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『マレーシア農村の暮らし 短期プログラム』への想い🌴🌾

こんにちは!
今日は私がいるマレーシアのオーガニックファームSri Lovely Organic Farmで
企画している『マレーシア農村の暮らし 短期プログラム』について、
そして企画した経緯について書きたいと思います。

『マレーシア農村の暮らし 短期プログラム』とは?
私がいるオーガニックファームSri Lovely Organic Farmは、
「何度でも帰ってきたくなるホーム」
と世界中から長期ボランティアが集まり、
国内外から研究者・農家が視察や研究に訪れます。

通常は最低3週間の滞在を条件として、年間を通して世界中から長期ボランティアを受け入れています。
しかし、みんながみんな時間に余裕があるわけではないですし、
1,2週間という短期間で来ていただいても
この村の魅力、農村の暮らし・自然・食や文化について
十分に味わってもらう機会はこれまで特にはつくっておらず、
もう、運次第!でした。

ある人は、短期でも、たまたま滞在期間中に村で結婚式があったり、
ファームの田んぼでのアクティビティも豊富だったり、
たまたまイベントがあったり天気がとてもよかったり…。
ある人は、時期的に田んぼでのアクティビティは少なく、
ファームのメンバーも他のことで忙しくてあまり交流できなかったり…。

それでも、充実していた~!また戻ってくる!と言ってくれる友達も
多かったけど、
農村の暮らしと魅力を ゆとりをもちながらも
ぎゅっと詰め込んだ充実した1週間くらいのプログラムが
あればいいな、と思い、企画しました!
マレーシア農村の暮らし 短期プログラム
↑詳細・お申込みはこちらをご覧ください。

そして、私の個人的な想いとしては、だれかにとって

-海外に出るきっかけに
-日本とは違う価値観や生き方に触れる機会を提供したい
-農的な暮らしの楽しさを伝えたい
-マレーシア、主にマレー系の伝統・文化に触れる機会
-観光地では見られない、特に地方や田舎の人々の暮らしを知る機会
-あわよくば、「いつでも帰ってきたい」と思ってもらえるようなホームになる
-力強く生きる植物や動物たちに囲まれた環境の中で、人間もこの地球に生きる生き物の1つであり、自分もその自然の循環の一部であることを体感してもらう。これから生きていく上での「安心感」につながれば嬉しい。


*****
私が大学生のころ、海外に行ってみたいとは思っていたものの、
いわゆる観光地を巡る旅行ではなく、ローカルな暮らしが体験できたり、
何かテーマや目的をもって行きたいと思っていました。

それで、私の初海外はカンボジア、その後インド、フィリピンと続きますが
すべてスタディツアーや現地NGOが主催する現地プログラムでした。
あとで述べますが、国際協力分野に関心があり、でも開発には疑問が
出始めたころで、どういった活動があり、純粋に現地の生活を知りたい・体験したいと思っていたからです。

そして、私が初めてこのオーガニックファームに来たのは2019、29歳の夏。
大学卒業後、自分が大切だと思うこと:フリースクールのボランティアを続けるために、一般的な就職はせず、バイトを掛け持ちしながら
社会福祉を学ぶために通信制大学に編入して…
いろいろな世界を見て、学び、とても充実した20代を過ごしていました。

それでも、「だれかと比べてしまう自分」はなかなか消えず、
「何者かにならなければ」「何かすごいことしなきゃ…」
「何か形にしなければ…」
とずっと焦ったり、自分に求め続け、向き合いながらやりたいことを
選べる環境にはあったものの、正直苦しさもたくさんありました。

「何にもならなかったらどうしよう…」と不安な気持ちが夜になると
おしよせてくるし、そんな不安を感じる隙をなくそうと
バイトや用事で予定をうめてうめて、、。

そんな数年を経た後、
やっぱり海外に出たい、日本以外の価値観にふれたいし、
もっともっと自分のことを信じたり、
勝手にできあがってしまった自分像、わたしは〇〇だから…という
思い込みから解放してあげたい、、
そう思うようになり、スタッフ採用のお誘いをいただいていた
大好きなフリースクールのボランティアを卒業し、
2019年の夏にマレーシア、
今、私がいるケダ州にあるオーガニックファームへ。

当初計画していた1か月の滞在は5カ月になり、
最終的に10か月になりました。

大自然やファームで出会うはじめましての生き物たちに
癒されるのはもちろんだったけど、
突然手にした自由時間、そして突然の自分に向き合える
膨大な時間や、他のボランティアとの言語面の難しさなどで
本当に、たっくさんたくさん泣きました。笑
この話は、ファームのみんなに聞いてくれたら100%同意します。笑

それでも、ちょっと泣いただけ、考えごとをしているだけなのに
ぱっと気づいて声をかけてくれるファームのメンバー。
本当に、家族のように気をかけあって、
遠くからでも、何にも用事がなくても、名前を呼んでくれて。

そんな、ここのみんなの温かさにたくさんたくさん助けられ、
少しずつ等身大のじぶんを受け入れる準備ができ、
一皮ずつ、今まで自分を覆い、ある意味では
それまでの自分を守ってくれていたものを取り外していきました。

そして、もうひとつ、私にとって大きかったこと:自然との繋がり。
日本人にとっても主食のお米。
よく小学校などで田植え体験をしたり、という教育施設やイベントなど
あると思うのですが、私にとって初めての田植えはマレーシア!

