしれない。

今は「推し活」と呼べるものをしていない。
でも、推しは時には私の人生を豊かにしてくれたし、時には私の人生を狂わせた。

だから、過去の推し活について書いてみようと思う。
ちなみに、過去の推しであっても、今もうっすら好きではある。
本格的に追いかけていないだけで。


最初の推し


最初の推しは、ボカロのMEIKOだった。
まだ未成年だったから、グッズを買うなんてできない。
ただニコニコ動画でMEIKOの動画を漁る日々を過ごしていた。
そもそもあの頃は「推し活」という言葉すらなかった気がする。
でも、ご存知の通り、MEIKOが好きだという人はそんなに多くない。
新曲もそんなに出ない。出ても伸びない。
それが結構心に刺さって、無理やり好きをやめた。
ニコニコ動画に行かないようにして、曲も聞かないようにした。
そうやってMEIKOは過去の推しになった。
中学2年生から高校卒業までの話だ。

私の永遠のアイドル

受験の結果がよろしくなかったので、浪人した。
それでも結果は良くならず、地元の国立大学にかろうじて入った。
もちろん大学生活には適応できなかった。
ぼっち大学生になって、ただ学校に行って帰るだけの生活。

そこで出会ったのがPerfumeだった。
偶然見つけたYouTubeの動画。
ステージの上で踊る彼女たちの姿に、私は魅了された。
無機質なのに、きれいな音。
それに心を奪われた。

バイトをしていなかったから、お小遣いを節約してアルバムを日本から取り寄せた。
毎日、その曲を聞いた。
ただ、あの頃も鬱で、学校に通うだけで精一杯だった。
だから、推し活らしい推し活はできていなかった。

Perfumeが過去の推しになった理由は単純だ。
活動歴が長くなるにつれて、活動の頻度が落ちた。
音楽活動をあまりしなくなって、自然に関心が薄れていった。

でも、メンタルクリニックに通い始めて、バイトを始めて、バイト代を貯めて、札幌までライブを見に行ったことは、今でも忘れられない思い出だ。

北海道の海鮮丼が最高だった。
イクラが美味しすぎて、後日東京でも食べてみたけれど、味が違って軽くがっかりした。

つらい時の支えと破滅の始まり

そして25歳になって、なんとか就職した。
しかしその翌年、コロナが蔓延して、かなり大変な日常を送っていた。

そこで出会ったのがプロジェクトセカイである。
元々ボカロは好きだったし、音ゲーも好きだった。
軽い気持ちで始めてみたら、見事にハマった(笑)

そこで、私の心を揺さぶるユニットと、一人の女の子に出会う。

Vivid BAD SQUAD(以下ビビバス)と、白石杏ちゃん。

正直、ビビバスや杏ちゃんのストーリーはあまり好きじゃなかった。
それでも、あの陽気さと明るさに飲み込まれてしまった。

そして、私の課金額限界突破の物語が始まる――

社会人になって、なまじまとまったお金ができた。
家からあまり出ない生活をしていた私は、ガチャ課金を始めた。
ビビバスの星4をコンプリートしたい――
絵心も文才もない私には、それが推しへの愛情を表現する唯一の方法に見えた。
新しい星4が追加されたら、いくらかかろうと課金してガチャを回して、それを集めた。
そしてTwitter(意地でもXとは呼ばない)に自慢して、いいねをもらった。

イベントも結構走っていた

ある日、ふと気づいた。

貯金は底を尽き、それでも私の人生は何も変わっていないことに。

それで決意した。

やめよう。

そしてアプリを消した。

あの時は、それが最悪の状態だと思っていた。

杏ちゃんとのプリクラ

コロナが明けてから、プロセカのライブを見に大阪へ行ったのもいい思い出だ。何と言っても、目の前で輝く推しを見るのは、忘れられない大切な経験である。

私の人生を狂わせた、私の救世主


そしてまた時間が経って、30歳を迎えたある日。

私はあれに出会った。

そう、学園アイドルマスター(以下学マス)である。

元々アイドルマスターシリーズは大好きだった。
ただ、曲を聞いたり、たまにYouTubeで動画を見たりと、軽く楽しむ程度。
アプリゲームもいろいろあるけれど、デレステもミリシタも、深くハマることはなかった。
だから学マスも、ちょっとだけ触って飽きるだろうと思っていた。

それが間違いだった。

そこで私は、とある少女に出会う。

花海佑芽、私の人生を狂わせた、私の救世主。

学マスの私のプロフィール画像

彼女は遅咲きで、体力以外は何もかも下手だ。
それでも、天才の姉と比べられてもめげないし、元気いっぱいだった。
いつも元気のなかった私は、あの子みたいになりたいと強く思ったのだ。
そして出身地(設定)も愛知県だったし。

プロセカの時と同じように、課金額は限界突破していった。
佑芽ちゃん以外にも素敵なキャラが揃っていて、それが全部欲しくなったわけだ。

そして私は、手を出してはいけないものに手を出した。

そう、グッズである。

私のグッズ棚

学マスはグッズ展開がすごく活発で、追いつけないほどコラボをしていて、たくさんのグッズが出ていた。

私は何も考えずにそれを買い漁った。
初めて痛バッグも作った。
ウェハースも2箱買った。

痛バッグ

仕事のことでいろいろ疲れていたあの頃、佑芽は私の光だった。

しかし、それが私の人生を蝕んでいた。

貯金は再びなくなり、ネットの人間関係で心を痛めている自分を見つけた。

佑芽ちゃんは今も大好きだ。
それでも、私はやめることを決心した。
グッズを処分して、アカウントを削除した。

これで終わりだろう。

終わりに

あれから、推しはいない。
たぶん私は、節度を持った推し活が難しいタイプなのだと思う。

今は分からないけれど、40代、50代になって、新しい推しができるかもしれない。
その時は、今までの過ちを繰り返さない大人になっていてほしい。

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