ファームに滞在期間中に、田植えをした翌日から、少しずつ、
でも確実に大きくなっていく稲に感動しました。
ファームの一角を使わせてもらい、野菜を育て始めたのも大きなきっかけ。
こんなにちっちゃな1粒の種のなかに何かがつまっていて
ちゃんと芽を出し、太陽や水、土からの栄養を得て、どんどん大きくなり、
実を付け、人間だけでなく、たくさんの生き物たちのお腹を満たしてくれる。

初めて種から育てたきゅうりを収穫


ただただ、そのことに心の底から、感動しました。

ファームに生えているほかの植物たちも、
種が落ちた場所から、自分が与えられた役割やもっているものを
発揮しようと、ただただひたむきに、生きようとしている。

誰の人の目にもつかなくても、
見られるために生きているわけではなく、
もっているものを出し切って、生きようとしている。

私が人間的なそういう見方をあてはめただけかもしれないけど、
食用かどうかにかかわらず、ここに生きる植物や生き物たちに
"与えられた場所、いまある場所で、
何の疑いもなく、いまを懸命にいきること"
を教えてもらいました。

ファームでの生活も
朝はにわとりやサルの鳴き声で起き、朝・夕田んぼに入り、
21,22時には就寝。
日中の暑い時間は2,3時間お休みで、何をしてもいい。
お昼寝をしてもいいし、読書やマレー語で日記を書いたり、
川に涼みに行ったり、洗濯物をしたり。
絵をかいたり、まわりにある植物からの素材を生かして
なにかをつくったり。

朝焼け
私のひざで寝るにわとり


自分たちが食べるごはんの残り物は、
にわとりたちにあげたり、
刈った草や落ち葉、ヤギやにわとりの肥やしの助けを
得てコンポストになって畑に戻り、
また新たな命が育つ手助けになる。

どこかで感じていた、人間と自然との境界や、
いつの間にか勘違いしていた、人間がこの世界を牛耳っているような、
動かしているような感覚…。

当時放し飼いだったにわとりたちは、
卵を産むために私たちのバンガローをも
その選択肢にして、下見に来たり、
長く住み着いているカエルがいたり、
ある日には私のバンガローが全部アリの一種?の
お引越しの通り道になっていて、文字通り飲み込まれそうになったり。笑

バンガローの様子を見に来るにわとり親子たち

こんなことを書くと、こわがらせてしまうかもしれないけど
(最近はそんなことは滅多に起きず、当時も私だけに起こったようで、
その後のボランティアからもこんな経験は聞いていないのでご安心を!笑)

そんなできごとを通しても、
「あ、私が住んでる場所、とかそんな概念は他の生き物たちにはないし、
むしろ私が彼らの住処の一か所をお借りしていて、シェアさせてもらってるんだな」
と気づいたり。

これらのひとつひとつが、
自然や自分とつながり直し、
人間もこの自然の循環の"たった1パート"であり、
その1パートとして関わっているんだな、
と気づかせてくれました。

だから、あるがままに、周りの評価を気にすることも、
比べることもなく、私自身を生きるんだぞ
って言われているような、生命力あふれ、自由に生きる植物たちを
目の間にして、そんな大切で力強いメッセージを
送ってくれているように感じました。

こうした感覚を、当時は息苦しさを感じていた日本でも、
環境に左右されずに持ち続けたい、自分の中に強く持ちたいと思って
10か月の滞在の後、日本に帰りました。
そして、10年ほど片思いしていた福島県西会津にあるダーナビレッジや
ご縁でつながった岩手県にある自然農園ウレシパモシリさんなど、
その後の日本の有機農家・コミュニティを巡る旅の中で
この感覚を育て、根付かせていき、
2年半前の2022年の12月、今度は泣かず(笑)、笑顔でマレーシアのファームに戻ってきました。

小学校の朝の読書の時間にたまたま読んだ「窓際のトットちゃん」。
著者の黒柳徹子さんがきっかけでユニセフの活動を知り、
世界にはさまざまな困難な環境にいるこどもたちがいることを知りました。

物理的には恵まれているのに、どこかずっと寂しい、孤独感を感じている私。だから、そんな大変な状況にいる子どもたちのこころは、どうなっているんだろう…将来はそういう環境にいる子どもたちの精神的なサポートができるように、関われる人になる。
そして、「世界のどんな環境に生まれても、その人がもってうまれた才能や能力を思い切り発揮できる世界にする、そのための活動をする」
それを軸に、大学・20代と自分なりにできることをやってきて、
やっと自分の心を見てあげる必要性に気付き、そんな環境に身をおくことができてきました。

今は、小学生の私が思っていたような、
大変な環境にいる子どもたちのサポートをする、ということに
直接は関われていません。
じゃあ、今ここで、ある場所でできることはなんだろう?と思ったときに、
私が自然や自分とつながり直す、一番大きなきっかけになった場所、
そして大好きな人たちがいる場所。
ここで、当時の私のような状況にある方や、
いろいろな価値観にふれたり、
国際協力・開発に対して疑問があったり
支援どうこうではなく、ローカルな暮らしに身を浸してみたい方、
いつもの環境を離れて、大自然の中に身を置きたい方。

これら以外でも、
このプログラムやSri Lovelyが気になっている方が短期で来てもらい、
それぞれが求めているものを深めるきっかけや機会に、
私も皆さんからまなばせていただきたい、
その場・機会をここでつくりたい、という気持ちでいます。

もし、不安なところ・質問がある場合は、
是非お気軽にインスタ・Facebookでつながっている方はDMからでもOkですし、事前の個人面談お申込みフォームからのお問い合わせも大歓迎です!

長くなってしまいましたが、
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます!

必要な方々に届きますように、そして現地でお会いできますように。

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